汚泥削減システム
エンザイム腐植資材を排水処理プラントに導入し、腐植活性汚泥法にすることにより、汚泥の削減・水質浄化・臭気除去・窒素除去・油脂分解が可能。
硝化脱窒対策
エンザイム汚泥削減システム導入による窒素除去①
1.排水処理プロセスにエンザイム汚泥削減システム導入により、資材を投入したリアクターを設置した場合のT N 測定データが図3の通りとなります。
2.導入後のT N 除去率は飛躍的に向上しております。
3.この施設は、窒素除去できる脱窒素法の構成になっておりませんが、エンザイム汚泥削減システム導入後は十分にT N 除去が出来ております。
エンザイム汚泥削減システム導入による窒素除去②
1.エンザイム汚泥削減システム導入後、一般的なアンモニア酸化細菌であるニトロモナスの他に近縁の細菌である新株のB2、B6、C11の発生が確認されています。
2.新株のアンモニア酸化能力は右図の通りとなり、標準の菌株と比べて約2倍の亜硝酸生成能力がある事になります。
3.排水処理の脱窒素プロセスを利用したとすると、単純には硝化槽の容量を従来の半分にする事が出来ます。
※アンモニア酸化細菌:アンモニアを取り込み、亜硝酸を排出する細菌で、独立栄養細菌になります。
油脂分解剤ベノ
<ベノ使用法の利点>
(1)汚水処理障害の改善
油脂が未分解の場合には臭気の発生、発泡現象、スカム発生、水質浄化機能低下がありますが、ベノ使用によりこれらの障害がなくなり、良好な処理ができます。
(2)ベノ使用量
最初に設定した量は約1年間使用できます。1年経過後は補充することになります。
(3)維持管理
一旦、調整槽に設置後は1年毎のベノの入れ換え作業だけです。
(4)油分除去ノルマルヘキサン抽出物で80~98%除去します。
(5)余剰汚泥の脱水性と汚泥を削減
余剰汚泥の脱水にあたって、脱水性が改善され、汚泥量も削減されます。