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食品の水分量で味はもちろん、食感、賞味期限も変わります!乾燥装置を解説!

ビスケットなどの焼菓子は水分率1%変わると食感が大きく変わります。
『水分率をコントロールできるか』は製品価値を左右するということに繋がります。

今回は「乾燥装置」の解説です!
食品製造工場で様々な作業工程があるなかの一つとして【乾燥工程】があります。

食品は水分値によって味、食感、賞味期限、設備の稼働率など様々なところに影響します。

野菜や果物は生状態で約80~90%が水分となります。例えばドライフルーツは約80%の水分率を

約20%台まで乾燥させることになります。ビスケットなどの焼菓子は水分率1%変わると食感が

大きく変わります。『水分率をコントロールできるか』は製品価値を左右するということに繋がります。

乾燥機(食品乾燥機)とは
乾燥物の水分を飛ばす装置です。乾燥させる食品によっては保存性を高めることができます。
主にドライフルーツ・ジャーキー・海産物・香辛料・お茶・ヨーグルト、ペットフード等を製造する際に用いられます。
農産物の6次産業化や海産物の干物生産でも話題性から注目を集めている装置です。


乾燥機の種類、原理、使用用途について
乾燥機には、製品のタイプや乾燥方法に種類があります。
・棚式乾燥機
最もポピュラーな乾燥機です。シンプルな機械構造のため導入コストが安価で済み、幅広い乾燥に対応できます。
乾燥室内に棚があり、その棚に乾燥用トレイを載せて乾燥させます。
トレイの底面は網目になっており通風がとれる構造になっています。

・台車式乾燥機
棚式乾燥機の棚の部分が台車となっており、棚ごと乾燥室から取り出すことができます。
乾燥物をのせたトレイを棚付の台車に差し込み、台車ごと乾燥室にいれて乾燥させます。

・箱型(平型)乾燥機
乾燥室上部が開放された箱状の乾燥室に乾燥物を投下し下から熱風(温風)を吹き上げて乾燥させます。
トレイがなく乾燥物を並べて棚に入れる等の作業が不要で、乾燥前の作業効率を向上できます。

・ドラム式乾燥機
・乾燥室が網で形成されたドラム形状になっており、ドラムを回転させながら熱風(温風)
を送り込むことで乾燥させます。ドラムが回転する事で乾燥物が常に攪拌されるため、
乾燥ムラの減少や乾燥時間短縮などのメリットがあります。

・コンベア式乾燥機
乾燥室にベルトコンベア装置がついており、乾燥物をコンベアに乗せて熱風(温風)を送り込み乾燥させます。
長時間の乾燥を必要としない場合、大量生産する場合に向いています。

また乾燥方法には以下の種類があります。
・温風(熱風)乾燥
熱風(温風)を乾燥室に送り込み乾燥して行く乾燥方法で、最もポピュラーな方式です。
コインランドリーの衣類乾燥機、食器乾燥機等もこの類です。熱源を得やすいことと、安価に運用できるメリットがあります。

・冷風乾燥
除湿乾燥方式とも呼びます。常温(外気温)以下の冷風を乾燥室に送り込み湿度を下げながら乾燥させていきます。
エアコンが同類に当たります。温度をかけないため色変化の弱い乾燥物に適しています。

・減圧乾燥
乾燥室内を減圧(1気圧以下)し乾燥物に含まれる水分の昇華温度を下げ、温度の低い温風を当てて乾燥させます。
減圧すると乾燥物内部の水分が表面に拡散しやすくなるため、乾燥物が厚い物や固い物に適しています。
木材の乾燥は多くこの減圧乾燥方式が採用されています。

・フリーズドライ
真空凍結乾燥方式ともいいます。乾燥物を-30℃以下に急速に凍結し、徐々に減圧しながら真空状態へ持っていき、
乾燥物の水分を氷の状態のまま昇華させて乾燥させます。色変化、成分変化を少なく乾燥させることができます。
インスタントラーメンはこの乾燥方法が主流です。

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