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FOODTOWNの一日一報 No,19 食品機械、設備解説製品情報

商品検索をする前にどんな生産設備なのか、どんな用途?、どれくらい費用かかる?
そんな情報を食品製造現場の専門家が解説します!自社での導入も検討してみては?

今回解説する設備・備品は「パレット」です!
FOODTOWNでは一日一善ならぬ、一日一報と題して食品に関連する情報を発信していきます!

食品工場や製造現場の課題解決に繋がる情報、展示会やセミナー情報、すき間時間に読みたい情報など

お届けしていきますので、FOODTOWNに毎日アクセスしてくださいネ!!

第19回目は製造現場で出荷、原材料受入のマストアイテム「パレット」の紹介です。
自社、自工程に導入していない生産設備のことも知れば、今悩んでいる課題解決に使えるかも!?


①パレットとは
パレットとは、工場、倉庫、コンテナ、トラックなどで主に使用されている荷物を載せる荷役台です。
食品工場で使用されているパレットの定番サイズは1メートル前後の正方形またはそれに近いサイズの長方形が多くなっています。
形としては荷物を載せる上面の両サイド(側面)に差込口があります。
この差込口にフォークリフトやハンドリフトなどの運搬機器のツメを差し込み荷物を載せた状態で移動したり、上げ下げしてラックへ保管が出来ます。

食品工場では荷物を載せるだけの用途としてだけでなく、衛生面の観点から製品や原材料を床面に直置きすることを避けるために
パレットを敷いて保管しておくということが浸透しています。パレットの種類、選定ポイント、トラブル事例を解説します。

②パレットの種類、原理、使用用途について
パレットの種類は大きく分けて3種類あります。
木製パレットは一番コスト面で安価で資材の流通や保管にも頻繁に使用されています。
しかし、木製であるということから耐久性は脆くささくれや木屑等ゴミの発生にあります。
さらに木材につく害虫もいますので異物化や防虫の観点から食品流通には使用できない企業、製造現場が多くなっていることが現状です。
木材が割れた部分の修理や廃棄のメンテナンスが必要になります。

プラスチックパレットは合成樹脂製のパレットです。
衛生面、安全面、コストの面から食品物流では一番多く採用されているのがプラスチックパレットです。
パレットの強度や耐荷重にも優れており、破損が少なく軽量化も実現されているため使い勝手のいい材質です。

金属製のパレットも種類としてはあります。多くはアルミ製のものが多く、強度や耐荷重は問題ありませんが、
パレットの単価が高く大量にパレットを使用する場合は多額のコストになります。
3つの材質の中ではパレット同士を重ねた場合に滑りやすい特徴もあるため安全面も考慮が必要です。

③パレット選定ポイント、導入時の確認ポイントについて
・木製パレットの使用はしない
上記パレットの種類に記載した通り、食品製造現場で使用する場合の選定ポイントは使用していく過程で
破損、異物化しないかという観点が非常に重視されます。木製パレットを製造現場内で使用すると
ささくれや木屑の発生で異物化のリスクは非常に高いということになるため避けて下さい。

・パレットの破損しやすい材質でないか、破損しやすい使い方をしていないか
プラスチック製のパレットでも耐荷重量を超えた状態での使用や、フォークリフトのツメでパレットを
突いて移動させるなどの使い方をするとプラスチックパレットも割れ欠けの原因になります。
食品製造でパレット耐荷重を越えて使用することは少ないですが、パレット使い方で確認が必要です。
1100mm×1100㎜パレットや1200㎜×1200㎜パレットなどバラバラなサイズを選定すると、自動化の際に
ネックになってしまう場合がありますので、基本的にサイズは統一することを推奨します。

④パレット導入後のトラブル事例と事前対策ポイントについて
パレット導入後のトラブルでは、異物化の問題があります。
木製のパレットを使用することは異物化の原因になるため避けることを推奨します。
プラスチックパレットでも破損や割れ欠けが発生している場合があります。
対策のポイントとして、定期的な目視確認でのメンテナンスを計画して履行していくことで
パレット起因の異物化を抑えることが可能です。

⑤パレット価格について
比較検討としてプラスチックパレットと金属(アルミ)パレットの価格を記載します。
プラスチックパレットは約4,000~5,000円/枚、金属パレットは約5,000~10,000円/枚が相場です。
木製パレットは約3000~4000円で販売されていますが食品工場では異物混入の観点から木製パレットの使用は
禁止されているケースも多くありますので検討、確認が必要です。

FOODTOWNでは様々な食品工場、製造現場の課題解決サポートを一気通貫で行います。

ヒアリングシートに自社の課題を入力することから全てがスタートします。
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それぞれ抱えている課題は千差万別、FOODTOWNの自動化アドバイザーは食品業界の課題解決の
プロフェッショナルとして課題解決まで伴走していきます!!

「自動化」が実現すれば、ハッピーになる人が増え、食品業界は必ずもっとよくなります。
そのためにFOODTOWNは、今後も大いに邁進していきたいと思います。

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