FOODTOWNアドバイザー食品用潤滑剤・グリースを徹底解説!

食品用潤滑剤・グリースとは?

食品用グリースとは、FDA(米国食品医薬品局)の規則(FDA Regulation 21 CFR 178.3570)に則った原材料を使用した食品機械用グリースの事です。
グリースとは、「液体潤滑剤(基油)と増ちょう剤からなる、半固体状または固体状の潤滑剤」と定義がされており、外力を与えない状態では、潤滑油のように流動することはなく静止していますが、撹拌したりして外力を与えると流動する性質を持っています。グリースの成分は、基本的には、基油(原料油)と増ちょう剤、添加剤の3つからなります。
昨今の「食の安全」に対する関心の高まりから、混入する可能性のあるモノにはより安全であることが求められております。食品機械用潤滑油もその一つで、万一商品に混入して食べられたとしても極力健康に影響を与えない潤滑油のニーズが高まりつつあります。
また国際規格であるFSSC22000の衛生管理手法である HACCP(Hazard Analysis and CriticalControl Point)でも、潤滑剤混入リスク対策として NSF(National Sanitation Foundation International)登録潤滑剤の使用が推奨されています。
NSF(National Sanitation Foundation International)
H1規格の潤滑油とは・・食品との偶発的接触が許諾される潤滑剤です。
NSF(National Sanitation Foundation International)
3H規格の潤滑油とは・・直接食品に接触する目的で使用できる
グレードです。
食用油脂(植物由来)と食品添加物から作られているので、食品が触れる箇所でご使用できます。

  • 食品用グリースの種類、原理、使用用途について

    食品用グリースの原料について

    ・グリースは、半固体状態の潤滑剤です。
    一般的にグリースは、高い荷重がかかる機械をはじめ、低い速度で回転する機械の潤滑に用いられ、軸受やベアリングに使用されたり、接触面が動くために潤滑剤の膜の付着を保つのが難しい。
    摺動面に使用されたりします。機器の容器であるケーシングに充填し、摩耗を減らす働きをします。グリースがケーシングからなくなってしまうと、機械に異常な熱が発生したり摩耗が起ったりするため、
    機械トラブルにつながってしまいます。

    ・グリースを構成する成分は、「増ちょう剤」や「基油」、「添加剤」です。
    基油である液体潤滑剤に、カルシウムやナトリウムといった増ちょう剤を均一に拡散させることによって、半固体状・固体状にしたものです。
    また、グリースを構成する「増ちょう剤」や「基油」によって種類が異なります。

    ・増ちょう剤とは、基油を半固体状態にするものです。増ちょう剤の種類は大きく分けて「金属石けん系」と「非石けん系」の2種類あります。増ちょう剤の配合量は、基油との親和性やグリースの
    硬さによって変わりますが、5~20質量%程度が一般的とされています。

    ・グリースの硬さを表す数値を「ちょう度」と言い、ちょう度範囲によりちょう度番号で分類されております。混和ちょう度範囲の値が小さいほどグリースは硬くなり、ちょう度番号は大きくなります。また、増ちょう剤の種類によって、耐水性や耐熱性、せん断安定性など、さまざまな性能が左右されます。

  • 食品用グリース価格について

    食品用グリースはチューブ入り1本からでも購入でき、1本あたり約600円~1000円程度で購入できます。
    1㎏入りや15㎏入り一斗缶などの大容量などの商品もあるため、自社の設備、使用環境に合わせて選定、購入を行います。

  • 食品用グリースの選定ポイント、導入時の確認ポイントについて

    食品用グリースの選定ポイント
    ・給油する機械や装置の仕様や生産能力(回転数)
     グリースは軸受けや摺動面に給油していきますが、仕様や生産能力によって選定するグリースは変わります。
     軸受けや摺動面が製品を流れる経路に隣接している場合や回転数が高速で軸受けが熱を持つためグリースが飛散する可能性がある場所には粘度が高いグリースを給油量を抑えて少量給油するようにします。

    ・機械装置の環境、使用温度
     食品製造現場では、焼く、煮る、揚げるという高温になる製造工程、冷凍食品などの仕分けを行う低温倉庫など様々な温度環境が存在します。製造現場それぞれに合わせてグリースのちょう度を選定しなければ給油してもグリースが機械内に循環せず、油切れを起こした状態になりかねません。

    食品用グリース給油時の確認ポイント
    ・給油後の油漏れを確認、ふき取り
     食品機械装置への給油実施後に必ず試運転を行い、給油した箇所から余分な油が染み出していないかを 確認しておくことが重要です。訂正量の給油の場合でも必ず試運転後、確認してください。(下記のトラブル事例参照)

  • 食品用グリース導入後のトラブル事例・事前対策ポイントについて

    トラブル事例
    食品製造機器へ給油を行い、生産を開始したが油が付着した製品が発見された。
    また生産ラインも製品に付着した油が転写され汚染された。

    原因①
    機器への給油を行った後に試運転などを行わずに生産を開始した。
    原因②
    生産開始前に給油した油が飛散し、製品に付着した。
    その飛散した油がコンベアなどの後工程にも転写された。

    対策①
    機器への給油を行った際は、必ず試運転を行い油の染み出しがないか確認する。
    対策②
    油の染み出しの有無を確認する際に、ウエスなどで一度給油箇所の拭き上げを行う。
    対策③
    製品に触れる可能性がある箇所には可能な限り3Hグレードのオイル、グリスを使用する。

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■真空用の潤滑、シール剤として素晴らしい特性を備えた商品群の中から使用用途に合わせてお使い下さい。 【アピエゾンL】 ●20℃での推定蒸氣圧が10-10から10-11torrの非常に低いグリースで超高真空装置の潤滑、シール削として最適です。約47℃で軟らかくなり、溶けますので10℃から30℃の温度範囲内でご使用下さい。また安定な低蒸気圧の無極性物質としてガス・液クロマトグラフィーのキャリアーとして使用できます。 【アピエゾンM】 ●推定蒸気圧が20℃で10-7から10-10torrのグリースで真空作業及び一般作業の良質潤滑として使用でき、価格もアピエゾンの中で最も安く、お求め易いグリースです。Lタイプと同じ10℃から30℃の温度範囲内で使用でき、ガス・液クロマトグラフィーの使用にも適しています。 【アピエゾンN】 ●推定蒸気が20℃で10-8から10-9torrのグリースでガラスコックやこれらの類似のジョイントの潤滑剤として最適です。10℃から30℃の温度範囲内でご使用下さい。 【アピエゾンT】 ●推定蒸気圧が20℃で10-9torrのグリースで0℃から120℃の広い温度範囲で使用でき、ガラスコックの潤滑や比較的融点の高いグリースを必要とする作業に適しています。 【アピエゾンH】 ●推定蒸気圧が20℃で10-9torrのグリースて250℃までの温度に耐えて溶けず、高温作業の潤滑シール剤として最適です。

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