株式会社サーフテクノロジー

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マイクロディンプル処理® (MD処理®)

表面を「滑りやすく」することから生まれる効果は、
食品生産の課程などでさまざまなメリットを生み出します。
パンやお菓子、麺などの工場で小麦粉を通過させるのによく使われているホッパー。よくあるお悩みが、粉など商品の滑りが悪いために起こる「粉づまり」や「ボタ落ち」、「歩留まり」、「洗浄が面倒」、「ノッカーがうるさい」などです。マイクロディンプル処理®(MD処理®)なら、未処理に対しホッパーは2分の1の角度で滑り出し、ふるい網は2分の1の時間で篩えた事例もあります。

マイクロディンプル処理®(MD処理®)では、粉体の付着抑制やフィルムの滑り性向上はもちろん、ハンバーグやパン生地などの粘着性食品の付着抑制も可能です。ニーダーなどの装置内面やミキサーなどに処理することによって、食品ロス対策となります。水洗いも容易となり、洗浄時間の短縮につながります。

非粘着/撥水/親水セラミックコーティング

nfinity530はシリコーン系コーティングです。

高い非粘着性を有しつつ、
フッ素樹脂コーティングでは対応できない高耐熱性と高耐摩耗性を実現します。

MD処理®との併用で、より非粘着性に特化した特性が付与できます。

Infinityは膜厚や焼成時間を調整する事でオリジナルのコーティングとなります。

非粘着性や耐食性、下地変形への追随性などをカスタマイズ可能です。
使用方法や洗浄方法をヒアリングした後にご提案致します。

DLCコーティング(FDA対応)

DLCコーティングとは、1μmの薄膜被膜です。耐摩耗性と潤滑性に優れ、金属が擦れて発生する摩耗粉などを抑制できます。弊社DLCコーティングはFDAの認証を取得済みです。

特徴1 ダイヤモンドの様な膜で硬く、潤滑性に優れます!
DLC(Diamond-Like-Carbon)コーティングは、高硬度、低摩擦係数、耐凝着性、赤外線透過性、デザイン性、生体親和性、ガスバリア性、耐腐食性など様々な機能を持っており、医療、食品、機械でもすでに色々なところで使われています。ステンレス同士が擦れると摩耗粉が発生しますが、DLCをコーティングすると、ほとんど摩耗粉が発生しません。

この処理は人体と同じ炭素と水素から構成されており、生体親和性に優れているため安心に使用できるのが特徴。 市場採用例としては市販 PETポトルの内面に採用されています(お茶、ワイン、お酒用)。弊社では大手コンビニの製麺用切刃に採用されており、カスリの摩耗粉が抑制されたと報告されています。

特徴2 耐腐食性、耐熱性に優れています!
ステンレスは耐腐食性に優れていますが、塩分の多い食材では腐食してしまいます。DLCコーティングをする事で更に耐腐食性が向上し、また、弊社DLCコーティングはFDAの認証を取得している為、食品が直接触れる部品にも安全にご利用頂けます。また、耐熱性にも優れ、フッ素系樹脂コーティングの耐熱温度はおよそ250℃ですが、DLCコーティングはおよそ400℃です。

特徴3 弊社の DLC コーティングは FDA にて認証※
FDA とは、アメリカ合衆国保健福祉省配下の政府機関であるアメリカ食品医薬品局(Food and Drug Administration)のことです。米国で販売される食品、飲料、化粧品などの認可や規制、安全性や有効性についての評価、また違反事例の取り締まりなどは全て FDA の管轄下にあります。米国内でこれらの製品を販売するには、FDA に対して事前に適切な通知・登録、または FDA からの許可を取得する必要があり、適切な通知、登録、許可なしで米国へ持ち込んだり販売したりした場合、違法行為となります。

※FDAの認証を取得したDLCは、弊社の一連の製造工程(前処理および後処理などを含む)を経てコーティングされるDLCです。

硬化処理

マイクロナイトはステンレス用の硬化処理です。オーステナイト系ステンレス鋼(SUS304、316Lなど)は耐食性に優れますが、軟らかいために摩耗やかじり、キズを生じやすい材料です。これらの問題は表面を硬くする、コーティングや窒化処理によって改善できます。

対策と問題点
コーティングではTiN、CrN、DLCといった硬質膜を施すことで耐摩耗性を改善しますが、ステンレス鋼との硬さのギャップが大きいことが問題になります。外部から負荷を受けると下地のステンレス鋼が変形し、それに追従できない硬質膜は剥がれます。一方、ステンレス鋼への窒化処理ですが、これまでは耐食性を犠牲にしなければ耐摩耗性を改善することができませんでした。耐食性はCrの不働態被膜で担保されますが、窒化処理により不働態被膜が形成されなくなり、結果的に耐食性に劣りました。

新技術マイクロナイト
弊社の開発したマイクロナイトは従来の窒化処理とは異なり、耐食性と耐摩耗性を両立した新しい窒化処理になります。400℃未満の低温で窒化することで窒化層(S相)へのCr酸化物を抑制し、Crの不働態被膜の形成を容易にしました。結果、耐食性の低下を抑えることに成功。従来の窒化処理と比較した塩水噴霧試験を実施し、優位な結果を得ることができました。窒化層形成により表面硬さは2倍以上に上昇。下地のステンレス鋼と最表面の硬さのギャップがコーティングに比べて狭まります。そのため外部からの負荷を受けても最表面は追従しやすくなります。さらに、弊社のマイクロディンプル処理(MD処理)を組み合わせることで、ピーニング効果による加工硬化により、その表面硬さは5倍程度にまで上昇します。

適用範囲
・食品、医薬品、化粧品などの包装フィルムやプラスチック製容器の搬送機器部品の摩耗、錆対策
・ガイド、セーラー、エンドカッター、ヒーターバー

短パルスレーザー加工

特徴1 超微細なスリットで切断のきっかけを作り、綺麗な断面に!
例えばサンドイッチを綺麗に切る刃物などに利用できる短パルスレーザー加工。食パンに限らず、加工材の材質や加工面の形状にあわせて、自由に切り口の深さやピッチ幅を調整できるので、刃先角度の選定もふくめ、最適な刃先設計が可能です。

特徴2 切れ味を落とさずフィルムなどの切断が可能。さらに刃の寿命も延びる!
短パルスレーザー加工で刃先に周期的な切欠きを作製すると、切れ味を落とすことなく食パンやフィルムなどの切断が可能になります。また、スリットの深さがあるため、刃の寿命がのびる効果も。過去に、2~3ヶ月に1度研磨をしていた工場から、短パルスレーザー加工により2年間研磨が不要になったという報告をいただきました。