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コンベア徹底解説!

コンベアとは?

コンベアとはモノを運搬する装置のことです。食品製造現場では様々な工程、用途でコンベアが使われていますが、そのほとんどはコンベア単体で使用して「ただ製品が乗って運ばれているだけ」という装置ではありません。
コンベアで製品を搬送しながらコンベア上で賞味期限印字の捺印を行ったり、賞味期限印字が正確に捺印できているか印字検査を行ったり、製品倉庫に搬送される途中で製品ごとに仕分けされたりなど、コンベア上では様々な工程が設けられています。
コンベアはシンプルな装置、設備が故にメンテナンスや管理が行き届いていない場合がありますが、充填機や包装機と同様、コンベアも生産設備としてメンテナンス計画に落とし込んで管理していかなければなりません。
ベルトコンベアは食品への異物混入のリスクがあります。
⇒重大なトラブルに繋がる危険性があることを十分に注意してください。白色のベルトだと、食品と異物を見分けるのが困難になり、食品と異物を見分けやすくするために、自然食品にはない青色のベルトを導入する企業様が増えています。
コンベアの種類、使用用途、トラブル事例について解説します。

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  • コンベアの種類、原理、使用用途について

    ・ベルト式コンベア
     コンベアフレームの両端にあるプーリー(ローラー)にコンベアベルトを貼り、その上に搬送物を載せて搬送するコンベアです。
     コンベアベルトの種類はゴム、樹脂、スチールベルトなどがあります。

    ・チェーン式コンベア
     エンドレスで動くチェーン上に直接搬送物を載せて運搬するコンベアです。パレットに製品が乗っている状態の重量物搬送や温度、密封性、カーブ、耐久性によってベルト式コンベアでは対応できない場合にチェーン式コンベアを使用するなどもあります。

  • コンベア価格について

    コンベア本体参考価格
    平ベルト式コンベア:ベルト幅200㎜×コンベア長さ1m 約15万円~20万円
    フリーローラコンベア:スチール製伸縮タイプ動力付き1.6m~4.0m 約60万円~80万円
    動力なしコロコンベア:アルミ製、スチール製 約5万円~15万円
    本体のみの参考価格で、設置工事費用(配線、アンカー打ち)が別途かかります。

  • コンベア選定ポイント、導入時の確認ポイントについて

    コンベア選定時には以下のポイントを確認して検討を進めていきます。
    1.搬送対象物の大きさ
     コンベア幅の選定に影響するため、搬送したいものの大きさ(縦、横、高さ)を整理します。
    2.搬送対象物の重さ
     動力付きのコンベアの場合、駆動モーター容量に影響するため、搬送したいものの重量を把握します。
    3.搬送対象物の形状、材質
     搬送したいものはバラもの状態を搬送したいのか、粘性があるものかなどの特性を整理します。
    4.搬送経路の長さ
     前後の設備や既設コンベアとのレイアウト、位置関係など選定に影響します。
    5.搬送経路の傾斜
     搬送経路に傾斜がある場合、コンベアから零れ落ちないよう桟(さん)付きコンベアにするなどの仕様に影響します。
    6.搬送ベルトの形状、材質
     ベルトコンベア、チェーンコンベア、タイミングベルトコンベアにするかコンベア形状を選定します。

  • コンベア導入後のトラブル事例と事前対策ポイントについて

    トラブル事例
    コンベアのローラーベアリングが破損してしまい、運転不可状態になった。
    該当コンベアの前で滞留が起きてしまうため、コンベア復旧までの間、製品ストック作業が発生した。

    原因①
    包装機や充填機などは保全計画を組み、計画的にメンテナンスを
    行っていたが搬送コンベアまで網羅できていなかった。
    原因②
    搬送コンベアまで管理対象としていなかったことで、
    予備部品も保有していないため復旧に時間がかかった。

    対策①
    搬送ライン、コンベアまでの全てを製造設備として保全計画に組み込んで管理対象とする。
    対策②
    搬送コンベアで使用しているモーター、ベアリング、ベルトなどは汎用品として共通予備部品として管理と検討する。

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ガイドレールコンポーネント

【特長】 ○ガイドレールとガイドレールブラケットで構成された汎用性の高いシステム →さまざまなサイズや形状の製品の搬送に対応可能 ○ガイドレール・コンポーネント →ほとんどのガイドレール・コンポーネントは、6つのコンベアプラットフォーム  (XS、XL、X85、XH、XK、XB)のどれでにでも使用可能 ○手動調節可能なガイドレール →製品ガイドシステムをすばやく簡単に調節できるシステム →1つの手動ハンドルを使用して、非常に短時間でコンベアのサイド・ガイドを  全長にわたって変更可能 ○自動幅調節 →自動調節式ガイド・システム(AGS)により、さまざまな製品サイズに  合わせて軌道幅を簡単に変更可能 →ライン全体の製品搬送の効率と安全性が向上 ○オンライン注文とエンジニアリング・ツール →3D CADブロックやコンベア・コンフィギュレーターなど、エンジニアリング工程を  簡素化するさまざまなツールをご用意 →コンポーネントとモジュールはオンラインでもご注文が可能 ●詳しくはお問い合わせ、もしくはカタログをご覧ください。

解決できる課題

  • 自動化

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SPCスパイラルコンベヤα

*従来の難題を解消、合理性に優れたスパイラルコンベヤ* ■安定したドラム回転 従来悩みの種であるオーバードライブ設定や、荷重・食材による摩擦係数の変化によるノッキングなどの心配がないドラムの回転と直結した動作を実現。 また樹脂ネットは衝撃や摩耗に強く、金属粉やネット摩耗からのピン立ちによる袋状搬送品の破袋など不良率の改善が可能です。 ■導入メリット ◯スパイラル形状で最大限の搬送距離と時間の確保が可能 スパイラル形状なので搬送時間と距離を最大限まで確保でき、殺菌・放冷・冷却・急速凍結との併用により省スペースと効率化を実現します。 ◯ダイレクトドライブ(ドラム直動)により整列乱れがほとんどありません ベルトが従来のフリクション(摩擦)による動作ではなく、ダイレクトドライブ(ドラム直動)式なので微細なノッキングも発生せず、入口から入った状態を維持して搬出が可能です。整列乱れはほとんど起きません。 ◯金属ベルトと比べとても簡単 樹脂ベルトはピン1本で連結ロックされているのでプライヤー1本で取り外しが可能です。ベルトの長さ調整や万が一のベルト面の損傷など、従来のようなTIG溶接などの技術は不要です。 ◯熱源から配管施工まで一貫施工が可能 多くの場合、冷凍機や蒸気などの熱源と併用される事が多くあります。弊社では各熱源の調達から設置、配管の施工、メンテナンスなどを一貫して実施するワンストップが可能です。 ■主な用途 [加工食品][食肉・水産][パン・製菓][その他] スパイラルコンベヤは、自動化された製造プロセスで非常に役立ち、ばらばらの材料や製造されたアイテムから完成したパッケージ製品まで、さまざまな固体アイテムまたは固液混合物を運ぶために使用できます。 スパイラルコンベヤを利用する業界には、上のものが含まれますが、これらに限定されません。 ■対応食品一例 ・パック入り惣菜(殺菌・放冷ツイン型) 処理量: 約850kg/h ・ピロー包装液状食品(散水冷却) 処理量: 約2000kg/h ・脱気包装惣菜(殺菌・冷却ツイン型) 処理量: 約2700kg/h

解決できる課題

  • 人手不足解決
  • 自動化
  • 省スペース
  • 生産効率改善

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TW

「スパイラルソリューション」 世界的にも有名なイタリア「テクノプール社」のスパイラルシステムをアジア圏で独占販売。なかでもスパイラルクーラーは、国内で100プラント、海外ではタイや台湾などのアジア圏で40プラントを超える施工実績を誇り、旧来型のスパイラルコンベアにも施工が可能です。主要資材を輸入し、当社で点検・再加工・日本製制御盤を取り付けたうえで納入しているため、メンテナンス性にも優れています。 このスパイラルシステムの応用範囲は通常の冷却ラインにとどまらず、プルファー、フリーザー、オーブンにも広がっています。基本的な駆動方式はそのままに、冷却、発酵、焼成、冷凍といった用途に合わせて各部の材質や使用部品、駆動機器等を選択しているため、ベストなパフォーマンスを発揮しお客様の新たな製品開発に貢献します。 テクノプール方式クーリングの7つの特長 1.コンベヤーの各段が機械的に連動されるため、確実な動きが可能 2.センタードラムのないシンプルな構造により、省スペースに設置できます 3.ベルト、フレームがシンプルで、メンテナンス性に優れています 4.安全面、衛生面においても従来のスパイラルを超える性能です 5.コンベヤーに流す製品に対応した各種ベルトを準備し、自由自在なレイアウトが可能です 6.ベルト洗浄機を標準装備、製品を流しながら洗浄する機種もご用意しています 7.耐震強化構造なども考えられています 搬送チェーンを外側から駆動する方式で、中央のドラムが無いためメンテナンス性・放冷性に優れます。

解決できる課題

  • 利益率改善
  • 品質向上
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