FOODTOWNアドバイザー自動計量装置を徹底解説!

自動計量装置とは?

自動計量器とは、粉体原料やチップ状の原料を自動で計量する装置のことをいいます。

食品製造現場では原料の投入作業は特に作業負荷の高い工程であり、計量ミスなどによる配合ミスといった重大トラブルにも繋がる工程です。重量物の運搬や原料の投入作業での作業環境の悪さなど課題の多い工程であるため、自動計量器も幅広く採用されています。

自動計量器によって計量作業が自動化されることにより、作業負荷の軽減、計量間違いのリスクも大幅に軽減されます。
自動計量器の種類、選定ポイント、トラブル事例を解説します。

  • 自動計量器の種類、原理、使用用途について

    自動計量器の種類について
    ・定量計量型
    毎回一定量を計量していく自動計量器です。計量のスピードと精度をどちらも求められる場合に、効果を発揮する仕様の計量器です。計量バッチ数が多い場合、ひとつの計量場所から複数へ供給が必要な場合の計量スピードアップしたい工程に適正があります。

    ・累積計量型
    複数の異なる原料をそれぞれの設定値に応じて1台の計量ホッパーに投入、それぞれの原料の合計値を計算する仕様の計量器です。計量釜をセットし、1バッチ分の複数原料を投入していく工程に対し適正があります。

    ・排出計量型
    計量ホッパーに供給された原料をあらかじめ設定された重量まで投入し、設定重量に達した後に計量ホッパーから排出され、次の計量に移行する仕様の計量器です。複数原料を同じタンクに投入する場合などで、ただし1バッチ分の計量が終わるまでは他原料と混ぜたくない場合に適正があります。

  • 自動計量器価格について

    自動計量器は投入したい製品、原料と投入能力によって価格に違いがあります。
    数百キロを一時間に複数バッチ行う場合、原料投入ホッパー、原料経路、計量器も
    すべて大型仕様になるため価格は高くなります。
    小型の自動計量器(数十~数百g単位)の価格は約250~400万円となります。
    本体のみの参考価格で、装置運搬費用や設置工事費用は別途費用がかかります。

  • 自動計量器の選定のポイント、導入のポイントについて

    自動計量器の選定ポイントについて
    ・原料種類、荷姿、特性
    原料の種類によって、ホッパー内での流動性やブリッジ(粉がホッパー内で橋渡し状態で落下しない状態)の発生具合などは変わるため事前に確認が必要です。

    ・計量値幅
    原料の計量したい重量の最大値、最小値、常用値などを事前に確認しておくことが必要です。計量器の最大許容重量に関わります。

    ・計量時間、タクトタイム(分)
    後工程の原料消費時間によってタクトタイムが変わります。計量精度を求めると計量に時間がかかるなど必要な計量時間は原料の種類によって多少変わります。

  • 自動計量器導入後のトラブル事例、事前対策ポイントについて

    トラブル事例
    自動計量器の計量装置の精度が悪く、原料を自動投入しても人手での微調整が必要になる。

    原因①
    許容したい重量誤差と、選定した計量器精度があっていない。
    原因②
    自動計量をしながら投入していく際の制御に問題があり、毎計量時多く投入してしまっている。

    対策①
    計量器の選定段階で計量誤差を確認して導入する。
    対策②
    自動投入速度で、投入終了間際10%は投入速度を落とすなど制御面での変更を行う。

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  • 充填・包装・ケーサー
  • 自動計量装置

ホッパースケール計量器

<プラント組込用の計量器> 計量ホッパー・ホッパースケールとは、貯槽容器へロードセルを取り付けた計量器です。 粉体、粒体の製造工程中に使用する計量器です。 混合工程の直前・製品パッキングの直前にて使用しますが、投入・排出量の差異確認用途としても使用できます。 原料粉体の見掛け比重及び秤量に応じて、ホッパースケールの容積・形状を設計製作します。 ホッパースケール単体には、投入機・排出機を備えておりませんが供給排出装置とセットアップしてのご提案も可能です。 形状 丸型、角型など各種タンク・ホッパ形状 容量 10L程度の小容量から10,000L程度のサイロ級まで 材質 SS、SUS304などの一般ステンレス鋼 秤量・最小表示値 容器容量や風袋重量によりロードセルを選定し決定  ~製品パッキングの直前に~ ホッパースケールにて事前計量を行い、製品用フレキシブルコンテナへ投入・ファイバードラム投入へ、といった用途でも使用頂けます。  ~投入排出量の差異確認用途に~ 生産ラインにおける原料投入工程をホッパースケールで行い、最終または中間工程に設けたホッパースケールとの重量差異を確認するために計量器を設けます。 マテリアルバランスの証明・歩留まり把握など様々な比較に使用頂けます。 導入に際しては  ~オーダーメイド製作~ 基本仕様をベースに、秤量・見掛け比重・前後機器・生産ライン設計を踏まえてオーダーメイド製作致します。 また、スクリューフィーダ・ロータリーバルブをはじめとした供給排出装置のラインナップの中から最適な機種選定を行い、計量器に留まらないオンリーワン計量機としてセットアップしご提供致します。  ~様々な粉粒体に対応~ 粉は魔物と呼ばれる粉粒体機器において、ホッパー形状や供給排出機の選定及び設計は経験値が重視されます。 過去実績・エンジニアリング力を活かして最適なホッパースケールを提案します。

解決できる課題

  • 経費削減
  • コスト削減
  • 省エネ対策
  • 省スペース
  • 充填・包装・ケーサー
  • 自動計量装置

自動計量機 スプリングコンベア式スケール

<中袋など中量用の小分け自動計量機> バネコンスケールとは、供給装置にスプリングコンベア(バネコン)を用いた粉体および粒状物の小分け計量機(充填機)です。 5~15kgなど中量の小分け作業に最適な装置です。 フレキシブルコンテナ(フレコン)500kg→5kg×100袋へ・800kg→10kg×80袋へ小分け などの用途に使用頂けます。 ハカリと組み合わせるスプリングコンベアは3機種あり、見掛け比重及び秤量によりサイズ選定を行っています。 スプリングコンベアはペレット等の粒状物やサラサラとした粉体の搬送用途のため流動性の悪い粉体( 澱粉や小麦粉などのようにハンドリング性が悪いと言われる物性)には適しておりません。 装置の自動計量中に、計量済み容器のヒートシールやラベル張りを行うことができるため装置導入によって手作業計量3名→1名オペレーションを可能にし、重労働を軽減します。 型式 及び モータ容量 NBS21型(0.4 kw) NBS26型(0.75kw) NBS34型(1.5 kw) 材質 接粉部SUS304、その他SS (輸送管材質は樹脂製も選択可) 秤量 (目安) NBS21型: 5~10kg NBS26型:10~15kg NBS34型: 15kg以上 ※粉体の見掛け比重および、風袋重量による 計量精度 + 1 ~ 3% 計量能力 約30秒 ※適正サイズのコンベア径選定による 電源 3相 200V(400V級も可) 用途 △食品製造 △医薬品製造 ◎化学製品製造 ○金属製品製造・窯業 △リサイクル事業

解決できる課題

  • 人手不足解決
  • コスト削減
  • 自動化
  • 省スペース
  • 生産効率改善
  • 充填・包装・ケーサー
  • 自動計量装置

単袋&ロール袋兼用計量包装機『JUSTEEN・R JR-01』

『JUSTEEN・R JR-01』は、1台で単袋とロール袋の両方に対応した高性能な 全自動計量包装機です。 レシピを250種類登録でき、オプションのバーコード型替装置を使用すると、 バーコードによる型替えが可能。 また、能力は毎分4~6袋で、シャフトレスのためロール袋の交換作業が スピーディに行えます。 【特長】 ■単袋・ロール袋兼用 (単袋は印字装置なし) ■準備完後、運転を押すだけの簡単操作 ■型替えは、モニター画面にて簡単に変更可能 ■自己診断機能付き(モニター表示あり) ■計量方式はロードセル式3段ゲート(1基搭載) ■単袋カセット充填枚数50~100枚、チューブロール袋400m巻に適応 【仕様(抜粋)】 ■計量物:米穀類、粒状、顆粒、その他 ■計量範囲:150g~10kg ■計量精度:±2g(最小目盛1g) ■制御方式:マイコン制御 ■能力:4~6袋/分 ■包装区分:単袋&チューブロール袋兼用 ■包材:ポリエチレン・ラミネート・アルミ蒸着 ■包材寸法:幅180~400mm 長280~580mm ■機械寸法:幅932mm×奥1520mm×高1700mm ■重量:400kg

解決できる課題

  • 経費削減
  • 人手不足解決
  • コスト削減
  • 歩留まり改善
  • 自動化
  • 省スペース

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  • 充填・包装・ケーサー
  • 自動計量装置

顆粒用カットゲート式自動計量機 CGシリーズ

商品である顆粒が壊れたり、分離するのを極力抑えつつ、顆粒を正確に計量することができるカットゲート開閉制御方式を採用しています。また、高感度なセンサーと新しい制御方式により、高い計量精度を誇ります <商品の特徴> ■顆粒計量の高精度計量を実現 顆粒形状を壊したり分離させることなく正確に計量できるカットゲート開閉制御方式を採用するとともに、電磁平衡式高感度センサーと高速制御方式を採用することで、計量精度を飛躍的に向上させました。 さらに、自己フィードバック制御を搭載するなど、高精度を維持する機構も組み込んでいます。 ■カットゲート開閉制御方式とは 従来の自動計量機では、計量の途中で商品である顆粒が壊れたり、分離したりするのが課題でした。 この課題を解決するため、定量になるとゲートを閉めて投入を終了させるカットゲート開閉制御方式を採用した製品を開発しました。 自重落下を制御するこの方式は、従来の自動計量機に比べて摺動部での顆粒破壊の可能性、さらには顆粒分離の可能性を極力減らすことができます。 さらに、カットゲートをモーターで位置制御することで、キレの良い開閉と高速化を実現しています。 ■メンテナンスがかんたんなシンプル構造 計量部を構成する部品は、供給ホッパ、カットゲート、計量ホッパ、排出シュートの4部品のみ。長年のノウハウから生まれたシンプルかつコンパクトな設計により、高い清掃性と短時間での清掃を実現しました。 各部は工具なしでワンタッチで着脱でき、業務時間中の段取り替えなどの時間も短縮できるため、生産性向上に大きく寄与します。 ■カラー液晶による高い視認性と操作性 操作をコントロールする表示部分には、カラー液晶画面を採用しました。 高い視認性とタッチ部がひと目で分かるかんたんな操作性を実現し、熟練していない作業者もミスなく操作することができます。 ■生産履歴情報の蓄積、取得も可能 外部パソコンと連動することで、生産履歴情報(トレーサビリティ)をエクセルに取得し、それを生産現場でプリントアウトすることも可能です。 これにより、生産効率の検証やデータ活用を迅速かつ効率的に実施することができます。(※オプション対応)

解決できる課題

  • 人手不足解決
  • 品質向上
  • 自動化
  • 生産効率改善

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  • 充填・包装・ケーサー
  • 自動計量装置

汎用自動計量機 NES-R

かんたん操作でさまざまな商品を計量できる汎用型自動計量機です。コストパフォーマンスが高い上、計量値や計量条件を予約できる機能も搭載していることで、作業現場の省人化と生産性向上に大きく貢献します <商品の特徴> ■かんたん操作と使いやすさを極めた自動計量機 誰でも操作できるかんたん操作で、安定した高精度の計量ができます。操作はすべて操作ボックスで集中制御でき、かんたんに計量値や計量条件を予約する機能も搭載。計量能力も1連あたり最大15回/分と、省力化に貢献できるハイスピードを実現しています。また、電磁フィーダーを採用して安定した高精度計量を実現しました。 ■集中制御方式で誰でもかんたん操作 作業オペレーションは、すべて操作ボックスで集中制御できるため、複数台を同時にお使いになる場合でも、いずれか1台の操作ボックスですべてをコントロールできます。また、操作ボックスの設置位置については、作業動線に合わせてさまざまな対応が可能です(オプション対応)。 ■電磁フィーダーで高精度かつ高速計量を実現 電磁フィーダーとは計量物を電磁振動で移動させる方式で、固形物を中心に多くの商品で効果的な供給方式です。当機では、応答性とカットオフ特性に優れたイシダ独自の電磁フィーダーを採用しています。また、最大15袋/分という高速処理も実現しています。 ■データ出力端子を完備し、生産管理にも対応可能 データ出力端子をオプションとしてご用意しています。プリンターと接続することにより、データを計量管理や生産管理に活用することができます。

解決できる課題

  • 人手不足解決
  • 自動化
  • IoT、DXの活用
  • 生産効率改善

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ヒアリングシート
3つのメリットと特徴

  • MERIT 1
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    情報紹介も可能!
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