FOODTOWNアドバイザーソーターを徹底解説!

ソーターとは?

ソーターとは、物流搬送経路に多数の分岐機能を備え、高い仕分け能力を持った仕分け搬送装置です。
物流センターや倉庫内での主要業務である出荷時の顧客別仕分けや品種別仕分け作業の自動化を実現するハードウェアです。

工場や倉庫などで集約された物流センターに求められる仕分け処理スピードと処理能力といったセンター能力を
大幅に向上させるために必要な仕組みがソーターシステムです。
人の目視確認で仕分け作業を行う場合、処理スピードや処理能力以外にも仕分け間違いも発生します。

ソーターシステムの導入によって人を介さずに短時間で大量の仕分けを正確に行うことができることがメリットとなります。
ソーター種類、選定ポイント、トラブルについて解説します。

  • ソーターの種類、原理、使用用途について

    ソーターの種類
    ・ロータリーソーター
    一般的なコンベア・ソーターラインで平面的に整列、仕分けを行うのに比べ、ロータリーソーターは立体的(多段階層)に空間を利用することで省スペースで保管、整列、仕分けが可能なシステムです。1時間当たり3000個以上の製品仕分けが可能なソーターシステムです。

    ・ラインベルトソーター
    荷物が流れているメインラインにベルトが走っており、仕分けレーン分岐場所にそれぞれにポップアップホイールがあります。仕分けする製品が仕分け分岐レーンに差し掛かったタイミングでメインラインベルトの隙間からポップアップホイールがベルト表面より高い位置で分岐させます。
    高い仕分け能力を有しており、仕様にもよりますが1時間当たり約10000個の仕分けを行うシステムもあります。

    ・スライドシューソーター
    樹脂製のシューで搬送物を押し出して、仕分けレーンに搬送物を流す高速仕分けシステムです。
    高い仕分け能力を持っており、1時間当たり11000個の様々なサイズのケース品を仕分けることができる仕様もあります。シューが滑らかに搬送物を押し出すため、転倒しやすい搬送物にも適しており、衝撃も少ないため主流の仕分け方法として広く採用されています。 

    ・クロスベルトソーター
    横方向にベルトコンベアを装備した搬送装置ユニットを繋げて構成された製品です。
    各コンベアの独立した動作で正確に各仕分けレーンに搬送させることができます。
    配列の順応性が高いことも特徴の一つで様々な環境に対応したレイアウト設計が可能です。

  • ソーター価格について

    ソーター導入価格については、倉庫全体のレイアウトや仕様、規模間により一品一様のシステムとなるため、
    具体的仕様が決まっていない状態での価格は参考にすることが難しいです。
    下記は一例となり、各案件によって仕様、価格が変わることを前提として理解が必要です。
    主な用途:雑貨品やその他箱物商材の仕分けなど
    本体販売価格:620万円(9間口の場合) 仕分け間口数:3~49間口まで、2間口単位で設計可能
    仕分け製品重量:0.1~8kg 荷台ベルト面積:700mm×700mm  処理速度:800~1000個/時間

  • ソーター選定ポイント、導入時の確認ポイントについて

    ソーター導入検討時の確認ポイント
    ・機種選定
     搬送される製品の形状、サイズ、製品重量、仕分け必要能力を考慮してソーターの機種選定を行います。

    ・仕分けレーン、シュート数
     仕分け先の数とバッチの数でシュート(滑り台)数を決定します。
     シュートを後々追加する可能性がある場合は、導入初期段階で追加場所を確保しておくことで
     工事費用を抑えることができます。

    ・シュートの長さ
     使用できるスペースにもよりますが、製品を溜めるためのバッファ、二次仕分け用のスペースを考慮して
     シュートの長さを決めていきます。

    ・生産性
     製品をコンベアへ載せる、コンベアから降ろす作業を残してソーターを導入する場合、搬送も含めた
     トータル人員で生産性を判断する必要があります。
     前後工程も含めて自動化する際にもパレタイズロボットなどの検討が必要になるため費用対効果を
     総合的に判断して導入検討を進めていきます。

    ・メンテナンス費用
     導入後に定期点検や消耗部品代などランニング費用も予算計上しておく必要があります。

  • ソーター導入後のトラブル事例と事前対策ポイントについて

    トラブル事例
    搬送途中のコンベアで製品が滞留して、発見が遅れて製品の落下や破損が発生した。

    原因①
    物流倉庫内には作業者は常駐していない、コンベアが何らかの理由で停止した場合でも異常発報など行っていない。
    原因②
    物流倉庫は基本的に稼働し続けているため、予防保全ではなく事後保全対応になっている。

    対策①
    作業者が常駐していない現場で設備の停止等が発生した場合、発報装置を設置するなど気づく仕組みを導入する。
    対策②
    設備異常での停止があった際に、流れてくる製品を系外排出するアウトラインを一定時間許容できる規模で用意する。
    対策③
    予防保全で計画的にメンテナンスを行うことが理想ではあるが、事後保全対応でも搬送ライン予備部品一式を用意して、
    設備停止した際は破損部品交換ではなく予備装置との入替えで対応し停止時間を短くする施策をとる。

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立体型仕分けロボット『Omni Sorter』

柔軟な間口を持ち、必要に応じて拡張可能!仕分けの生産性が2倍になる倉庫ロボット 『Omni Sorter』は、圧倒的な省スペースで、商品を自動高速仕分けする、立体型仕分けロボットです。 ●ロボットが高速仕分け 立体型ロボットが高速に仕分けしてくれるので、人手で行うDAS等に比べて、仕分けの生産性が向上します。 ●省スペース 仕分けの間口は縦方向にあるので、平面に広がるコンベヤ型の仕分け機に比べて、省スペースで仕分けすることができます。 ●導入・移設が簡単 シンプルなブロック構造になっているため、導入は数日で完了。また倉庫移設などにあわせ、簡単に移設することもできます。 【特長】 ●柔軟な間口を持ち、必要に応じて拡張もできる ●仕分けの生産性が2倍になる ●ロボットが高速仕分け ●立体型で圧倒的な省スペース ●導入・移設が簡単なので汎用性に優れている 【仕様(抜粋)】 ●製品サイズ:奥行き×幅×高さ/(m) ・標準サイズ:8.5×3.7×2.3m 【食品業界における事例】 吉田海運ロジソリューションズ株式会社様 ・課題:人口が少ないエリアであり、将来的な人口減少に対して、"省人化・省力化"に課題。社是でもある"安心・安全な"仕分けを行いたい。 ・解決:仕分けに係る人員は商品の投入者1名と間口対応の数名程度で、"省人化"に成功。仕分け時間を"約1/3に短縮"。"食品品質の劣化防止"にも資する投資となった。 ※詳しくはPDF資料をご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。

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