FOODTOWNアドバイザー

クラフトシーラー徹底解説!

クラフトシーラーとは?

クラフトシーラーとは、重袋(重いものを包装する袋)の開口部を閉じる装置のことをいいます。
重袋には、クラフト紙を素材としたクラフト重袋とポリエチレンフィルムを素材としたポリ重袋の2種類が主流ですが、袋の材質によってシール方式が変わります。

1袋20~30㎏程度の粉体原料や包装工程で良く使用するホットメルトのチップ糊を梱包する包材としてクラフト重袋が良く使用されます。袋状態でパレット積みされて搬送、納品されることが多く、パレットに積載した状態で破袋(開け口などが開口しない)しない強度が必要になります。

強度を出すために開口部を縫合する、開口部を折り込んでシールするといった方法でシールされています。
クラフト―シーラーの種類、選定ポイント、トラブル事例について解説します。

  • クラフトシーラーの種類、原理、使用用途について

    ・クラフト重袋向け
      ミシンのように開口部を縫合糸を用いて縫い付けて封をします。
      縫い付けた上からテープを貼り付けるオーバーテープ機能
      熱溶着可能な加工を施したクラフト袋をシールする機能
      ロットNo.、日付の印字機能など、様々なオプションが準備されています。

    ・ポリ重袋向け
      通常のフィルムシーラー仕様と同じく、熱溶着で開口部のシールを行います。
      クラフト素材の袋の中にポリエチレン内袋を重ねて使用するタイプが一般的です。
      最も一般的なモノはインパルス式で、その中でもコンベヤによる搬送機能を持った自動式と、
      1袋ずつ処理する足踏み式があります。

  • クラフトシーラーの価格について

    クラフトシーラー価格はインライン式として搬送コンベアと一体型になっている仕様と、一袋一袋を手動でセットしながらフットスイッチでシールしていく仕様で異なります。
    搬送コンベアと一体型になっている全自動タイプのクラフトシーラーで約500~600万円となります。
    手動で袋をセットしてフットスイッチを用いてシールする半自動タイプで約250~400万円となります。
    本体のみの参考価格で、装置運搬費用、設置工事費用は別途費用がかかります。

  • クラフトシーラーの選定ポイント、導入時の確認ポイントについて

    クラフトシーラーの選定ポイントについて
    ・袋の材質
    袋の材質によって接着方法が異なります。材質にあった接着方法でなければシール強度が担保できず内容物の品質にも影響します。

    ・内容物の重量と必要なシール強度
    クラフトシールは30㎏前後の内容物を封入することも多くあり、1袋1袋が重量物となります。
    クラフト袋で梱包された製品は保管や搬送のために、搬送用パレットに倒して段積みされる場合が一般的となります。重量物を段積みした際にシール強度が弱く、万が一破袋してしまった場合にはパレット段積み物が荷崩れを起こしてしまう原因にもなります。

    ・シール処理量
    インライン方式でライン内に組み込むことも可能であり、その場合は前後装置との能力バランスを確認しておく必要があります。シール速度は約6~12m/分程度が一般的で製品のシール幅と前工程から流れてくる製品個数で処理可否を計算することが可能です。

    ・異物混入対策
    シール方法で縫合糸を使用した場合には糸くずが袋内部に混入してしまうリスクが伴います。
    シール強度は担保されやすいですが、異物対策の面からはリスク管理が必要です。

  • クラフトシーラー導入後のトラブル事例と事前対策ポイントについて

    トラブル事例
    クラフト袋を搬送するキャリアチェーンのクリアランスが適正でなかったため、
    製品の納品先からクラフト袋に破れがあるしているとのクレームが発生した。

    原因①
    生産途中にクラフト袋の詰まりが発生し、チェーンレールに歪みあった。
    原因②
    発生頻度で全数に破れが生じている状態ではなかったため異常品が流出してしまった。

    対策①
    製品の搬送経路で詰まりが発生した際は歪みなどがないかゲージを用いてクリアランス確認を行う。
    対策②
    詰まりなどの停止、復旧後は製品に異常がないか一定時間検品者を設けるなど流出防止を図る。

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  • 充填・包装・ケーサー
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