段ボールケース開梱・取出し装置
食品工場ほかでの原料の荷捌き工程は、人手での作業となっている部分が多く、重量物の取り扱いや作業環境による身体への負担・怪我の心配があり、省人化および労務改善の観点から自動化を求める声が高まっています。
また従来の開梱機には段ボール自体をカットするため紙粉が発生します。しかし食品工場では紙粉は異物混入の原因になり得えます。
本装置は段ボールケース入りの食品原料をケース内の内容物を傷つけることなく、自動的にオープンして中身の内容物を取り出し空箱を排出します。装置はコンパクトで自動開梱、原料の取出しまで1台で処理します。設置場所が柔軟に検討でき、労働環境改善にお役にたちます。また箱自体ではなく、テープをカットするため従来に比べ紙粉発生が少なくなります。(特許出願中)
[製品仕様]
L 2086mm W 1900mm H 2116mm
処理能力 4箱/分
対応商品 A式段ボール(サイズ違い10品種まで登録)
超音波カッター
[人手による食品カット作業の課題]
ロールケーキやカステラ・チーズなどは、柔らかい・くっつきやすい・表面が凸凹しているなどの理由で、人手でカットするのが難しい製品です。
カット中に潰れたり、切断面が汚かったりすると商品としての価値が下がり、歩留りが悪くなってしまいます。
また機械でカットしたとしても、1つの機械でカットできる製品の種類は少なく、多品種小ロット生産には対応できていませんでした。
本装置は超音波で刃先を振動させることで、普段カッターやナイフで切断している製品を、押しつぶすことなく綺麗にカットできます。
[基本仕様]
・機械寸法:L1,877mm W1,773mm H1,894mm
・電気容量:200V 3.5kW
・エア容量:80〜100L/分
※ユーザー様の商品により仕様は異なります。
高性能除水装置「スイトール」
除水作業が不十分な場合、残水による臭いやカビ、段ボール箱の破損などを防止するため、再度拭き取り作業を行っています。
『スイトール』は、抗菌入り特殊ウレタンスポンジを採用し、コンパクトで効率良い除水が可能です。対象物の厚みを調整し、固形物のつぶれの心配もありません。オプションでエアブローを付ければ、スタンディングパウチ・トレー品なども除水可能になります。
シングルタイプとダブルタイプの品揃え。
多品種包丁研磨ロボット「とぎロボ」
食肉加工の解体作業などで使用する包丁は、毎日作業終了後に研磨が必要ですが、包丁研ぎ職人さん数が減少し、これまで通りの研磨ができずにお困りの企業様も増えています。
そんな包丁研磨作業の問題を解消できるのが「とぎロボ」です。
本装置は包丁をターンテーブルにセット(最大40本)して、スイッチオンするだけでロボットが自動で粗研ぎ、仕上げ研ぎをおこないます。
[スペック]約90秒/本
[対応包丁]・三角刀、筋切り、平切り、骨透き
・140mm〜270mm
・片刃包丁
[連続研磨本数]最大40本