FOODTOWNアドバイザー

陽圧・陰圧管理システム徹底解説!

陽圧・陰圧管理システムとは?

陽圧、陰圧とは
陽圧とは、室内の気圧を周辺環境よりも高くすることです。
クリーンブースもHEPAフィルターを通したクリーンエアーでブース内を陽圧化し、清浄度を保ちます。
陰圧とは、室内の気圧を周辺環境よりも低くすることです。

大気中の気圧は等圧になろうと働く為、空気の流れは、気圧の高い方から低い方へ、空気が押し出されていきます。
例えば食品工場では空気清浄度を確保するために設置されたフィルター等を通過していない空気が外部から流入する
(=屋内気圧が低い陰圧状態)と、下記のリスクが考えられます。
①飛来虫等の侵入リスクの増加
②塵、埃を含んだ空気の侵入により異物混入リスクの増加
③湿った空気が隣室に流れ結露等の発生リスクの増加
このことから主に商品の盛付や包装などを行う清潔区を陽圧化状態に保つ必要があります。
逆に、臭気を漏れない様にする為には、陰圧状態に保つ必要があります。
以上のことから食品工場においてはこれら空気の流れを分析して、エアバランスを整える管理システムが必要になります。

  • 陽圧・陰圧管理システムの種類、原理、使用用途について

    食品事業者における換気設備の室内環境の指標にエアバランスを確認する必要があります。
    【陽圧】 屋外気圧 < 屋内気圧
    屋外の気圧に対して室内気圧が高い状態を表します。
    【陰圧】 屋外気圧 > 屋内気圧
    逆に屋外の気圧に対して室内気圧が低い状態を表します。
    各作業、加工室、衛生区、非衛生区などのエアバランスを可視化、管理することで、異物混入等のリスク対策と分析を行うことが陽性・陰性管理となります。その種類は使用用途により大まかに以下になります。

    ・建物設備自体への集中管理システム
    ・独立した陽圧室、陰圧室などの設置
    ・エアバランスを確認する室圧測定器(差圧チェッカー)

  • 陽圧・陰圧管理システム導入価格について

    陽圧・陰圧管理は管理対象空間の容積、壁面パネルの気密性、管理対象部屋内で取り扱う製品の種類や管理したい品温などで導入するための費用は大きく異なります。簡易的に陽圧空間をつくる製品もありますが、排気<給気の関係性になることは必須となります。参考価格として、風量30㎥/minクラスで約100万円、60㎥/minクラスで約150万円程度です。
    上記価格は本体のみの参考価格であり、装置運搬費用や設置費用などは別途必要となります。

  • 陽圧・陰圧管理システム選定ポイント、導入時の確認ポイント

    食品工場は食品の安全性を脅かす危害要因が明らかであり、それら物理的危害、化学的危害、生物的危害を防ぐ必要が工場内にどれだけあるか、またそれらを防ぐ手段の中から陽圧・陰圧管理がどれだけを占めるのか?を綿密に調査、判断をする必要があります。

  • 陽圧・陰圧管理システム導入後のトラブル事例と事前対策ポイント

    トラブル事例
    臭いの流出を防ぐために陰圧管理を行っていたが、屋外からの虫の侵入や塵埃の流入が増加し、防虫活動での捕虫数が増加した。

    原因①
    屋外に面している製造工程で陰圧管理を行っていたため、気流に乗って虫の侵入に繋がった。
    原因②
    臭いの流出を防止する対応として製造工程の配置を考慮せずに陰圧管理を行っている。

    対策①
    屋外に面している製造工程は陽圧管理を行うことで、虫の侵入を防止する。
    対策②
    臭いの流出防止を行う際に屋外に面している製造工程などは脱臭装置を活用するなど対策を検討する。

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  • ユーティリティシステム
  • 陽圧・陰圧管理システム

簡易陰圧装置

除菌酵素HEPAにより細菌等を捕集するだけでなく、除菌まで可能な業務用空気清浄機です 病院の小空間・簡易ブースなどに接続して、空間内の汚染エアーを吸塵し、室外にクリーンなエアーを排出する装置です。コンパクト、比較的低騒音(最大騒音値:56dB)仕様です(処理風量14CMM)。 簡易陰圧装置の特長 0.3μm以上の粒子の細菌等を99.99%捕集し、除菌します フィルタ繊維に細菌の除去効果のある酵素を付着させた除菌酵素HEPAフィルタで、0.3μm以上の粒子の細菌等を99.99%捕集し、除菌します フィルタ交換時の感染リスク減 通常のHEPAフィルタに捕集された細菌等は塵埃等を栄養源としてある程度の時間、生存している可能性があります。本製品に採用されている除菌酵素HEPAフィルタは、ろ材に接触した微細物を確実に除菌することが可能です(ろ材に接触しないと効果は期待できません) フィルタ管理が容易 差圧計によりフィルタの目詰まり管理が可能です。またフィルタ交換は工具不要で行えるため、メンテナンスが容易です 4段階の風量調整 4段階の風量調整が可能で、騒音値を抑えることが可能です 空気清浄機としてもご利用いただけます ダクト接続→室外排気の用途ではなく、循環式で使用すれば高性能空気清浄としてご利用いただけます

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