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食品工場の資格ガイド|フォークリフト免許とは?コラム

「フォークリフト免許って、食品工場でも必要なの?」
そんな疑問を持つ方は多いかもしれません。実は、フォークリフト免許は食品工場においても“即戦力”となる資格のひとつ。製品や資材の運搬、冷凍庫内作業など、搬送作業の多い現場では大きな戦力となります。
この記事では、食品工場での活用シーンから取得方法、キャリアアップにつながるポイントまで、これから免許を取ろうと考えている方や人材育成を考える管理者の方に向けて、わかりやすく解説していきます。
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フォークリフト免許は食品工場に必要?
「運ぶ作業」で重宝されるスキル
食品工場では、製品や原料、包装資材など多くのモノを頻繁に「運ぶ」作業があります。とくにパレット単位での移動が必要な工程では、フォークリフトが不可欠な存在となっています。フォークリフトを操作できる作業者がいれば、作業の効率が飛躍的に向上し、省人化にも大きく貢献します。
冷凍・冷蔵エリアでは人力運搬に限界がある
冷凍庫内や低温環境では、長時間の人力作業が困難であり、安全面でも課題が残ります。そのため、フォークリフトによるスムーズな搬送が重要です。資格があるだけで「冷凍エリアの戦力」として即戦力になるケースもあります。
フォークリフト免許の種類と取得方法
免許の種類
1トン未満のフォークリフト
特別教育(学科+実技、11時間)で取得可能
1トン以上のフォークリフト
技能講習(学科+実技、31〜35時間)を受講し修了試験合格が必要
※食品工場では1トン以上のフォークリフトが使用されることが多いため、後者の取得が主流です。
取得までの流れ
1.教習所に申し込み(指定機関で受講)
2.学科講習(安全ルール・構造知識など)
3.実技講習(走行、荷役、操作)
4.修了試験(実技・筆記)
5.合格後、免許証交付
最短で3日〜5日程度で取得可能。学歴や経験を問わず誰でもチャレンジできます。
学科講習・実技講習の内容
学科講習
学科講習では、労働安全衛生法や運転ルール、点検整備の方法などを学び、フォークリフト操作に必要な基本知識を身につけます。内容は比較的平易で、初学者でも理解しやすいように構成されています。
実技講習
実技講習では実際のフォークリフトを使いながら、走行・停止・荷役(荷物の持ち上げ・降ろし)などの操作訓練を行います。操作に不安がある方でも、インストラクターの指導のもと段階的に慣れていけるため安心です。
どちらの講習も修了試験に直結するため、しっかりと受講することが合格への近道です。
修了試験の内容
修了試験は「学科試験」と「実技試験」に分かれて実施されます。学科試験は主に選択式で構成され、講習内容をしっかり理解していれば難易度はそれほど高くありません。一方、実技試験では、フォークリフトの操作技術や安全確認動作、荷役作業の正確さなどがチェックされます。
実技試験では「ふらつかずにまっすぐ走行できるか」「荷物を安定して持ち上げ・下ろしできるか」など、基本操作の確実さが重視されます。緊張しやすい場面ではありますが、講習中の指導内容を忠実に実践できれば十分に合格可能です。
費用の目安と支援制度
費用
費用相場は5〜7万円前後です。講習の内容や受講日数によって若干異なりますが、1トン以上のフォークリフト免許を取得する場合、この程度の費用がかかるのが一般的です。
支援制度
企業によっては資格取得支援制度を導入しているところもあります。たとえば、受講費用を全額負担してくれる制度や、受講時間中の賃金を保障する仕組み、さらに厚生労働省の人材開発支援助成金などの外部補助制度を活用するケースも見られます。これらを利用すれば、自己負担を抑えて取得することも可能です。
フォークリフト免許で広がるキャリアと働き方
即戦力として重宝される人材に
フォークリフト免許を取得しているだけで、製品搬送・出荷準備・構内運搬など幅広い作業を任せてもらえるようになります。特に出荷エリアや冷凍庫作業では、免許保持者の有無がシフト配置に影響するほどで、資格を持っていること自体が“働ける現場の幅”を広げます。
雇用・待遇面でもプラスに
免許を持つことで、パート・派遣からの正社員登用につながった事例や、別部署へのキャリアチェンジの道が開けた例もあります。中には資格手当(月5,000円〜10,000円程度)を支給している企業もあり、安定収入を支える武器にもなります。
スキルの証明として信頼される
工場勤務では“安全第一”が最優先されるため、技能講習を経て安全運転の基礎が身についている人材は高く評価されます。年齢や国籍に関係なく、「できることが増える」ことで自信と選択肢が広がるのもこの資格の大きな魅力です。
まとめ|“運べる力”は食品工場の即戦力になる
フォークリフト免許は、食品工場における搬送作業の即戦力となる重要資格です。資格取得は短期間で可能なうえ、費用も比較的リーズナブルであり、企業による支援制度も整いつつあります。冷凍・冷蔵エリアや出荷業務など、さまざまな現場での活用が見込まれるため、人材価値の向上やキャリアアップにもつながる有力なスキルといえるでしょう。
将来的には他の資格(例:衛生管理者、危険物取扱者など)と組み合わせて、食品工場での活躍の幅をさらに広げることも可能です。今の現場で“一歩先を行く人材”を目指すなら、まずはフォークリフト免許から始めてみてはいかがでしょうか?
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