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受変電徹底解説!

受変電とは?

受変電設備とは、発電所から変電所を通して送られてくる高圧の電気を受け、
使用できる電圧に変換するための設備一式です。
単に電圧を下げるだけではなく、大雨や台風などの自然災害や落雷、漏水など配電トラブルの際に、接続された負荷設備を保護し、事故の波及を防止する役割もあります。
工場やビルなど多くの電気を使う施設では欠かせない設備で、施設内の小規模な変電所と言えます。
受変電設備の原理や種類、選定ポイントについて解説していきます。

  • 受変電設備の種類、原理、使用用途について

    受変電設備は区分開閉器、断路器、遮断機、変圧器、保護継電器、制御装置、計測機器、低圧配電設備などの機器で構成されています。高圧のまま事業所に引き込むことで電気代の単価は安くなり、電気を効率よく使用できます。
    ・キュービクル式
     上記の構成をすべて収めた金属製の箱型の受電設備です。

    ・開放形
     フレームの基礎に遮断器や保護継電器など収めた据え付け型の受電設備です。

  • 受変電設備導入価格について

    受変電設備は上記の通り、複数の機器から構成される設備です。
    メンテナンスや部品交換はそれぞれの機器単位で行われます。
    導入規模により変動しますが、キュービクル式受変電設備の導入価格として容量300kw程度、使用例:中規模工場、スーパーマーケット、価格約400~500万円程度、容量500kw程度、使用例:テナントビル、製造工場、病院、価格約600~700万円程度となります。

  • 受変電設備選定ポイント、導入時の確認ポイントについて

    ・受変電設備の選定ポイント
    事業所で使用する機器の電気容量を計算して受変電設備を選定する必要があります。
    空調機器や給水ポンプなどの建設設備のほか、工場などでは特殊な大型機器がないかなどを加味する必要があります。

    ・キュービクル式
    標準化されているのでコストパフォーマンスが良く、搬入設置が容易です。比較的狭い場所にも設置可能です。
    また筐体に納められているため小動物の侵入が防げ、安全性が高いのも特徴です。
     
    ・開放形
    大容量の場合はキュービクル式よりも低コストです。近年は安全性の高いキュービクル式が多くなっています。

    ・受変電設備導入時の確認ポイント
    ・キュービクル式は一度設計すると拡張が難しい為、拡張を見据えて筐体内の空きスペース等増設を見越した設計にするかをあらかじめ決める必要があります。また、一般的には1,000kVAを超える大形の変圧器は収納が難しいです。
    ・電気設備は基本的に年に1回法定点検が義務付けられています。

  • 受変電設備導入後のトラブル事例と事前対策ポイントについて

    トラブル事例
    機器の経年劣化により予防保全で、開閉器、遮断機の更新を行ったが、遮断してしまった。

    原因①
    電源ケーブルの電気容量選定ミスで通電不可となった。
    原因②
    遮断機の機種、スペックの選定ミスで容量オーバーした状態となっている。

    対策①
    工事前の電源ケーブル選定段階で許容電流値を確認して材料を調達する。
    対策②
    電源ケーブル同様、容量など仕様を確認し使用環境に適したスペックの機器選定を行う。

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