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画像検査装置徹底解説!

画像検査装置とは?

画像検査装置とは、食品工場内でも多くの検査工程や方法があるなかで製品の外観検査を行う手法の一つです。画像処理装置を用いて検品、検査を行っている工程も数多くありますが、食品製造工場で代表的な検査工程として賞味期限印字検査では広く採用されています。

画像検査装置を採用する理由として、自社製品で外観キズや欠陥のある製品が流通してしまった場合、クレームの発生事故に繋がる可能性もあり、顧客からの信用も失ってしまうことに繋がりかねません。
これまでは「製品に傷やへこみがないか、異常がないか」という検査は人の目視により行われていました。人の目による目視検査のメリットとして、様々な異常に対して適切に対応ができるという点で装置で自動化してしまっては判定できない異常や良否判定が難しい製品も検査が可能です。

しかし、一日に何千何万といった製品の検品を検査員だけの目視検品に頼っていては人手不足や人件費の高騰、人為的ミスの影響も受けてしまう可能性が高くなります。検査を自動化することで製品の品質面担保、検査効率アップ、省人化に繋げていくことが可能となります。
画像検査装置の使用用途、選定ポイントについて解説します。

  • 画像検査装置の種類、原理、使用用途について

    画像検査装置の原理について
    画像処理方式は、カメラで撮像したデータを画像処理装置で処理し、欠陥や不具合の検査を行います。
    目視検査における人の目をカメラとし、人の脳を画像処理装置コントローラとして置き換えてイメージすることができます。
    画像処理検査ではあらかじめ良品の製品情報を登録しておき、カメラで撮影した対象製品データと照合して良否判定を行います。

    使用用途として
    ・製品のキズやひび割れ(クラック)の検査工程
    ・製品の形状、欠け、バリ、汚れ、凹み、嚙み込みの検査工程
    ・規定寸法やサイズ違いの検査工程
    ・製品の変色の検査工程
    ・個包装の賞味期限印字検査

  • 画像検査装置価格について

    画像処理装置はカメラ、レンズ、照明、画像処理装置コントローラで構成されています。
    画像検査装置一式としては本体合計参考価格は約300万円~500万円ほどになります。
    導入を検討する際は、各機器の仕様やスペックに応じて価格も変動していきます。
    まずは検査したい製品情報、達成したい目的の検討から行います。

  • 画像検査装置選定ポイント、導入時の確認ポイントについて

    画像処理装置はカメラ、レンズ、照明、画像処理装置コントローラで構成されています。
    各構成機器の選定の根拠となるのは、検査対象製品と検出したい不具合内容と不具合レベルです。
    製品情報と解決したい不具合、目的を明確にすることが非常に重要です。その情報を踏まえて構成機器の選定を行っていきます。

    カメラは検査対象物の色、搬送測度、検査したい項目内容などによって選定します。
    レンズは視野を基準に選定していきます。検査対象物の大きさや検査範囲が影響します。

    証明は検査対象物の材質、色、検査したい項目内容をもとに選定していきます。
    画像処理装置コントローラにはカメラで撮像した画像情報が送られてきます。
    送られてきた画像情報を内部処理加工することで検出したい不具合を強調させるといった機能、役割があります。

    検査基準の設定でどういったレベルまでをOK判定、どのレベルからNG判定するといった基準も画像処理装置コントローラから設定します。

  • 画像検査装置導入後のトラブル事例と事前対策ポイントについて

    トラブル事例
    画像検査装置で実際に流れている製品は良品であるが、検査誤判定での排出が多く調整を行った。
    調整生産再開後、良品として搬送されている製品から異常品が見つかった。

    原因①
    検査誤判定での排出が多かったため調整を行ったが、調整後のテスト確認を行わず生産再開した。
    原因②
    画像検査装置の操作、調整マニュアルが整備されていない、調整担当者が技術不足。

    対策①
    調整を行った際には、生産再開前には必ずテストピースなどを用いて動作確認を行う。
    対策②
    画像検査の調整を行う知識や技量の確認を行う。

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  • 検査・検品
  • 画像検査装置

印字検査装置 CHECKER PK420

印字検査装置 CHECKER PK420 【製品特徴】 ◎バーコード検査機能を搭載。高精度な印字検査装置 ・バーコード は読み取り後、テキストと照合。バーコード印刷の品質管理はもちろん、たとえば異種資材の混入チェックなどにも活用可能 ・従来通りの、文字を切り出し照 合する処理はそのままに、別途品位検査専用 の検査ステップを設けることで、文字検査精度 を上げ過ぎず、文字品位は厳しく評価すること に成功しました ・高可用性 2 つの補助記憶装置(HDD とSSD)間でデー タを共有することによりシステムの継続稼働に対 して高い信頼性・保全性・保守性を実現しま した。長期連続生産ラインにおいても安心して ご使用いただけます。 ◎大型カラータッチパネルを採用。高い操作性・高可用性 ・10.4インチ大型カラータッチパネルを採用することにより、多数あるパラメーターの中から必要なものを簡単にみつけることができます。さらに、1画面上にほとんどのグラフィカルユーザーインターフェースを表示することができ、設定操作がスムーズに行える ・2つの補助記憶装置(HDDとSSD)間でデータを共有することによりシステムの継続稼働に対して高い信頼性・保全性・保守性を実現 ・長期連続生産ラインにおいても安心して活用できる ◎インクジェットプリンターとの 動作連携。広い視野 ・弊社製インクジェットプリンターとの組合せなら、運転/停止、品種切換、検査文字列の変更、ナンバリングリセット、システム時計の自動同期機能が使用可能。操作の手間が省けるのはもちろん、入力ミスなどのヒューマンエラーを軽減。

解決できる課題

  • HACCP対策
  • FSSC22000対策
  • 品質向上
  • 自動化
  • 生産効率改善

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TOMRA 3A

TOMRA 3Aは、市場で最も高い容量を誇る、堅牢で信頼性が高く、費用対効果の高い農家向けの光学選別機です。 本製品は長持ちするように設計されており、非常に効率的で耐久性が高い強力な省力ソリューションで、収穫の需要を満たし、比類のない異物除去を提供するために特別に開発されています。 設置、使用、保守は簡単で、収穫物の洗浄および選別ラインに簡単に収まり、保管場所外での選別作業にも使用できます。 ■洗練されたテクノロジー 高性能仕様 TOMRA 3Aは、NIR(近赤外線)マルチスペクトルセンサーを使用して、「移動中」のすべての物を検知し、ジャガイモと異物を識別します。 また、カラーセンサーにより、有害な緑色部分があるジャイモの検出が可能になりました。 コンベアベルトの終端に配置されたインテリジェントなフィンガーエジェクタは、異物と緑色部分のあるジャガイモを除去し、良品の損失を最小限に抑えます。 マルチスペクトルパルスLED照明技術、高解像度カメラ、およびTOMRA分析ソフトウェアの戦略的な組み合わせにより、小石、土塊、石、木片、骨、プラスチック、ガラス、金属、ゴムを正確かつ一貫して除去できます。 カメラは完全に密閉された筐体内に収められており、雨、風、ホコリ、熱などのほとんどの環境条件に対して優れた性能を発揮します。TOMRA 3Aの光学システムには可動部品がないため、携帯性、堅牢性および安定性に優れています。 ■本機導入のメリット 省人化の促進。 収量と生産率の向上。 優れた異物除去機能で良品の損失を最小限に抑える。 有害な緑色部分のあるジャガイモの除去。 迅速な収穫のための大容量処理(最大100TPHまで可能) さまざまな土壌タイプや範囲に対応 高速にジャガイモを選別する場合でも、優しく大量処理するために最適化されたデザイン 貯蔵コストの削減 均一な分析精度 迅速かつ簡単なインストール ユーザーフレンドリーで使いやすく保守が簡単 ■高性能仕様 マルチスペクトルパルスLED照明技術、高解像度カメラ、およびTOMRA分析ソフトウェアの戦略的な組み合わせにより、異物や有害な緑色部分のあるジャガイモを正確かつ一貫して除去できます。 ■メリット 大量生産ラインにも対応可能。 厳しい収穫条件での高い異物や不良品の除去能力 機械システムが見逃した異物を除去 グレード選別ラインに簡単に収まる さまざまな農産物の保管場所に簡単に移動 簡単に使用でき、迅速に調整可能 除去される不良品を最小限に抑える 自動選別と農産物のデータを画面ですばやく確認 簡単な保守サービス ■自動選別パラメータ ジャガイモの選別では、TOMRA 3Aは次のものを効率的に除去できます。 小石、石 柔らかい土塊、硬い土塊 畑からの一般的な異物 木片、トウモロコシの穂軸/茎、枯れた野菜 ガラス片、 プラスチック、 骨 金属 ゴム 緑色部分のあるジャガイモ 色彩 異物 不良品

解決できる課題

  • 人手不足解決
  • 品質向上
  • 自動化
  • 生産効率改善
  • 異物対策

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  • 画像検査装置

CIS型ラインカメラ

産業用カメラの課題であった"視野の端部での画像の歪み"を解消し、 かつ、低い位置からでも対象物の幅全体を撮像できるスキャナ方式のカメラです。 作動距離(WD)が50mmあるため、対象物に触れることなく撮像が可能です。 一般的なラインスキャンカメラ (照明やレンズが別に必要)と異なり、 照明やレンズと一体型になっているため、設置や調整が非常に簡単です。 また、読み取り幅については100mm刻みでのカスタム対応が可能であり、お客様のニーズに細やかにお応え致します。 デモ機の貸出し・サンプル撮影随時受付中です。 2024年8月1日にCIS型ラインカメラのランディングページに新たに採用実績を追加しました。 詳しくは製品情報ページURLをご覧ください。 ■主な仕様 (NVB300CLの場合) 読取幅 :304mm 出力I/F :カメラリンク 解像度 :42μm (600dpi) 読取速度 :96m/分 (カラー,600dpiモード) 照明 :白色LED内蔵 電源 :DC24V 重量 :3.5kg ※仕様のカスタマイズは応相談 入力機器(PC等)、画像処理ソフトウェア、搬送機構は付属いたしません。 お客様でご用意ください。

解決できる課題

  • 人手不足解決
  • 品質向上
  • クレーム対策
  • 自動化
  • 省スペース
  • 異物対策

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3つのメリットと特徴

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