FOODTOWNアドバイザーパーツフィーダーを徹底解説!

パーツフィーダーとは?

パーツフィーダーとは部品供給装置とも呼ばれ、ワーク(原料、加工物)を整列させて次工程に供給する装置です。
貯蔵、整列、供給の3つの機能を持ち、特に整列工程では部品や用途によって最適な整列を行う必要があります。
食品の製造では主に、加工や包装のラインで利用されています。
ワークの性質、整列の向き、供給方法は多岐にわたる為、多くは受注生産によって供給されています。

  • パーツフィーダーの種類、原理、使用用途について

    ・電磁式
      電磁式は更に様々な方式に細分化され、振動回数、価格帯も様々なので、
      ワークの性質によって選択が可能。最も一般的な方式。

    ・モータ式
      他の方式と比べて騒音が少ない。水平運動のみで駆動する。

    ・圧電素子式
      振動の調整が不要かつ省エネルギーが見込める。

    ・複合回転円盤式
      非振動式なので、低騒音かつ供給速度も速い。

  • パーツフィーダーの価格について

    パーツフィーダーの本体参考価格は約200万円~となります。
    最終的には製品の特性や前後工程とのラインジョイントでパーツフィーダーの排出口をどの長さ設けるかなどの仕様を詰める必要があります。
    パーツフィーダー本体のみの価格であり、運搬費用や設置工事費用などは別途必要となります。

  • パーツフィーダーの選定ポイント、導入時の確認ポイントについて

    選定のポイントについて
    ・製品の性質や特性は搬送に適しているか
     パーツフィーダーの主な搬送方法として振動フィーダーで製品を送ってくことが多く、製品特性上、振動による割れや欠けが発生しやすい製品であれば良品率の低下に繋がるなどのリスクがあります

    ・製品を搬送しながら整列向きは適切か
     パーツフィーダーでは製品の姿勢や裏表、向きを補正しながら製品を搬送していくが製品特性上、重心が安定しないなどの可能性もあります。後工程の製品供給向きも考慮して選定を進める必要があります。

    ・前後工程との受け渡し
     前工程からパーツフィーダーへの製品供給方法で、パーツフィーダーへ製品を投入するさいに製品の割れ欠けが発生する場合もあります。振動フィーダーによる搬送で、仮に前工程からの製品投入でクラックが入ってしまうと割れ欠けの多発に繋がり、良品率を下げることに繋がります。

  • パーツフィーダー導入後のトラブル事例と事前対策ポイントについて

    トラブル事例
    パーツフィーダーの天面は製品投入部で開放状態になっており、その開口部から異物混入が発生した。

    原因①
    製品を包装していない裸製品の工程でカバーなどの設置がされていなかった。
    原因②
    フードディフェンスの観点からも意図的に異物混入される可能性のある状態になっていた。

    対策①
    空調吹き出しからの異物混入などもリスクとしてあるため裸製品が流れている工程には保護カバーの設置を行う。
    対策②
    防犯カメラの導入や定期的な目視巡回を行うなど意図的異物混入への抑止効果施策を行う。

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