FOODTOWNアドバイザーパレタイズロボット(パッケージ含む)を徹底解説!

パレタイズロボット(パッケージ含む)とは?

パレタイズロボットとは、荷物をパレットに並べたり(パレタイズ)、パレットから取り出したり(デパレタイズ)する荷積み、荷下ろしに特化したロボットです。

このロボットを導入することで、人力で重い荷物を荷積み、荷下ろししていた作業を代わりに行います。重量物も軽々と持ち上げ移動させたり、パレットに並べることができます。

また、最近では原材料や製品などのワークを掴むために使うハンド先端部の性能が進化してきており、段ボールや紙袋などのより幅広い荷積み現場に対応できるようになってきています。
「法令に定める重量物とはどのぐらいの重さなのか?」
労働基準法で、重量物の制限は以下のとおり定められています。
 
16歳未満の男性は継続作業が10㎏未満で断続作業が15㎏未満。
16歳未満の女性(妊産婦を除く。以下同)は継続作業が8㎏未満で断続作業が12㎏未満。
16歳~18歳未満の男性の継続作業が20㎏未満で断続作業が30㎏未満。
16歳~18歳未満の女性は継続作業が15㎏未満で断続作業が25㎏未満。
18歳以上の女性は継続作業が20㎏未満で断続作業が30㎏未満。
18歳以上の男性が機械を使わず取り扱える重さの制限は55㎏以下。
 
また、継続して重い物を運ぶなどの作業をする場合、扱える重量物は、
作業をする労働者の体重の概ね40%以下と労働基準法で制限されています。
手作業で55㎏以上の物を持つときは2人以上ですることが必要となります。
社員の腰痛防止の参考にされてください。

  • パレタイズロボットの種類、原理、使用用途について

    パレタイズロボットの多くは垂直多関節ロボットに分類されます。
    垂直多関節ロボットの特徴として柔軟な動きが得意、自由度が高いことが挙げられるのでパレタイズロボットにも同じことが言えます。
    ハンドリング等で用いられる一般的な垂直多関節ロボットは、6軸が主流ですが、重量物の搬送を行うことを考慮して開発されたパラレルロボットは軸を少なくして重量物に耐えれる剛性を確保していることが多いです。その為、現在のパレタイズロボットの主流の軸数は、4軸となっています。

    また、導入することで作業員の安全確保や省人化による人件費削減、製品の品質向上や業務の効率化が図れます。
    安全確保の面では、荷積みや荷下ろし作業中の怪我や腰痛といった健康面や安全面のリスクを軽減することができます。省人化による人件費削減という面では、導入することで人手を減らすことができるため、人件費を削減することに繋がります。

    またロボットは設定さえすれば、プログラミング通りの動きを継続して行えるので、人間よりも教育コストがかかりません。製品の品質向上という面においては、ロボットのプログラムされた一定の動きによって製品の質と量を高水準に保つことができます。そのため人間が作業するよりも品質管理や納期管理がしやすくなります。

    業務の効率化という面では、パレタイズロボットの主流である垂直多関節ロボットであれば、組み込み系技術が充実しているので、人工知能などの最新技術をロボット組み込むことで業務を効率化することも可能です。

  • パレタイズロボットの価格について

    パレタイズロボットの本体参考価格は約500万円~1500万円と価格幅があります。
    (可搬重量、剛性に大きく影響を受けます)
    能力やサニタリー仕様・オプションなど、製品や使用環境に合わせて選定が必要になります。
    本体のみの価格であり、別途インテグレーション費用やビジョン費用、設置工事費用、運搬費用などがかかります。

    パレタイズロボットは大型の為、運搬搬送経路などを確保しておく必要があります。
    ※インテグレーション費用とは、ロボットのティーチングや周辺装置の設計、製造業務の事を言います。
    ロボット導入時には、インテグレーション費用は約1000万円~1500万円はかかることを考慮しておく必要があります。

  • パレタイズロボットの選定ポイント、導入時の確認ポイントについて

    パレタイズロボットを導入する際は可搬重量、導入スペース、予算をチェックします。
    「可搬重量」
    機種によってさまざまなので導入工程に合ったものを選びましょう。また、その時に今後数年の間に扱う可能性がある重量も考慮することも重要です。

    「導入スペース」
    ロボット分の面積だけでなく安全策の面積も視野に入れておきましょう。

    「予算」
    ロボットの種類や用途によって変わりますが、比較的低価格で導入できます。

    「ビジョンカメラ」
    ロボット単体では、目的の動作を実現できません。目の代わりとなるビジョンカメラや手の代わりとなるロボットハンドが必要になります。

  • パレタイズロボット導入後のトラブル事例と事前対策ポイントについて

    トラブル事例
    ロボットでワークを持ち上げた際に、ワークが落下したがロボットは停止せず
    次の動作を行いパレットに載ったワークが全て落下した。

    原因
    ロボットがワークを落下させた際に検知できるプログラムが組まれていなかった。

    対策
    ロボットがワークを落下させたことを検知するシステムを事前に導入する。
    例えば、把持や吸着などの空気圧の異常を検知する、落下センサーを設ける等。

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  • ロボットシステム
  • パレタイズロボット(パッケージ含む)

RCDデパレタイザー&RCPパレタイザー

RCD及びRCP併用により 検品ラインの構築が可能です。 カートンケースをパレットに積載したり、パレットに積載されたカートンケースをラインへ流します。 《デパレタイザー》 ①積載パターンにより1個又は複数個のカートンケースをデパレタイジングします。 ②バキューム方式を採用しています。 ③ロードセルによる2個検知機能を付けています。 《パレタイザ―》 ①複数パレットへの積み分けをすることが出来ます。 ②ハンド機構はチャック方式又はバキューム方式を選定できます。 【特長】 ●積載パターンは任意に設定可能 ●複数パレットへの積み分け可能 (ライン毎・品種毎・検査後の良品、不良品振分け等) ●パレットの積み換え対応可能 【仕様】 処理能力:10回 1ケースor2ケース/分 重量: 12Kg×2ケース 積載サイズ:900W×1100L×1500H(パレット含む)       940W×1100L×1500H(パレット含む)       1100W×1100L×1500H(パレット含む) ◎空パレット自動供給・カートン反転・アンチスリップ・結束機等システムとして ご提案させて頂きます。

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