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株式会社アカネサス

経産省の大型補助金と農水省補助金、どう使い分ける?|目的・規模別の選び方

食品メーカーは、経済産業省と農林水産省の両方の補助金を活用できます。連載の最終回となる今回は、2つの補助金体系の違いと、自社に合う制度を選ぶための判断基準をまとめます。

2つの補助金体系の違い

 

経済産業省の補助金

農林水産省の補助金

政策のねらい

産業競争力の強化、賃上げ、DX

食料安全保障、国産原料の活用、輸出促進

代表的な制度

成長加速化補助金、大規模成長投資補助金

HACCPハード事業、産地連携支援緊急対策 など

重視される点

売上成長、賃上げ、DX・自動化

国産原料の使用、輸出、HACCP対応

賃上げ要件

必須(未達成なら返還)

なし、または比較的ゆるやか

審査

書類+経営者のプレゼン

書類審査が中心

 

どちらが向いている?

経産省系が向く企業

・  売上規模が大きく、大型投資で「売上100億円」をめざしている

・  毎年の賃上げを確実に続けられる体力がある

・  生産ラインの自動化・DXを計画している

農水省系が向く企業

・  国産の農畜水産物を主な原料にしている、または切り替えたい

・  輸出向けの製品づくりやHACCP対応が主な目的

・  投資規模が数億円程度で、賃上げ要件が負担になる

組み合わせて使う3つの考え方

1.段階的に使う:まず農水省系でHACCP対応の設備を整え、事業の拡大期に経産省系へ挑戦する

2.投資内容で分ける:衛生・HACCP設備は農水省系、生産ラインの自動化・DXは経産省系

3.同じ設備に重ねない:同一の設備に複数の国の補助金は充てられない。別の設備・別の事業なら複数活用できる

まとめ

「投資の規模」「賃上げを続けられるか」「投資の目的」の3つで考えると、選ぶべき制度が見えてきます。判断フローチャートや連載全7回のまとめは、当社運営の「food-hojo.jp」で紹介しています。