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自動化による効率化だけでなく、安全性の向上など効果は多方面!

  1. 元生産技術職が説明した【食品機械の解説】
  2. 今回解説する装置もニッチな市場、導入効果絶大です。

今回の記事は「食品機械の解説」果物や野菜の自動皮むき機のご紹介です!
人手での作業は危険性の高い刃物を使います。効率化だけでなく安全性の向上にもつながる画期的装置です!
自働剥き機とは
主に根菜(イモ類、ニンジン、大根等)や果物、魚類などの皮を自動で取り除く装置です。
省スペースで使用できる小型のものから、特に根菜類においては大量処理が可能な連続式まで、ラインナップが用意されています。

これまでの自動剥き機では、食材の食感を損ねたり、ピーラーの刃で食材の可食部を大きく削ってしまうなどの
問題を抱えていました。その問題を解決するために、現在はピーラーの刃を排除した仕様の自動剥き機も開発されています。
改良された自動剥き機では可食部を削りすぎずに皮を剝くことが可能になることで歩留まり率の向上にも繋がります。

歩留まり率の向上は廃棄物の量も大幅に減少させることができるためたくさんの副次的効果も見込むことができます。

自動剥き機の種類、原理、使用用途について
自動剥き機の種類について
自動剥き機には、連続式の場合、スチームピーラー方式とドラムピーラー方式の大きく分けて2つのタイプがあります。

・スチームピーラー
高温蒸気により野菜皮を剥離させる方式で、一度に大量に処理を行う場合には威力を発揮する仕様です。
但し、高温蒸気を使用するため、蒸気の熱で食材が硬化してしまい食感を損なうというデメリットもあります。

・ドラムピーラー方式
ドラム内面にヤ スリ刃を設け、ドラムを回転させながら皮を剥く方式(※)
水を使用せず(乾式)皮むき作業が可能な製品もあります。
※現在では刃をなくしたタイプのドラムピーラーも開発されています。

また、果物の皮むきに対応した製品もあります。グレープフルーツやレモン等の皮の硬い果物だけでなく、
オレンジやキウイ、桃、トマトといった皮の柔らかいものでも使用可能な製品があります。

自動剥き機の選定ポイント、導入時の確認ポイントについて
自動剥き機の選定ポイントについて

・加工したい原料、食材に対応しているか
自動剥き機は原料の種類によって専用機となる場合が多いため、加工したい原料に合わせて仕様やサイズを選定する
必要があります。加工する原料や食材の特性、加工する目的を明確にして機種選定を進めていくことが重要です。

・処理能力はどれくらいあればよいか
自動剥き機での加工の場合の多くは一次加工である場合が多くなります。皮むきを行った後の二次加工工程で
どんな内容でどらくらいのスピードで作業を行っているかによって、自動剥き機での皮むき工程必要能力も算定することができます。
必要能力は前後工程の生産能力を考慮して検討を進めていくことが必要になります。

・加工対応サイズは適応しているか
自動剥き機で加工するものは農産物であることがほとんどであり、一つ一つのサイズバラツキがあります。
サイズのバラツキに適応できる仕様になっているか機種選定時に確認しておく必要があります。

・サニタリー性
生の状態の食材を加工するため加工作業終了後の掃除が重要な工程となります。作業終了後に適切に清掃ができていなければ、
原料残りから菌の腐食源、虫の発生源になることもあります。装置の仕様検討、選定の際には掃除の簡便性も考慮すべき項目のひとつです。

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