株式会社フジワラテクノアート

住所岡山県岡山市北区富吉2827-3

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F型諸味圧搾装置

■ 製品概要
醤油醸造における圧搾工程で自動化と高品質の圧搾を実現しました。特に諸味充填装置には長年の実績と経験に基づいたさまざまな工夫が組み込まれています。

■ 特徴
1. 諸味の充填からろ布の洗濯、脱水、整列及び粕処理までの全工程を完全にシステム化。

2. 大幅な省人化
10kl/日〜15kl/日全工程で所要人員1名
20kl/日〜30kl/日全工程で所要人員2名
48kl/日〜72kl/日全工程で所要人員2.5名

3. 従来至難とされていた諸味充填、ろ布折たたみの作業工程が完全に無人化。

4. 簡単操作

5. プレスによる圧搾は、コンピュータ内蔵の制御装置によりプログラム制御され、昼夜完全無人で理想的な圧搾が可能。

6. ろ布の洗濯、ケージの洗浄はコンピュータにより完全制御されているため、水の使用量は極めて少なく、排水処理の負担が大幅に軽減。

VEX方式完全無通風自動製麹装置

■ 製品概要
吟醸用、大吟醸用の麹は高い品質が要求され、従来は蓋麹法に代表される3cm程度の薄盛製麹が人手によって行なわれてきました。

「完全無通風自動製麹装置」はこの蓋製麹法の考え方を巧みに利用し、盛厚を6cmとし麹層の上面と下面からほぼ均等に水蒸気を放出させ、その水蒸気潜熱で品温をコントロールします。

この水蒸気放出量を機能性布であるVEXラミネートと水蒸気分圧の考え方を採用することにより自動コントロールすることを可能としました。

VEXラミネートで囲まれた空間は空気の流れがなく、高品質かつ均一な麹を製造する最適な条件が実現しました。

■ 特徴
1.棚はVEXラミネートで囲まれたネットコンベア上に麹を6cm堆積し、完全無通風状態で上下面から均等に水分を蒸発。

2.完全無通風製麹のため、吟醸・大吟醸に適した高品質かつ均一な麹ができる。

3.VEXラミネートと水蒸気分圧の考え方で麹からの水分蒸発量をコントロール。

4.「ベクトル品温制御方式」の採用で、品温は画面入力された品温パターンどおり自動制御。

5.自走式の手入れ機の採用により、製麹中の完全無人運転が可能。

6.ネットコンベアにはVEXラミネートを敷き、ネットの汚れを防ぎ、またVEXラミネートを取り外すと装置は開放状態となり洗浄性が良好。

7.床装置もVEXラミネートを採用し、高品質化と自動化を実現。

アップワードフロー方式連続冷却装置

■ 製品概要
従来タイプの上方から下方への送風方法では原料が風圧により圧縮され、また細かい原料や丸大豆のアメなどがベルト面に押付けられ目詰まりの原因になり所定量の風量を通風できず冷却効果が損なわれていました。

本装置ではこのような通風の阻害要因を送風方法を下方から上方(アップワードフロー方式)に改め冷却効果の大幅な向上をはかりました。

このため大豆や脱脂加工大豆では有効ベルト面積が1/2(当社従来比)となりクラッシャーも減りコンパクトになりました。

また、フィルターを通した清浄な空気によりサニタリー性も向上しています。

■ 特徴
1. 装置がコンパクトかつシンプルとなったことによりサニタリー性と洗浄性が向上。

2. アップワードフロー方式により風洞、送風機内は常に清潔。

3. ステンレス製スチールベルトにより更に洗浄性が向上。運転中の雑菌増殖汚染も大幅に減少。

4. 自動洗浄装置は運転中のベルト洗浄による汚染防止と運転終了後の洗浄作業の省力化に威力を発揮。

5. 送風空気はエアーフィルターで除菌するため原料の雑菌汚染を極小化することができる。

6. 屋外空気を導入して送風するため、室内が陰圧となって虫や異物の侵入を誘引することはない。また排気はフードとダクトにより屋外に排出するため室内に結露することなく清潔。

7. 冷却品温制御の採用(オプション)で盛込温度を一定にできる。

オートクレーブ固体殺菌・滅菌装置

■ 製品概要
トレーによる蒸気式自動固体殺菌装置

■ 特徴
1.全自動で省力化を実現

2.第一種圧力容器合格品

3.高圧短時間処理が可能

サナ板付浸漬タンク(角型)

■ 製品概要
精米歩合が低くなりつつある現状のなかで、浸漬工程の重要性がクローズアップされています。

浸漬水切工程の良し悪しが以降の蒸し・冷却・製麹の品質を左右するといっても過言ではありません。そういった見地から検討を重ねた結果ここに画期的なサナ板つき浸漬タンクを開発しました。

給排水時の水の流速を考慮して短時間に給排水を行える方式のため、限定吸水方式の浸漬までを可能とした特殊構造の画期的タンクで今迄の浸漬タンクの問題をすべて解決したものと大変な好評を得ています。

■ 特徴
1. タンク内に多孔板のサナ板を設け、排水面積を大きくしているので、短時間に排水ができる。

2. サナ板は多少傾斜しており、浸漬時のサナ板上の水切りを良くしている。

3. ブリッジ防止の特殊構造で、浸漬米の払出しがスムーズにできる。

4. 洗浄時にはサナ板が上方に回転するためサナ板の裏側まで完全洗浄ができる。

5. 給排水及び浸漬米払い出しを自動化することで人手はほとんど不要。

6. 角型でコーナーにRをつけているため、残量もほとんどなく払い出しができる。

スチールベルト式麴ストッカー

■ 製品概要
麴の保管は工場の省人化・省力化、又製品の衛生面・品質面において重要な設備になっています。従来からいろいろな麴保管庫が市場に出ていましたが、当社では画期的なスチールベルト式の横型ストッカーを開発いたしました。

このストッカーは冷却のみの機能だけではなく枯らしと冷却を兼ねた機能を持たせることができます。又、下部にロードセルを取付けることによって麴の払い出しの設定から払い出し後の残量が常に表示されるので非常に使いやすいタイプとなっています。

■ 特徴
1.スチールベルトのため目詰まりがなく、冷却効果が優れている。

2.洗浄が容易で衛生的。

3.円盤式ストッカーではできない麴の先入れ、先だしができる。

4.円盤式ストッカーと比較して設置面積が小さくてすむ。

5.除湿、冷却装置を組込むことにより、長期保管も可能。

6.製麴装置からの自動投入、および麴ストッカーからの自動払出が可能。

7.麴ストッカーにロードセル(オプション)を取付けることにより麴の残量が常に表示される。

8.据付場所に応じてスチールベルト巾の変更が可能であり、長さ、巾、高さを調整した設計ができる。

スチールベルト式横型連続蒸米機

■ 製品概要
白米の蒸し処理手段については、従来からの甑(こしき)によるバッチ式のものから、現在は連続式の竪型蒸米機と横型蒸米機へと移行してきています。

中でも横型は、ベルトの速度設定により、蒸し時間の調整ができるなど、蒸し条件のコントロールが容易にできます。

しかし、いまだ問題がないわけではありません。
特にネット面の洗浄性、両サイドジャケット部の結露等は大きな難点として残っています。

弊社はこれらの問題を解決し、より完成度の高いものにすべく改良を加え、理想的なものとしてここに画期的なスチールベルト式の横型蒸米機を完成させました。

■ 特徴
1. ベルトに蒸米が詰まらない。

2. 自動洗浄ブラシを標準装備し、洗浄作業が不要。

3. 蒸米が接触している面が二重断熱構造のため、飯米の発生がない。

4. シンプルな構造とシール性にすぐれた側壁により、装置は清潔。

5. スーパーヒート蒸気の採用で、蒸米の硬軟調整が可能。

6. 蒸米の投入量の調整が簡単にできる。

7. 蒸し時間の設定が自由に変更可能。

8. 投入後の蒸米の位置をデジタル表示。

9. スチールベルトの破れや伸びがなく、耐久性に優れる。

10. 蓋の開閉はエアーシリンダ方式又はハンドル方式の選択が可能。

11. 蒸気の圧力及び吹き込みは、自動制御が可能。

スチールベルト式連続冷却機

■ 製品概要
連続放冷機は、昭和30年代にネット式が開発され長年にわたり普及しました。時代が平成になると更に衛生に関する関心が高まりました。

醸造工程では、原料処理の工程で加熱処理により原料は殺菌されますが、これに続く冷却・種付け工程で雑菌が原料に入り込むことが懸念され洗浄の重要性が認識され、これを可能にする機種の開発が望まれました。

当社はこの業界のニーズを受け、他社に先駆けスチールベルトを使用した連続式冷却機を開発し醸造業界の各社のご支持を頂いております。

スチールベルトに開孔したパンチングプレート構造で、ネット式と違い原料の目詰まりがなく洗浄装置により洗浄時間の大幅な短縮を図っています。

■ 特徴
1. 目詰まりがなく、風通しがよく、冷却効果の変化がない。

2.洗浄が簡単で短時間で行なえる。

3.開孔率が自由に変更できるため、使用条件、処理条件に合わすことができ、均一の冷却ができる。

4.可変装置付のため、風量、風圧の設定が任意にできる。

5.破れや伸びがなく、耐久性に優れている。

6.側壁とのシール性に優れている。

7.構造がシンプルなので清潔。

8.強制冷却装置をセットすることにより、外気温に左右されない一定の蒸米冷却が可能。

9.ベルト面はリターン側に洗浄装置を取り付けることにより、常にきれいな状態で使用できる。

ドラム式自動製麴装置

■ 製品概要
永年培ってきた当社製麴装置からのノウハウを生かし、浸漬から出麴までを一貫して同一容器内で行うドラム式製麴装置です。

出麴までの原料移動が一切ありません。従って曝露時間もなく、また、雑菌におかされうこともないため、良好な条件のもとで製麴が可能となりました。
サナ板を設け、原料の厚さを一定となるようにしています。

※全自動・完全密閉方式の製麴装置も制作できます。

■ 特徴
1.浸漬、蒸し、種付、製麴と同一容器で行なう。

2.原料投入後、出麴まで原料の輸送なし。

3.曝露時間がないため、品質の良い製麴。

4.サナ板付で均一な送風、品温。

5.手入、均しは自動。

6.全体の設備費が安価。

ネット式連続冷却機

■ 製品概要
蒸煮原料を連続的に適正温度まで冷却するための装置です。

蒸米を冷却するときネット式連続冷却機では、外気導入による冷却が一般的ですが、冷却初期に最適温度の温風を送り、その後冷風で冷却することで品質を従来よりも正確にコントロールすることができ捌けのよい蒸米を実現できます。(温風冷却機能タイプ)
又、ネットも冷却する原料に合わせて最も適したものを選定できるように、各種ご用意しております。

■ 特徴
1. 機能を重視した合理的な設計により冷却効率が高くそして低価格。

2. 特殊織の強力なステンレスネットコンベアーと最適駆動方式の採用により、ネットの破れ伸び等がなく、耐久力抜群。

3. 掃除のしやすい構造をとっているため高圧洗浄、エアー洗浄ができ、高いサニタリー性を実現。

4. 目詰まりのしにくいネットコンベアーの採用とセルフクリーニング装置により、ネットコンベアーは常に清潔で長時間連続運転でも冷却効果は落ちない。

5. 可変装置付なので使用条件、処理条件に合わせて、ネットコンベアーの移動速度、被冷却原料の層厚、および排風機(Fan)の風量、風圧を任意に設定できる。

6. ネットコンベアーその他の原料接触部は全てステンレス製。

7.冷却初期に最適温度の温風を送ることで、冷却効率の向上と捌けのよい蒸米を実現。

パッケージ型回転式自動製麴装置

■ 製品概要
盛込、手入、排出等を完全に機械化した回転式自動製麴装置は、好評を得て最近急速に普及していますが、さらに小型化、パッケージ化しコストダウンを行い業界の要望に応え開発されたのが、パッケージ型回転式自動製麴装置です。

■ 特徴
1. 盛込、手入、出麴作業が完全に自動化。

2. 食品衛生、微生物学的見地より掃除しやすい構造。

3. 麴の接触部分及び要部は全てステンレス製のため耐久力が抜群。

4. パッケージ型なので工期が大幅に短縮でき設備費が安い。

5. 現地組立と違って当社工場で組立したものを搬入、据付するので加工精度、組立制度が高い。

プレート式火入殺菌冷却装置

■ 製品概要
■ 特徴
1. 総括伝熱係数(U値)は2,000〜4,000Kcal/m2hr℃で、多管式に較べて、3〜5倍の性能。

2. 完全密閉処理のため、香気を失わずに火入殺菌が可能。

3. 多管式に較べ、反応が極めて鋭敏で瞬間的に温度コントロールが可能。

4. 処理能力の変更等はプレート枚数の増減により容易。

5. 蒸気使用量が少なくてすみ経済的。

6. 分解組立が容易なため洗浄が簡単であり、また保守点検も簡単。

ロータリー流動焙炒装置

■ 製品概要
本装置は、穀物原料の下から熱風を吹き込むことによって穀物を浮き上がらせ、流動化させます。原料は撹拌されながら熱風により急速に加熱され、効率よく省エネルギーかつ衛生的に焙炒されます。しかも全自動で連続運転が可能となりました。開発段階で、加熱温度と加熱時間の関係を徹底的に追求し、コゲ、蛋白質の過変性を起こさず、かつ十分なα化度(糊化度)を達成する最適値を得ました。この最適値の実現は、熱風流動焙炒方式にして初めて可能となりました。また連続焙炒方式であるため、生産性は一段とアップしました。

■ 特徴
1.流動化状態で焙炒するため、原料は均一に加熱され炒りムラがなく品質が一定。焦げの発生がなく原料ロスがない。
2.砂などの熱媒体を使用しないため、原料に異物が混入せず衛生的。後工程の装置が砂等によって痛まず、砂等の回収の手間も不要。
3.連続焙炒による完全自動運転のため生産性が大幅に向上。直接、焙炒温度(熱風温度)を制御しているため、焙炒条件は簡単に設定可能。
4.原料を直接熱風で加熱しかつ熱風は循環方式なので大幅な省エネを実現。
5.断熱を徹底し放熱を抑えたため作業環境が従来方式より大幅に向上。
6.省スペース設計で従来方式よりコンパクト。
7.ガスバーナーの採用で、重油バーナーの様なメンテナンスが不要。寿命は重油バーナーの約2倍。

屋外諸味発酵タンク

■ 製品概要
従来、醤油工場では屋内設置の諸味醗酵タンクが使用されてきましたが、業界における設備の大型化、省力化、生産技術の高度化に伴い、最近では従来の醗酵タンクに代わって屋外諸味醗酵タンクが主流を占めつつあり、醤油工場の合理化・コストダウンに大きな役割を果たしています。

当社では、いち早く屋外諸味醗酵タンクに着目し、醸造プラントメーカーとしての長年の経験と技術を生かし、あらゆる醤油工場に適合した屋外諸味醗酵タンクを開発しました。

■ 特徴
1.屋外設置のため建物が不要。
 工期が短縮でき、かつ全体の設備コストも安くつく。また屋外醗酵タンクは建物ではないので設置しても建ぺい率にはなんら影響しない。

2.設置面積が少なくてすむ。
 屋外設置のため大型化が可能であり、単位諸味量あたりの設置面積が大幅に少なくてすむ。

3.理想的な諸味管理ができる。
 完全に断熱された状態でタンク一基づつを個別に品温制御するため、外気温等に左右されることがなく四季を通じ、効率よく、かつ理想的な品温管理、諸味管理ができる。したがって醗酵期間を短縮することができる。

4.密閉タンクのため衛生的で高品質のものができる。
 ゴミ、ほこり、その他の異物が混入することなく衛生的であり、かつアルコール等の香気成分の飛散を抑えることができ、高品質の諸味ができる。また、アルコール分が多くなるためカビが生えにくい。

5.人手を大幅に省力化できる。
 諸味の撹拌・排出等がバルブ操作で簡単にでき、また品温制御も全て遠隔集中自動制御なので特別な技術や、人手を要さない。

6.増設が容易にできる。
 屋外で一基づつ独立設置するので一基でも、二基でも任意に増設することができる。

加圧蒸煮装置

■ 製品概要
加圧蒸煮装置は醸造用の穀物原料を均一に加圧蒸煮することを目的に開発されたもので通称NK缶と呼ばれています。
当社は醸造原料だけでなくあらゆる原料を加圧蒸煮出来るように独特の工夫をこらし完成させました。
型式は、横型(Y型)と竪型(T型)の2種類があります。

回転円盤式温風冷風乾燥機

■ 製品概要
大量の穀物や麴などを温風・冷風により乾燥や枯らしをおこなうことができるバッチタイプの乾燥装置です。

■ 特徴
1.大容量のバッチ式乾燥装置

2.送風温度と定期撹拌を自動制御

3.原料の投入・排出を自動化

4.乾燥の省力化を実現

回転式自動製麴培養装置

■ 製品概要
製麴工程は酒、味噌、醤油等の醸造製品を作るうえにおいて、最も重要ものであり、麴の良否によって製品の良否が決定されるといっても過言ではありません。

高品質でしかも低コストの麴を作る決め手は何といっても盛込や手入及び出麴作業に人手を要せず、麴が成長するのに必要な温度や湿度の管理が完全でしかも無人化され、自動的にできるものでなければなりません。

この装置は小容量処理から大容量処理まで、盛込、手入、出麴作業等を完全に機械化したもので、好評を得て最近急速に普及しております。

この装置により完全自動かつ無人製麴で徹底的なコストダウンが可能となり、最高の品質を得るための最適制御をめざすコンピューターシステム(ベクトル制御)を組み入れたものもすでに完成し稼動しています。

また無菌固体培養システムも完成し、実用化の段階に入っています。

■ 特徴
1. 盛込、手入、出麴作業がボタン操作のみで自動的にできる。(コンピューター制御により盛込、手入、出麴排出まで製麴の全工程を完全自動で無人化運転することも可能。)

2. 出麴排出は残量がほとんどなく完全に排出。

3. 盛込は盛込移動コンベア等により行うため盛込原料を押しつけることなく均一に盛込。

4. 手入機は特殊構造の攪拌羽根を採用しているため動力が少なく、培養床面まで完全均一に手入が可能。

5. 装置の細部については食品衛生、微生物学的見地より殺菌、洗浄、掃除がしやすい構造。(自動洗浄装置の取付も可能。)

6. 要部材質はステンレスを使用しているため耐久性にすぐれ、清潔。

回転式自動洗米浸漬装置

■ 製品概要
吟醸酒に使われる高度精白米は、洗米・浸漬時間を決めながらの作業が行われてきました。このためこれらの作業操作が人手に頼らず目標吸収率の浸漬米が再現性よく提供できる装置の開発が望まれていました。

本装置では1台で白米の計量、洗米、リンス、浸漬吸水、白米表面付着水の強制脱水、吸水率自動計測、浸漬米の払出しまでバッチ連続で行い、同時に吸水前後の重量測定に基づき白米の吸水率を把握し、これをフィードバックして吸水時間をコントロールして吸水歩合を一定にすることができる画期的な装置です。

■ 特徴
1. 30kgバッチ連続処理

2. 精米歩合35〜65%(3〜20分)に対応。処理能力最大600kg/hr。

3. 混気ジェット(水流と気泡)による完全洗米。

4. 洗米後のシャワーリンス&浸漬後の送風機による付着水除去。

5. 1バッチ、1ロット毎のデータ集積機能付。

6. 吸水歩合測定による浸漬時間の自動補正が可能。

回転式通気無菌固体培養装置

■ 製品概要
微生物の培養は大別して液体培養と固体培養があります。従来、固体培養は液体培養に比べて培養操作が複雑でコンタミネーションを防ぐことが困難でした。

回転培養床で汚染なく撹拌でき無菌エアーを供給可能にしたため、コンタミネーションのない通気固体培養が可能になりました。

この装置により固体培養のメリットを最大限に活かすことができるようになりました。この装置は当社が独自に開発したものであり、固体培養装置に関して約20件の特許・実用新案を取得しています。

■ 特徴
1.培養器内で培地の加圧蒸気滅菌、冷却が可能。

2.回転する培養床と特殊構造の撹拌羽根の採用によって培養床面まで均一に撹拌できる。

3.温度、湿度のコントロールされた無菌エアーによって微生物の固体培養を行なう。

4.植菌、培養中の撹拌、加水、サンプリングおよび乾燥の無菌的操作が可能。

5.コンピュータ制御によって無人運転が可能。

6.要部材質はステンレスを使用し、細部は微生物学的見地より洗浄、滅菌がしやすい構造。

吸引ネット式洗米水分離機

■ 製品概要
従来の水分離機は、主に回転ドラム式やシュート式のものでしたが、水切れが悪く浸漬タンクの中に米と一緒に洗米輸送水も入り、結局浸漬米の水分バラツキが大きくなる結果になっていました。

今回新しく開発された水分離機は、ネットコンベアの上で清水をシャワーリングし、その後余剰付着水を吸収除去する画期的な装置です。この方法に寄って洗米輸送の初めと終わりでの時間差による水分バラツキの問題が解消されました。

■ 特徴
1. 樹脂ネット又はステンレスネットのコンペアタイプ。

2. 入口側で清水のシャワーリングを行うため洗米輸送中の付着糖が除去できる。

3. 出口側で余剰付着水を吸引除去するため浸漬タンク内にはほとんど水は垂れない。

4. 洗浄が容易。

5. 洗米輸送にロータリーポンプを利用すると水量は大幅に削減。