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クリスマス繁忙期、食品工場で“本当に大変なこと”ランキングTOP5NEWコラム

街がイルミネーションに包まれ、クリスマスムードが高まるこの季節。
その裏側で、食品工場は一年で最も過酷な繁忙期を迎えています。
クリスマスケーキ、ローストチキン、惣菜、オードブル。
食卓に並ぶ「当たり前」の裏には、現場の必死な対応と判断の積み重ねがあります。
FOOD TOWNでは、これまで多くの食品工場の声に触れてきました。
今回はその中でも特に多かった声をもとに、クリスマス繁忙期に食品工場で“本当に大変なこと”をランキング形式でお伝えします。
第5位 急な仕様変更・追加注文への対応
クリスマス前後は、とにかく変更が多いあるある
- 数量の上振れ
- 包材デザインの差し替え
- セット内容の変更
現場では「昨日までの段取りが通用しない」状況が頻発します。
特に惣菜やチキン系は、小売・外食からの直前調整が入りやすく、
人が判断し、人が動かす工程ほど負荷が集中します。
「自動化したくても、まず段取りを変えられない」
そんなジレンマが露呈する時期でもあります。
第4位 教育が追いつかないままの増員
「教える人が足りない」「ミスが増える」あるある
繁忙期対応として、短期アルバイトや応援要員を入れる工場は少なくありません。
しかし現場からよく聞くのは、
「教える人が足りない」「ミスが増える」という声です。
特にケーキや惣菜は、
- 盛り付け
- トッピング
- 最終検品
など、人の手に依存する工程が多く、教育の質がそのまま品質に直結します。
結果として、
- 「作業スピードが落ちる」
- 「ベテランに負荷が集中する」
という悪循環に陥りがちです。
第3位 衛生管理レベルを落とせないプレッシャー
衛生基準は一切緩められないあるある
忙しいからといって、衛生基準は一切緩められない。
むしろ、
- 長時間稼働
- 人の入れ替わり増加
- 夜間作業
が重なり、リスクは高まります。
特にクリスマス商材は「家族で食べる」「イベントで食べる」もの。
万が一が許されないという心理的プレッシャーも、現場に重くのしかかります。
「忙しいほど、基本が大事」
それを分かっているからこそ、現場は神経をすり減らしています。
第2位 チョコ停・設備トラブルの多発
小さな設備トラブルあるある
繁忙期に限って起きる、小さな設備トラブル。
- センサー誤検知
- 包材詰まり
- 位置ズレ
一つひとつは軽微でも、止まるたびにライン全体が止まり、
積み上がるロスと焦り。
「今止まるのが一番きつい」
多くの工場が、そう口を揃えます。
背景には、
- 点検が後回しになりがち
- 保全が属人化している
- 何とか動かしてきた設備
といった構造的な課題があります。
第1位 とにかく人が足りない!
現場は「気合」で乗り切るあるある
やはり最大の課題は、人手不足です。
- 長時間稼働
- 休日出勤
- 夜勤対応
現場は「気合」で乗り切っているケースも少なくありません。
しかしそれは、来年以降に疲労と離職として返ってくる可能性もあります。
クリスマス繁忙期は、工場の“本当の課題”が見える
FOOD TOWNが現場で感じるのは、「頑張っているのは人。でも限界が見えている」
という声です。
クリスマスは、単なる忙しい時期ではありません。
工場の弱点・属人化・限界が、はっきり可視化されるタイミングです。
- 人に頼りすぎていないか
- 止まる前提の設備になっていないか
- 来年も同じやり方で乗り切れるのか
繁忙期が終わった後こそ、
「来年はどうするか」を考える最大のチャンスでもあります。
まとめ
クリスマスの食卓を支えているのは、間違いなく食品工場の現場です。
FOOD TOWNは、「頑張る現場」に精神論を押し付けるのではなく、
仕組み・設備・情報で楽にする選択肢を届けたいと考えています。
今年も本当にお疲れさまでした。
そして、来年のクリスマスは、
「少し楽だった」と言える工場が一つでも増えるように。
そのためのヒントを、これからも発信していきます。
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