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食品工場の仕事で役立つ資格とは?Part2〜技能系・設備系・危険物系まで現場で活きる資格 編〜コラム

食品工場では、日々の製造から設備管理、衛生対策まで、多くの業務が連携して安全な食品づくりを支えています。
Part2では、現場での即戦力として評価される「技能系」「設備系」「危険物系」の資格を中心に紹介します。
Part1の【衛生管理者・食品衛生責任者などの基礎資格編】も是非ご覧ください。
技能系の資格
食品製造ラインで直接食品を加工したり、製造スキルが求められる工程で特に役立つ資格です。
調理師(国家資格)
調理全般の基本知識と安全な食品取り扱い技術が身につく国家資格。
食品工場では、特に「調理加工」「惣菜」「冷凍食品」「給食系」の工場で評価されます。
主な役割
- 食品の加工・調理工程の品質向上
- 加熱・冷却・味付け工程の改善
- 食材の扱い方や調理衛生の指導
新商品開発(試作)にかかわるケースも
取得方法
実務経験+試験合格
菓子製造技能士(1級・2級)
- 菓子製造の技能が証明できる国家資格。
- 菓子工場、パン工場、製菓メーカーで特に活躍。
主な役割
- 製菓工程の専門的な技術指導
- 製品の不良原因の分析
- 新製品開発への関与
- 作業能率アップの改善提案
ポイント
- 実技(実作業)+学科があり難易度はやや高め。
- 2級 → 1級 のステップアップも可能。
パン製造技能士
パン製造に特化した技能試験。
製パン工場で生地づくり・発酵・焼成の工程を担当する人に最適。
役に立つ場面
- 発酵管理、不良対策
- 原材料の配合調整
- 大量生産ラインでの工程改善
設備系の資格
食品工場は機械・設備が多いため、設備管理の知識がある人材は重宝されます。
フォークリフト運転技能講習修了証
- ほぼすべての食品工場で活躍する資格。
- 物流・原料搬入・出荷工程で必須。
メリット
- 倉庫や原料管理工程で即戦力
- シフトに入りやすく、給与UPにつながることも
- 工場内移動やパレット管理で活躍
※取得は最短2日で可。
第一種・第二種冷凍機械責任者
第一種衛生管理者
- 冷凍・冷蔵設備を扱う食品工場に必須の資格。
- 特に冷凍食品、アイス、食肉、魚介系の工場で需要が高い。
主な仕事
- 冷凍冷蔵設備の運転・監視
- 異常時の対応
- 保守・点検の記録管理
食材の品質は温度管理で決まるため、現場の要。
ボイラー技士
食品工場では蒸気を使う設備が多く、ボイラー管理の資格は重宝されます。
詳しくは【食品工場の資格ガイド|ボイラー技士とは?】をご覧ください。
活かせるシーン
- 蒸気を使う調理加工設備
- 洗浄・殺菌工程
- 工場全体の熱源管理
設備部門へのキャリアアップにも有利です。
電気工事士(第一種・第二種)
食品工場は自動化設備が多く、電気トラブルも発生しやすい環境。
メリット
- 機械トラブル対応が可能
- 生産停止を防ぐことで評価が高い
- 設備保全部門へのステップアップに最適
危険物系の資格
食品工場では油脂・アルコールなど危険物を扱うケースも多く、専門資格があると安全管理に強くなります。
危険物取扱者(乙種4類が人気)
加工食品工場、パン工場、菓子工場などで「油脂類」「アルコール類」を扱う場合に役立ちます。
できること
- 危険物の取り扱い・管理
- 火災予防
- 設備点検や安全管理の補助
食品工場の保全・品質管理部門では特に歓迎されます。
防火管理者(甲・乙)
工場は火災リスクが高く、法令で選任義務があります。
役割
- 消防計画の作成
- 消火・避難訓練の実施
- 工場内の火災対策の指導
取得は講習受講でOK。
まとめ
Part2では、より「現場に密着した」資格を中心に紹介しました。
- 調理師/菓子製造技能士
- パン製造技能士
- フォークリフト
- 冷凍機械責任者
- ボイラー技士
- 電気工事士
- 危険物乙4
- 防火管理者
食品工場では、安全・衛生・品質・設備が複合的に関わるため、これらの資格を持つことで幅広い工程で活躍できます。
Part3では、HACCP・品質管理系(FSSC22000/ISO22000/QC検定)など管理品質に強い資格を紹介いたします。
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