FOODTOWNアドバイザー

集塵機徹底解説!

集塵機とは?

集塵機とは、空気中の粉塵などの粒子を気体から分離するものです。
食品製造現場では粉体原料投入工程では微細な粉が舞うことによる原料ロスや、包装工程では製品充填前のカップ包材の異物除去として集塵機が使用されています。
掃除機と同じ用途でも使われていますが、掃除機よりもごみの容量が大きく、吸引力が強い反面運転音が大きいなどのデメリットもあります。倉庫の掃除用として使用している製造現場も多くあります。
集塵機の原理や種類、選定ポイントについて解説していきます。

  • 集塵機の種類、原理、使用用途について

    集塵機の種類と原理について
    集塵機に粒子を分離する方式によりいくつかの種類があります。
    ・重力集塵装置
     ダクトの途中に大きな空間を設けて気流を急激に低速化させ、重力で粒子を沈降させます。
     高性能な集塵装置の前処理として導入されることが多いです。

    ・遠心力(サイクロン)集塵装置
     強力な旋回気流で遠心力を粉塵に与え、粒子を分離します。
     高性能な集塵装置の前処理として導入されることが多いです。

    ・慣性力集塵装置
     気流を障害物に当て、粒子を分離します。
     高性能な集塵装置の前処理として導入されることが多いです。

    ・電気集塵機
     粒子に電荷を与え、集塵極に引き寄せることで粒子を集塵します。

    ・ろ過式集塵装置
     フィルタなどで粒子をろ過し分離します。

    ・湿式集塵装置
     粉じんを含んだ気流を水に触れさせ、粒子を集塵します。
     
    ・集塵機の用途
     食品工場では特に粉体振り分け時の粉塵や揚げ工程での油煙などが発生します。
     それらを適正に回収することで、工場内の作業環境改善や近隣への環境保全につなげます。

  • 集塵機導入価格について

    集塵機の価格はサイズや能力が様々であるため必要スペックに応じた選定を行います。
    装置の掃除用や、カップ包材の異物除去目的サイズの集塵機の場合、約20~50万円程度です。
    さらに大型の原料倉庫集塵機サイズであれば約150~300万円程度になります。
    装置本体のみの参考価格で、装置運搬費用や設置工事費用は別途費用がかかります。

  • 集塵機選定ポイント、導入時の確認ポイントについて

    ・集塵機の選定ポイント
     粉塵の発生場所、性質(大きさ、比重、温度、可燃性、親水性、爆発性など)、量などを調査し、
     それらに合った種類の集塵機を選定する必要があります。
     また、メンテナンスの容易さ、ランニングコスト(電気、水、フィルター)
    ・集塵機導入時の確認ポイント
     大気汚染防止法など関連法規・条例により様々な規制があるので、事前に調査する必要があります。

  • 集塵機導入後のトラブル事例と事前対策ポイントについて

    トラブル事例
    粉体原料投入工程の集塵機内部に粉だまりができ、虫の発生源、繁殖の温床になっていた。

    原因①
    集塵機のフィルターやダストボックス以外の部分の掃除が行き届いていなかった。
    原因②
    粉体に発生する虫に対する防虫活動で網羅できていない場所になっていた。

    対策①
    集塵機のホースや、ダストボックスの周辺、集塵機内部の清掃を頻度を決めて運用する。
    対策②
    防虫活動で虫が発生していた箇所はモニタリング観測点として管理し、再発がないよう対策する。

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紙粉用ロールフィルタ式除塵機

手紙・紙幣などの紙粉やホコリを除塵します。ロールフィルタ自動巻き取り機能で、目詰まり無く常にフレッシュなフィルタで集塵します。 除塵機とは、紙粉用の集塵機です。紙幣を取り扱う銀行や、手紙を取り扱う郵便局など、紙粉が舞う環境で便利にお使えいただけます。コトヒラ工業の除塵機は「ロールフィルタ自動巻き取り機能」が付いており、目詰するとフレッシュなフィルタに入れ替わる仕組みになっており、常に集塵力が落ちることなくご使用いただけます。また中性能フィルタも搭載されているため、微粒子までしっかり捕集できるのも特長です。イオナイザーも内蔵されているため、空気清浄としてもお使いいただけます! 特長 ロールフィルタ自動巻き取り機能 差圧制御により、ロールフィルタの目詰まりを検知。 目詰まりしたら、自動で使用済みフィルタ部分を巻き取り、新しいフィルタ部分に入れ替わります 多層フィルタ構造 1次フィルタ(ロールフィルタ)と、2次フィルタ(中性能フィルタ)でホコリをしっかり捕集。 上部イオナイザーから清浄な空気が放出されます 簡単メンテナンス ロールフィルタ、中性能フィルタとも、工具不要で、交換できます 自動巻き取り機能の設定変更も可能 差圧計の設定を変更することで、ロールフィルタ巻き取りのタイミングが変更できます。 作業環境によって、最適な巻き取りタイミングを設定できます イオナイザー搭載 イオナイザーを搭載しているので、空気清浄、静電気除去はもちろん、除菌、防カビ、防ダニ、除臭などの効果があります

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