FOODTOWNアドバイザー防犯カメラを徹底解説!

防犯カメラとは?

防犯カメラは食品工場の入り口や製造現場の入り口、管理厚生棟などの間接部門事務所入り口など屋外から不審者の侵入抑制と侵入時の記録として設置することは当然あります。
それ以外でもフードディフェンスの観点から食品工場の製造現場の中でも防犯カメラの設置は行います。

当然発生してはいけない例ですが、食品製造現場で作業に従事する作業者が故意に製品の中に異物を混入させるなどのリスクもあります。周りに作業者が複数名作業しているとはいえ、製造に集中しなければいけない状況で周囲の動きを観察することは難しく現実的ではありません。製造作業者を管理監督する立場の人間も、当然業務を抱えており動きの全てを観察し続けることはできません。

人の目で行動を管理するには限界があるため、防犯カメラ、専用システムを用いて製造現場の事件、事故などを記録しトレースできるよう仕組みを整えています。

防犯カメラの使用用途やトラブル事例、対策ポイントを解説していきます。

  • 防犯カメラの種類、原理、使用用途について

    防犯カメラは単体で複数個所に導入するより、専用システムとして導入した方が運用管理面で効率的です。
    デジタル化が進み大容量のデータが取り扱えるようになってきたことで防犯カメラシステムは複数台のカメラをネットワークで結び監視ができるようになりました。複数台の防犯カメラの映像を1カ所で管理できるなど設置場所から離れた場所からモニタリング出来るようなシステムの構築が運用管理していく上では重要になります。

    製造現場の防犯カメラ使用用途、設置場所例
    原料保管庫、原料投入工程、混合工程、充填工程、裸製品検品工程、包装前充填工程

  • 防犯カメラ価格について

    防犯カメラとして設置し、24時間撮影したいのであれば夜間対応のカメラを用意する必要があります。
    夜間対応のカメラを設置する場合カメラの本体価格で約10万円前後~となります。
    その他、設置台数分のカメラ、複数台管理するための集中管理システムがかかります。

    防犯カメラの設置は当然ながら撮影角を確保するために天井や高さの高い場所への設置が一般的となるため、足場構築費用など設置工事にも費用が掛かります。上記にもあるように、防犯カメラの導入目的を明確にすることが費用を抑えて導入することにも繋がります。

  • 防犯カメラ選定ポイント、導入時の確認ポイントについて

    防犯カメラシステムを効率的に導入するためには、導入目的をしっかりと決めておく必要があります。
    単純に全ての部屋、全ての工程に防犯カメラを設置すれば抜けがないことにはなりますが、設置にも費用が発生します。
    導入する際にはどのような目的の監視をどの角度から監視するかを決めておきます。

    実際の食品製造現場では、工程作業内容の手元様子、工程作業動線、設備の稼働状況が監視出来る場所に防犯カメラを配置することが重要です。
    製造ライン上で異常品が発見された場合に担当工程作業従事者が適切な作業内容で行っていたか、設備を停止して異常品の流出を抑えられているか、ということを防犯カメラを適切に配置することによって品質安全の貢献にも繋げることが来ます。

  • 防犯カメラ導入後のトラブル事例と事前対策ポイントについて

    トラブル事例
    防犯カメラ録画記録時間を長く確保するために画素数を落としており、再生した際に画像が荒く見えない。

    原因①
    録画保存容量内で長期間保存しておくために記録画素数を見落としていた。
    原因②
    カメラ設置台数に対し、録画保存容量が足りていない状況であった。

    対策①
    生産している製品の消費期限を基に録画保存期間を算定する。
    対策②
    算定した録画保存期間を基に必要な録画保存容量を算定する。必要な容量にスペックアップする。

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