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FOODTOWNの一日一報 No,10 食品機械、設備解説

商品検索をする前にどんな生産設備なのか、どんな用途?、どれくらい費用かかる?
そんな情報を食品製造現場の専門家が解説します!自社での導入も検討してみては?

FOODTOWNでは一日一善ならぬ、一日一報と題して食品に関連する情報を発信していきます!

食品工場や製造現場の課題解決に繋がる情報、展示会やセミナー情報、すき間時間に読みたい情報など

お届けしていきますので、FOODTOWNに毎日アクセスしてくださいネ!!

第10回目は製造現場で活躍する生産設備の紹介です。
自社、自工程に導入していない生産設備のことも知れば、今悩んでいる課題解決に使えるかも!?

今回解説する設備は「段積み・段バラシ装置」です!
①段積み・段バラシ装置とは
段積み装置とは、食品工場の物流工程などで一枚一枚流れてくるパレットやコンテナを多段積みにする装置です。
段バラシ装置は逆に多段積みにしているパレットやコンテナを一枚一枚バラシて切り出していく装置です。

パレットなどの重量物を多段に積み上げる作業は限られたスペースを有効に活用できるだけでなく、作業負荷の軽減にも繋がります。
人手で積み上げ作業を行うことは作業負荷も大きく、長時間パレットの積み上げ、積み下ろし作業を行うことは労働災害にも
繋がるリスクを伴います。作業効率の向上、労働環境の改善など多方面でメリットのある装置です。
段積み、段バラシ装置の使用用途、導入ポイントを解説します。

②段積み、段バラシ装置の種類、原理、使用用途について
段積み、段バラシ装置はそれぞれの食品製造現場に合わせたオーダーメイドが基本的な形になります。
製造現場で使用しているパレットやコンテナの形状、仕様は様々であり、一つの製造現場でも複数種類のコンテナ
(出荷先ごとに使用するコンテナの種類が違うなど)を使用していることもあります。
導入を検討している製造現場で使用しているコンテナやパレットの寸法に合わせてサイズ切替をできる仕様にしておくことが重要です。

使用用途:原料、材料の荷受け倉庫、完成品出荷製品倉庫、物流倉庫、ロボットへの自動供給など。
(製造現場内で使用するパレットと製造現場外、出荷用パレットを分ける場合など)

③段積み、段バラシ装置選定ポイント、導入時の確認ポイントについて
上記の通り、段積み、段バラシ装置は基本的には専用設計となります。
・段積みやバラしたい対象物は何か?
 パレット、コンテナ、トレイ、対象物の材質に合わせて装置のサイズ、積みバラシ機構を決めます。

・段積みやバラしたい対象物は何種類ほどあるか?
 コンテナを流す場合でも、コンテナの種類が複数ある場合は対応サイズ幅を設けることが必要です。

・積む、バラす必要処理能力はどれくらいか?
 一日の稼働時間と処理したい枚数によって積みバラシ機構を決めます。

・装置の導入を検討している工程はどこか?洗浄等で水を使用する工程か?
 装置に使用する材質を決めます。スチール製、ステンレス製など使用環境によって使用を決めます。

④段積み、段バラシ装置導入後のトラブル事例と事前対策ポイントについて
トラブル事例
段積み装置内パレットの手直しの際に巻き込まれでの労災
段積み装置を流れているパレットが装置内で引っかかっていたため、手直しをするために装置内に侵入してしまい巻き込まれた。

原因①
対象物の引っ掛かりによる過負荷検知機能や、装置の運転停止状態を示すパトライトなどがなかった。
原因②
従業員への安全教育が行き届いていなかった。

対策①
一定時間、対象物が流れていない場合や搬送部アタッチなどに負荷検知機能を設けて設備を停止させる。
対策②
装置の運転停止状態が視覚的、聴覚的に分かるようメロディを流す、パトライトで運転状態を表示する。
対策③
装置操作マニュアルの整備、オペレーター、装置管理者への安全教育を行う。
※パレットやコンテナ装填部など開口部の大きい装置の場合、手が入らないようにする等安全対策を十分に講じることが重要です。

⑤段積み、段バラシ装置価格について
コンテナサイズ(縦500㎜ × 横400㎜ × 高さ100㎜)程度を15段積みの装置を想定
装置材質:スチール製 約300万円  ステンレス製 約400万円

パレットサイズ(縦1100㎜ × 横1100㎜ × 高さ100㎜)程度を10段積み装置を想定
装置材質:スチール製 約800万円  ステンレス製 約1,000万円

※装置本体のみの参考価格であるため、設置場所の仕様、レイアウト、オプション等により価格は変動します。
※パッケージ商品の開発も進められているため、オーダーメイド品よりもパッケージ商品の方が安価に対応可能です。


FOODTOWNでは様々な食品工場、製造現場の課題解決サポートを一気通貫で行います。

ヒアリングシートに自社の課題を入力することから全てがスタートします。
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それぞれ抱えている課題は千差万別、FOODTOWNの自動化アドバイザーは食品業界の課題解決の
プロフェッショナルとして課題解決まで伴走していきます!!

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そのためにFOODTOWNは、今後も大いに邁進していきたいと思います。

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