FOODTOWNアドバイザー配管・継ぎ手関連を徹底解説!

配管・継ぎ手関連とは?

配管・継ぎ手関連は食品製造に用いられる各種流体・冷却水・温水・廃液・空調排気など次の製造工程へ搬送したり、工場内全体に敷設する用途として使われています。また製造ラインだけでなく、工場内の食品加工機械には電源を接続するだけで動作する機械もありますが、多くは蒸気、水およびエアー源などを必要とします。
それも配管を通して供給されることとなり、その配管・継ぎ手の材質、形状も多岐に亘ります。

  • 配管・継ぎ手関連の種類、原理、使用用途について

    食品工場における配管・継ぎ手の材質はSUS材(ステンレス鋼)が多いです。
    ① 耐食性に優れている
    ② 鉄・鋼より強度が高い
    ③ 溶接加工ができる
    ④ 磁性を帯びない種類がある
    ⑤ 難削材であるなどが挙げられます。
    また食品・製薬工場では一般的な配管とは異なりサニタリー配管が採用されます。サニタリー配管とは
    コンタミや液溜まりによる腐食を避けるというメリットがあり、食品工場で使用されることが多いです。

  • 配管・継ぎ手関連 導入価格について

    配管・継ぎ手関連の導入価格は1個単価数千円の継ぎ手から1セット数十万の価格帯が多くなります。
    配管はサニタリー配管仕様やジャケット配管仕様である場合、配管の経路、長さ、取り回しによっては100万円を超える導入価格になる場合もあります。
    生産品種切替が頻繁に行われるような製造現場では配管を予備として購入しておくことによって、時間のかかる配管の洗浄を合理化している工場も多数あります。

  • 配管・継ぎ手関連の選定ポイント、導入時の確認ポイント

    工場内、製造現場全体へと張り巡らせるようなコンプレッサーからの圧縮エアを送るエアー配管やボイラー室から蒸気を送る蒸気配管などはほとんど自社で選定することはありません。自社で配管や継ぎ手を選定する場合として、充填機や混合機などの周辺配管をサニタリー配管へ変更する場合があります。

    その際の選定ポイントとしては
    ①洗浄しやすい形状であるか
    品種切替や生産終了後に配管を洗浄することも多いため複雑な形状であれば、切替前品種が残ったままで異品種混入やコンタミネーションの問題がでる可能性があります。

    ②脱着しやすい仕様であるか
    品種切替や清掃の際に脱着が容易な形状でなければトラブルのもとになる可能性があります。洗浄後に再度組付けを行う際に配管にズレなどがあれば輸送物の液漏れなど製品のロスに繋がります。

  • 配管・継ぎ手関連 導入後のトラブル事例と事前対策ポイント

    トラブル事例
    食品加工・調理工程で加熱殺菌を行うため、蒸気配管が通っているが蒸気が噴射し火傷の労災が発生した。

    原因①
    蒸気漏れ、水滴の滴下など初期不具合時に対応ができていなかったため、穴が大きくなり労災に至った。
    原因②
    包装機などの点検や不具合対応は行うようメンテナンス計画が組まれていたが、エアや蒸気の配管点検は行っていなかった。

    対策①
    初期不具合時の応急対応として補修用テープを巻くことなどで対応しておく。放置しないことを徹底する。
    対策②
    ユーティリティ設備やインフラ周りの点検も網羅して点検表を作成する。ユーティリティ設備が正常に
    稼働しなければ生産活動ができないためメンテナンス計画に組み込む。

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