category introduction
FOODTOWNアドバイザーが徹底解説!
食品工場に特化したFOODTOWN自動化専属アドバイザーが独自の視点で各製造⼯程や商品種別について徹底解説︕
説明だけでなく、導入時の確認すべき事項や選定ポイント。導入後のトラブル事例や事前対策ポイントなど現場で役立つ情報を掲載しています。
モーターとは?
サーボモーターとは、指示通りに位置や速度、回転力(トルク)などを正確に実現する
サーボ機構に使用される産業用モーターです。
例えば、工場の生産ラインで稼働する産業用ロボットは高速で精密な動作を繰り返し行う必要があります。その産業用ロボットに内蔵されたモーターがサーボモーターです。
位置制御が可能な機器としてステッピングモーターがありますが、より正確な位置制御が必要な場合、必要トルクが大きい場合にはステッピングモーターよりサーボモーターの方が適しています。
一般的なモータよりも信頼性が高く、壊れにくい構造になっています。
サーボモーターの原理や種類、選定ポイントについて解説していきます。

-
サーボモーターの種類、原理、使用用途について
・サーボモーターの種類
・DCサーボモーター:直流で駆動します。制御するのが比較的容易で小型なのが特徴です。
・ACサーボモーター:交流で駆動します。高度な制御が必要になり構造自体も複雑ですが、小型化が進み現在ではACサーボモーターが主流です。
・サーボモーターの原理
サーボモーターは、モーター、コントローラー、ドライバー、エンコーダで構成されます。
コントローラーがプログラムに従ってドライバーに位置・速度・回転力の指示を出し、の通りにドライバーがモーターを動かします。
モーターの位置・速度・回転力をエンコーダが検出して、情報をドライバー経由でコントローラーに送り、位置・速度・回転力が指示通りかを確認します。誤差があればゼロに近づくように再びコントローラーからドライバーを経てモーターに対して指示が出されます。
・サーボモーターの用途
産業用ロボット、工作機械、包装機械、医療機器など幅広く利用されています。 -
サーボモーター選定ポイント、導入時の確認ポイントについて
・サーボモーターの選定は複雑でトルク計算などが必要であるため、知識の有る方に選定してもらうことを検討してください。
・メーカーのウェブサイトに用意されている選定プログラムを利用するのも1つの方法です。
-
サーボモーター導入後のトラブル事例と事前対策ポイントについて
トラブル事例
自動運転中に待機状態から何も動作せずに、そのままの位置で
突然サーボモータがオーバートラブルで動かなくなった。
(オーバートラブルとは移動範囲の限界位置を越えて動作すること)
原因①
リミットスイッチ入力の誤作動。
原因②
ソフトリミットの動作範囲オーバー。
※ソフトリミット:パラメータで動作範囲を設定し、位置決め始動時に動作範囲チェックを行い、動作範囲を超えているとサーボモータを停止させること
対策①
ストロークエンドの設定をする、動作範囲の両端にリミットスイッチを設ける。
対策②
パラメータで動作範囲を設定する(ソフトリミットを設ける) -
サーボモーター導入価格について
サーボモーターの導入の際には、ドライバとセットで購入します。
食品製造現場で使用されている機種、スペックとして多い価格帯は約10~20万円程度です。
部品機器の価格であるため、取付け設置を外部委託する場合には設置配線工事費用は別途費用が発生します。
FOODTOWNで
自社の課題をヒアリング
シートに入力して
解決しましょう!
商品種別「モーター」の製品やサービスを検索する!
-
山洋電気株式会社
サーボモータ
共通ツール│モーター -
山洋電気株式会社
5相ステッピングモータ「SANMOTION F5」
共通ツール│モーター -
株式会社ジャパンエコテック
洗えるステンレスモーター「SASUMO」
共通ツール│モーター