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梅雨〜夏の今が要注意!中小食品工場が備えるべきカンピロバクター対策と衛生装置コラム

食品工場の皆さま、特に鶏肉や精肉加工を扱う現場では「カンピロバクター」による食中毒リスクをご存じでしょうか?
毎年、梅雨〜夏にかけて急増するこの菌による食中毒は、中小規模の食品工場でも十分に発生しうるリスクです。
本記事では、カンピロバクターの特徴、発生要因、具体的な予防策、導入すべき装置を、中小企業の実情に合わせて詳しく解説します。今だからこそ、従業員とお客様を守るために、衛生管理の「棚卸し」と「再整備」を進めましょう。
FOOD TOWNでは、食品工場向けの最新製品情報も掲載しているので、ぜひ製品検索も活用してください!
カンピロバクターとは?|最も多い食中毒原因菌
カンピロバクターは、家畜・特に鶏の腸内に多く生息する細菌で、少量の摂取でも感染する高リスク菌です。
感染源として最も多いのは「生または加熱不十分な鶏肉」や、汚染された調理器具です。
- 潜伏期間:1〜7日(平均2〜3日)
- 主な症状:発熱・腹痛・下痢・倦怠感・嘔吐
- 年間発症件数(厚労省データ):およそ2000件前後、最多の食中毒原因菌
- さらに怖いのは、重症化するとギラン・バレー症候群を引き起こすリスクがあることです。
なぜ中小食品工場で起こりやすいのか?
大企業と違い、人材・設備に余裕がない中小規模の食品工場では以下の課題が挙げられます。
人手不足による清掃・洗浄の簡略化
衛生ルールがマニュアル化されていない、または更新されていない
従業員教育が口頭ベース・属人的
記録の管理が紙やホワイトボードで、追跡性に乏しい
靴裏・手指などのゾーニング管理が未導入
とくに「生肉を扱う→加熱後製品に接触→配送」の交差汚染のパターンは、多くの現場で温存されています。
食品工場が実施すべき基本対策
まずはヒューマンエラーを抑える5つの基本衛生策から見直しましょう。
中心温度管理の徹底
鶏肉は75℃以上で1分以上加熱。温度ロガー使用がおすすめ。
調理器具の用途分け
まな板・包丁は「生用」と「加熱済み用」で色分け。
手洗い+靴裏洗浄のゾーン管理
交差汚染防止。エリア間の物理的仕切りと機械による洗浄。
衛生教育の定期実施
動画・写真付きで視覚的に理解させる。外国人スタッフにも対応。
チェックリストと記録の可視化
アナログ管理を脱し、簡易なデジタル記録を活用。
装置導入で変わる衛生の「見える化」
中小規模の現場でも導入しやすく、効果が高い装置を以下にご紹介します。
靴裏洗浄機(例:ブラシ式+水流)
- 交差汚染の主因「靴裏」対策
- 毎日の作業前・工程間移動時の通過を義務化
- 機種によっては設置スペース幅1m以下でもOK
- 月額リースも可能で初期投資を抑えられる
製品検索:「靴裏洗浄機」で検索する ➡ FOOD TOWN 製品検索
紫外線除菌装置(UV殺菌ボックス)
- 包丁・まな板・トングなどを非接触かつ短時間で除菌
- 洗浄後の仕上げ除菌として導入可能
- 小型で卓上設置できるタイプもあり
・製品検索:「紫外線除菌装置(UV殺菌ボックス)」で検索する ➡ FOOD TOWN 製品検索
温度管理センサー+記録アプリ
- 中心温度や庫内温度を自動記録
- 温度異常時にスマホへアラート通知
- HACCP対応や監査対策にも有効
・製品検索:「紫外線除菌装置(UV殺菌ボックス)」で検索する ➡ FOOD TOWN 製品検索
補助金で導入コストを軽減
衛生機器の導入には、「ものづくり補助金」や「省力化投資補助金」などの中小企業向け支援制度を活用することが可能です。
補助率
小規模事業者で最大2/3
申請支援を行っている装置メーカーも多い
補助金ポータルで検索してみてください
まとめ
中小食品工場にとって、「食中毒」は風評リスクだけでなく、取引停止や従業員の健康被害、事業存続に関わるリスクです。
そしてその多くは、「知らなかった」「うっかり」の積み重ねから起こります。
梅雨〜夏にかけてのカンピロバクター対策は、企業の信頼構築と未来の売上を守る取り組みです。
まずは今ある現場のルールを見直し、必要な装置を無理のない形で導入することから始めましょう。
ぜひFOOD TOWNを活用し、最適な機器・ソリューションをチェックしてみてください!
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