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経済産業省北海道経済産業局×ノーステック財団主催『食品工場の自動化促進交流会』に登壇!メディア

先日、北海道大学FMI国際拠点で開催された「食品工場の自動化促進交流会」に登壇し、「食品メーカーが期待を上回る自動化提案を受けるには?」というテーマで講演を行いました!
この交流会は、経済産業省北海道経済産業局とノーステック財団が主催し、食品製造業者や食品機械メーカー、SIer(システムインテグレーター)など多くの業界関係者が集まりました。省人化・省力化の具体的な手法や、ロボット導入のポイントについての情報共有が行われ、非常に充実した時間となりました。
食品工場の利益率の現実
大手企業でも、利益率は決して高くはありません。例えば、年間売上が3,000億円を超えているにも関わらず、利益率は3%という現実があります。これは、1億円の売上があっても、最終的に会社に残る利益は3,000万円に過ぎないということを意味します。
食品工場では、多くの労働力を必要とするため、人件費が経営に大きな影響を与えます。そのため、生産ラインの自動化による省人化は、利益率向上に直結する重要な施策となります。
1人の省人化が1億円の売上に匹敵する?
例えば、1人のパート社員を省人化することで、年間約300万円のコスト削減が可能です。これを売上換算すると、1億円の売上を増やした場合と同じ経済的なインパクトをもたらします。つまり、生産性を向上させ、より少ない人数で同じ量の製品を生産できる仕組みを構築することが、食品工場の持続的な成長には不可欠なのです。
登壇内容:食品メーカーが求める自動化とは?
私の講演では、食品工場における自動化の実現方法について、以下のポイントをお話ししました。
自動化の第一歩は「課題の明確化」
食品メーカーがロボットや自動化装置を導入する際、最も重要なのは 「何を自動化すべきか?」を明確にすること です。
例えば、以下のような視点で検討を進めることがポイントです。
人手が不足している工程はどこか?
作業のばらつきが多い工程は?
人的ミスが発生しやすい部分は?
投資対効果が高い自動化はどこか?
これらを明確にしないと、導入した機器がうまく活用されず、期待した成果が得られないケースが多い傾向にあります。
メーカーに響く提案依頼のポイント
ロボットメーカーやSIerに相談する際、食品メーカーが「こんな提案が欲しい!」と明確に伝えることが大切です。
そこで、メーカー側が魅力を感じる提案依頼のポイントを解説しました。
導入目的を明確に伝える
例:「人手不足を補いたい」「歩留まりを改善したい」など
現場の実際のデータを提供する
例:「1日の生産量」「作業時間」「現場レイアウト」など
導入後の目標を設定する
例:「生産効率を30%向上させたい」「人員を〇名削減したい」など
メーカー側がより具体的な提案をしやすくなるため、結果として最適な自動化システムを導入できる可能性が高まります。
予算が限られていても導入できる自動化
「大企業なら自動化できるけど、中小企業では難しい」と思われがちですが、実は 予算が限られている企業でも段階的な自動化は可能 です。
例えば、
・レンタルやリースを活用する
・補助金を活用する
・段階的に部分導入し、効果を検証する
といった方法を活用することで、無理のない形で自動化を進めることができます。
展示交流会も大盛況!
講演後の展示交流会では、食品メーカーとSIer・機械メーカーのマッチングが行われ、実際にどのような自動化システムが活用できるのか、具体的な商談が進んでいました。
ユーザー・メーカーが直接課題について話し合える貴重な場となりました。
交流会を終えて
今回の「食品工場の自動化促進交流会」では、業界の最前線で活躍する方々と意見交換ができ、自動化の課題や今後の展望について深く考える機会となりました。
参加者の方々からも、
・「自社のどの工程を自動化すべきか、具体的なヒントが得られた!」
・「メーカー側の視点を知ることができ、これからの提案依頼の仕方を見直したい」
・「最新の自動化事例を知り、導入への意欲が高まった!」
といった声が多く寄せられ、改めてこのテーマの関心の高さを実感しました。
まとめ
FOOD TOWNでは、今後も食品工場の自動化に関する最新情報や成功事例を発信し、業界全体の効率化を支援していきます!
自動化のことで気になることがあれば、いつでもお気軽にご相談ください。
経験豊富な専門家が貴社の課題に合わせた最適な自動化プランをご提案します。
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