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株式会社アカネサス

成長加速化・大規模成長投資補助金の賃上げ要件|未達成なら返還、採択される計画の考え方

経産省の大型補助金で、もっとも慎重に検討すべきなのが賃上げ要件です。今回は、要件の考え方と、食品メーカーが賃上げの財源をどうつくるかをまとめます。

賃上げは「加点」ではなく「義務」

両制度とも、補助事業の完了後3年間で、従業員1人当たりの給与を一定の率以上引き上げることが求められます。基準の率は年4〜5%程度で、公募回や企業の区分によって異なります。

目標に届かなかった場合は、未達成の割合などに応じて補助金の返還が求められます。「高めの目標で採択を狙い、あとで下げる」という考え方は通用しません。また、設定した目標を従業員に表明することも求められます。

どこまでが「給与」に入る?

・  含まれる:給料、賞与、残業・家族・住宅などの各種手当

・  含まれない:福利厚生費、会社負担の社会保険料、退職金、役員報酬

賃上げの財源をつくる3つのパターン

パターン

賃上げの財源のつくり方

① 売上を伸ばす

生産能力を高めて新しい取引先・販路を獲得し、増えた利益の一部を給与へ

② 生産性を高める

自動化などで製造原価を下げる。「人を減らす」ではなく「1人当たりの生産性を上げる」と説明する

③ 付加価値を高める

冷凍食品など利益率の高い製品へシフトし、同じ売上でも利益を増やす

 

よくある失敗

・  売上が増える根拠(どの顧客・販路・市場か)があいまい

・  省力化を「人員削減」として説明してしまう

・  「利益が出たら賃上げする」という条件付きの計画

・  実績からかけ離れた楽観的な目標

まとめ

採択される計画は「設備投資 → 売上増・コスト減 → 利益増 → その一部を給与へ」という流れを数字で示しています。賃上げ率の計算例や食品メーカーの賃上げストーリー例は、当社運営の「food-hojo.jp」で詳しく紹介しています。基準の率は公募回ごとに変わるため、申請前に必ず最新の公募要領を確認してください。