FOODTOWNアドバイザー制御盤工事を徹底解説!

制御盤工事とは?

制御盤工事とは、制御盤という電気機器を制御する機器が入っている箱を工事することです。操作盤と間違われることもありますが、操作盤は電気機器を操作するボタン等の機器が入っているものなので全くの別物となっています。制御盤は様々な機械や製造現場で応用され、司令塔のような役割を担っています。

制御盤のパフォーマンスを上げることで、設備や生産現場の安定した運用に繋がります。
食品製造現場では設備の新設工事や、設備のレイアウト変更により制御盤の移設工事などが発生します。
制御盤工事の工事種類内容、確認ポイント、トラブル事例を解説します。

  • 制御盤工事の種類、原理、使用用途について

    制御盤は、大きく分けて動力回路と制御回路の二つから成っています。
    動力回路は、制御盤のマグネットスイッチやインバータなどを介して、動力部(モータやヒータ)に電気を流して作動させる回路です。制御回路は、センサやスイッチからの入力信号を受け、マグネットスイッチやインバータを指示通りに動かし機械の動作をコントロールします。これらの回路によって目的どおりに機械や装置を動かすことができます。

  • 制御盤工事価格について

    自社内で工事を行う場合には部品代のみで施工することができます。
    外部業者で制御盤工事を委託して行う場合には工事の規模、従事する作業人数、足場の構築有無などにより価格が変わっていきます。
    制御盤工事でPLCやインバータなどの部品交換を行う際には部品代+工事費の合計となります。

  • 制御盤工事の選定ポイント、導入時の確認ポイントについて

    制御盤導入時には動力負荷の容量や員数の見積もりをすることと、動力用機器の制御回路を検討し制御方向を決定することが必要です。
    動力負荷の容量や員数の見積もりは、電磁開閉器やインバータ等の選定も考慮しつつ動力負荷に適する部品と主幹ブレーカーを選定します。
    動力用機器の制御回路を検討し制御方向決定する際には、リレー、タイマ、PLC形式などから必要な機器を選定し員数の確認を行います。

  • 制御盤工事のトラブル事例、事前対策ポイントについて

    トラブル内容
    制御盤工事の翌生産時に生産ラインの中ならボルトや配線の被覆破片が発見された。

    原因①
    制御盤工事時に誤ってボルトを落下させてしまったが、回収していなかった。
    原因②
    制御盤工事時の配線被覆を剝く作業で、設備の養生などを行わずに工事していた。

    対策①
    落下させ回収ができていないものは異物化の可能性が極めて高くなるため、必ず回収する。
    対策②
    工事を行う際は小範囲でも汚染してしまう可能性のある場合は養生シートを用いて対策する。

    ※外部業者へ工事を委託する際にも、自社での品質管理基準で工事施工してもらうよう教育が重要です。
    ※電気設備技術基準書などを整備して外部業者に提出しましょう。

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