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FOODTOWNの一日一報 No,37 用途や製品に応じて様々な仕様のある原料タンクを解説!!製品情報


今回解説する設備は「原料タンク」です!
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第37回目はどの製造現場でも使用している原料タンクの解説です。原料タンクと一口に言っても

用途や製品の特性によって仕様は様々です。原料タンクの仕様を再検討して品質の安定や向上にも繋がるかも?!

【原料タンクとは】
飲料メーカーや食品工場で主に液体原料の保管や混合調合で使用されるタンクです。
別名サニタリー(衛生的)タンクとも呼ばれ、「洗浄しやすい、汚れが残りにくい」仕様のタンクです。

直接原料や製品に触れる接液部はステンレス仕様になっており、分解洗浄ができる、
凹凸は極力排除されているなどといったサニタリー性を重視したつくりになっています。
ステンレスにも下記のような特徴を持った種類があります。

<オーステナイト系>
18クロムー8ニッケルのSUS304が代表的です。
オーステナイト系ステンレスは一般に延性および靭性に富み、深絞り、曲げ加工などの冷間加工性が良好で
溶接性も優れています。さらに耐食性も優れ、低温、高温における性質も優秀です。
腐食性に特化したSUS304L、耐食性に特化したSUS316も食品工場では多く採用されています。

<フェライト系>
代表的なものはSUS 430の18クロム系のステンレスです。フェライト系ステンレスは熱処理により硬化することが
ほとんどなく、焼なまし(軟質)状態で使用されます。また、マルテンサイト系ステンレスより成形加工性および
耐食性が優れており、溶接性も比較的良好であるため、一般耐食用として広く用いられています。

<マルテンサイト系>
代表的なものはSUS403、SUS410の13クロム系のステンレスです。 マルテンサイト系ステンレスは、
焼入れにより硬化するので、成分と熱処理条件を選ぶことにより広範囲の性質が得られます。
棒鋼、平鋼の形状で使用されることが多く、高強度、耐食・耐熱性が必要な機械構造用部品、例えばブレード、
ポンプ、シャフト、ノズルなどに使用されます。

原料タンクの中には原料を保管するだけでなく、調合、保温保冷、発酵、洗浄など様々な用途のタンクがあります。
原料タンクの種類、使用用途、選定ポイントについて解説していきます。

原料タンクの種類、原理、使用用途について
原料タンクの種類と使用用途
ストレージタンク
貯蔵用として使用され温度保持ができます。貯蔵物が固形化しないよう攪拌羽が付属したタンクもあります。

ジャケットタンク
タンクが2層構造となっており、内部容器に原材料を入れ、その外側(内部容器と外部容器の間)に温水、冷水
蒸気を循環させることによって温調しながら原材料の混合が可能なタンクです。

エージングタンク
アイスや乳製品の製造工程の一つで品質を安定させるために一定時間、低温保持するエージング工程専用の
タンクで殺菌やエージングを行う密閉型のタンクです。
殺菌タンクや発酵タンク、それぞれの用途に応じたタンクの選定が必要です。


より詳しく解説を見たい方は下のURLまたは関連リンクからご覧いただけます!
https://food-town.jp/customer/introduction/detail/30


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