光学式溶存酸素計(DO計) OD-10
下水処理場での曝気風量制御や河川などでの汚濁指標としての溶存酸素測定に。
ポイント
①光強度に影響されにくい光寿命(発光時間)を計測する方式なので長期間安定して測定が可能。
②測定時に酸素を消費しないので流速のない液体の測定が可能。
③光学式なので消耗品は検出膜のみ。電解液不要でメンテナンスが容易。
④検出膜にメモリーICを内蔵したことで検出膜交換時の特性データを自動設定。
⑤日本語表示と操作スイッチのアイコン化で簡単な操作を実現。
UV計(有機汚濁測定装置) UV-10
ポイント
①光源に深紫外LEDを採用。従来の水銀ランプに比べ、長寿命化を実現。
②長寿命なLEDによりメンテナンス負荷やランニングコストを削減、水銀フリー化で環境負荷も軽減。
③ワイパーによる自動洗浄と自動ゼロ校正を定期的に行うことで安定した計測が可能。
④採水式、浸漬式の両方式に対応、検出器の最大耐水圧は1MPa(水深100m)相当。
⑤変換器本体に測定データを保存し、USBメモリーにてCSV形式のデータが取り出し可能。
水質汚濁の程度を表す指標としてCOD(化学的酸素要求量)があります。試薬を使用した酸性法が標準であり、測定に時間がかかります。
UV計は紫外線吸光光度法によりUV吸光度を測定する装置です。紫外線領域の吸光は有機物に基づくものであり、CODと相関が強いことが解っています。
あらかじめUV吸光度値とCOD値の相関を求め設定することで、無試薬で連続測定が可能なCOD計として使用できます。
UV計は、下水処理場および工場,事業場などからの放流水,河川,湖沼などの水域におけるCOD測定,水質監視の計測機器として適用できます。
水質汚濁防止法では、一定規模以上の事業所において公共用水域への排水は基準以下の汚濁負荷量を遵守することが義務付けられています。
NADH計(微生物代謝補酵素計) NF-10
ポイント
①NADH(還元型ニコチンアミド アデニン ジヌクレオチド)は微生物の代謝に機能する補酵素です。
②NADHは酸素の消費に伴う好気呼吸や嫌気呼吸といった微生物の活動状態によって増減します。
③NADHは340nmの光を吸収して、460nmの蛍光を発する特性があり、NADHの増減によって蛍光強度が変化します。
④微生物の活動状態の変化を蛍光強度から捉えることができ、DO,ORPといった従来の水質指標とは違った新たな指標として活用できます。
複合散乱光式汚泥濃度計 SD-50
複合散乱光式汚泥濃度計 SD-40 後継モデル。
汚泥色による影響を自動補正。黒色系の汚泥も測定可能。
ポイント
①SD-40の性能を継承。
②複合(2波長)光源で、黒色汚泥を安定計測。
③汚泥付着防止機能でメンテナンス性が更に向上。
④変換器を一新し、操作性、視認性が向上。
散乱光式汚泥濃度計 SD-20
単一光式で水処理工程での汚泥濃度測定に最適な汚泥濃度計。
ポイント
①光学式のため測定領域に気泡が入る割合が低く、入った場合でも異常値排除により気泡の影響を受けない。
②光ファイバー直接接泥方式のため上部で壊れにくく安定して計測。
③保守部品が少ないメンテナンスが容易。
④小型・軽量・高性能を実現。