FOODTOWNアドバイザーシートシャッター・エアカーテンシステムを徹底解説!

シートシャッター・エアカーテンシステムとは?

食品工場の製品出荷口や原料や材料の荷受口などの開口部で防虫、防塵目的として使用される装置です。
製造現場では水分や原料粉を使用することが大半です。虫が侵入してしまうと、その水分や粉体が虫の繁殖源になることも多々
あります。虫の繁殖が製品に混入しクレームに繋がるといったケースもあるため防虫活動にも重要な役割を果たす装置になります。

食品工場だけでなく、給食センターやクリーンルームを構えている医療関連品の製造工場など工場室内と屋外の仕切り役として多岐にわたり採用されています。その目的も防虫、防塵のみでなく、防臭、冷蔵冷凍庫保冷といった目的での採用もあります。使用目的によってエアシャッターの使用も異なりますので種類、選定ポイントを解説していきます。

  • エアーシャッターの種類、原理、使用用途について

    エアーシャッターの種類
    ・防虫、防塵用エアーシャッター
    製品出荷口、原料、材料の荷受け口など屋外との境になる場所で設置します。
    虫の種類によって侵入防止に必要な風量は異なります。ユスリカ、ショウジョウバエ、蛾など食品製造現場でよく見られる虫も確認してエアーシャッターの設定根拠とします。
    また防虫効果を高めるためにエアーシャッターと組み合わせて設置する装置もあります。
    エアーシャッターより一つ室内側に防虫効果のあるシートシャッターの取り付け、侵入してしまった虫を捕獲するために捕虫器の取り付けなど、エアーシャッターと合わせて装置を組み合わせ防虫効果を高めます。

    ・防臭用エアーシャッター
    空気の流れを作り出してゴミ処理場や厨房から臭いを漏らさないよう抑制する装置です。
    臭気の漏れは外部が空気が流れ込むことにより、内部から臭いを含んだ空気が流れ出ることに起因します。
    エアーシャッター吹き出し口両方向から主流、副流と多層に空気の流れを作り出し、内部の空気を流出させないようにします。
    食品製造施設と近隣住民との共存という課題を抱えている方の一助となる装置でもあります。

    ・冷凍冷蔵庫保冷用
    冷蔵原料の倉庫や、アイス、冷凍食品といった冷凍冷蔵保管が必要な製品の保管倉庫出入り口に設置します。
    保冷用の種類としてエアシャッター上部からの吹き降ろし式と、循環(サーキュレーション)式があります。
    循環式は天井部に吹き出し口と吸い込み口の両方を設けることで循環気流を作ることができます。それにより内気の流出、
    外気の流入を抑えることができるため庫内温度の温度変化が抑制できるということになります。

  • エアシャッター価格について

    開口サイズ幅2m、高さ3mを想定した参考価格。
    エアシャッター吹き降ろし仕様:約60万円  間口両サイド吹き出し仕様:約230万円
    ※本体のみの価格であり、電源工事、設置工事など別途費用が発生します。
     防虫防鼠活動を効果的に行うためにはエアシャッターの他にもシートシャッターや捕虫器など複合的に活用することが重要です。

  • エアシャッター選定ポイント、導入時の確認ポイントについて

    エアシャッターを選定する際、開口サイズを基準に選定していきます。
    開口サイズとは屋外や部屋間など間仕切りしたい間口のサイズのことを指します。
    開口サイズで選定するエアシャッターのサイズがおおよそ決まり、設置場所による仕様を決めていきます。
    開口対応サイズとして幅約10m、高さ約6m程度は対応できる製品もありますので参考にしてください。

  • エアシャッター導入後のトラブル事例と事前対策ポイントについて

    トラブル事例
    吹き降ろし式のエアシャッターを採用しているが製造現場内に虫の侵入が多発した。

    原因①
    エアシャッター下部まで届いている風量が足りていない。
    原因②
    エアシャッターのエア吹き出し開始から終わりまでの時間が短い。

    対策①
    防虫(製造現場内への侵入防止)するために必要な風量を確保する。虫の種類によって正常に飛行できる風量は違う。
    対策②
    エアシャッターを設置している直前直後のシートシャッターや扉開閉動作が完全に終わるまでエアは吹き続ける。

    ※食品工場では防虫目的でエアシャッターを設置することが多いため、虫の種類特徴を理解することで
    的確なエアシャッターの選定にも繋がります。

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保冷庫用エアーカーテン

大型保冷庫の出入口開閉時に生じる暖気侵入と冷気漏出を防止します。これにより保冷庫空調負荷の低減、および霜取りなどのメンテナンスが削減できます。 シートシャッター内蔵型は装置と同時設置で費用削減が出来ます。 暖気侵入を防止する吹き降ろし気流と、冷気漏出を防止する下部水平気流により、高い熱遮断効率(約75%*)が得られます。 *熱遮断効率 ~ 当社実験ルーム内での温度測定による。 保冷庫空調負荷の低減と、霜取りなどのメンテナンスコストが削減できます。 独自開発の薄型直流ターボファンを搭載し、マイコン制御によりエアーカーテン吹出風速の多段変速制御(夏/冬モード切替運転など)を可能とすることで省電力を実現しました。 奥行き370mmの省スペース設計です。 メンテナンスは全て装置通過開口内側から可能ですので、断熱壁への埋込設置も可能です。 標準開口(2200W×2600H)以外のサイズにも対応致します。 推奨設置場所   ・冷蔵倉庫入口(食品工場、低温物流倉庫等)   ・集荷、荷捌倉庫入口(ドッグシェルターと併設)   ・部屋間の温度差が大きい開口部(自動引戸と併設) シートシャッター、オーバースライダー及び自動引戸等との自動連動運転が可能です。

解決できる課題

  • HACCP対策
  • 品質向上
  • 省エネ対策
  • 省スペース
  • 異物対策
  • 菌対策

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happy gate 門番

工場内に侵入する虫や鳥、ホコリなどにお困りではないですか。 小さな虫やホコリが工場内にある製造ラインに侵入すると、異物混入など、製品の品質低下に繋がる恐れがあります。 シートシャッターhappy gate門番は、外部から工場内への虫やホコリの侵入を防ぎ、また工場内の間仕切りに設置することで、建屋奥にある製造ラインを虫やホコリから守ります。 HACCPを始め高度な防虫対策が求められる食品工場には、更なる防虫対策として防虫に特化し開発されたマジックオプトロン門番がお薦めです。飛翔昆虫の習性、光や色の特性の研究をもとに開発されたマジックオプトロンシートは、虫に"見えない光" をつくるため外からの虫の侵入を抑えます。 万一侵入してしまった虫は内面のイエロー色に反射した光に誘引され入口周辺に寄せ集め、建物奥の製造ラインへの侵入を防ぎます。 防虫用途以外にも、高速開閉するhappy gate門番で工場内外の空気の流出入を最小限に抑えることで、工場内の空調効果を高め、高騰する電気代、CO2の削減などの用途にもご使用頂いております。 このように、シートシャッターhappy gatem門番を設置することで期待できる効果は、防虫、防塵、空調効果の向上など多岐に渡ります。 その他、制御盤がサイドフレームや巻取ボックス内に内蔵され、制御盤を別置き設置する必要のない「コントローラー内蔵タイプ」、下地不要/巻取ボックスをフラット化したことでホコリ溜まりをなくした「自立型」、クリーンエリアへの入室時に設置されるエアシャワーの出入り口にスペックインされた「エアシャワー一体型」など、お客様の設置環境や用途に合わせた様々なラインナップをご用意しております。

解決できる課題

  • HACCP対策
  • 省エネ対策
  • 生産効率改善
  • 異物対策
  • CO2削減

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