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自動開袋・開梱システム徹底解説!

自動開袋・開梱システムとは?

自動開袋装置(粉体原料版)は紙袋やビニール袋から粉粒体などの内容物を取り出す際に異物混入や装置内への粉粒体の飛散を防ぎ、衛生を保つ装置が追加された開袋装置になります。
粉体原料は紙袋に封入されている場合がほとんどで、段ボールの開梱装置との仕様が大きく異なります。段ボールと紙袋の開梱方法だけでなく、開梱精度や異物化に対する懸念事項も異なるためそれぞれ分けて検討することが重要です。

  • 自動開袋装置(粉体原料版)の種類、原理、使用用途について

    紙袋に入った粉体を取り出す際に袋の外に付いた異物が粉体に混入したり、投入作業時の発塵の飛散による装置の故障、または環境汚染の可能性もあります。
    本装置はこのようなトラブルを解決するため、
    ① 装置内の密閉度を高めることで外部飛散を防ぐ 
    ② 開封した紙袋の上部からノズルを差し込み、粉体を吸引空気輸送するなどの機能が追加されています。
    開袋装置は袋から中身を取り出す装置ですが、一連の機器として、パレタイジングされた状態から1袋ずつ供給するデパレタイザー、内容物が粉粒体である場合が多いことから集塵機など、入荷工程以後を自動化する機器が多く存在します。

  • 自動開袋装置(粉体原料版)導入価格について

    自動開梱装置でロボットを使用しない専用機設計の装置で約2000~4000万円と幅広くなります。
    装置の設置可能なスペース、処理能力、前後工程との接続などを考慮して仕様を検討していく必要があります。
    上記価格は本体のみの参考価格で、装置運搬費用や設置工事費用は別途必要となります。

  • 自動開袋装置(粉体原料版)選定ポイント、導入時の確認ポイント

    内容物の種類によって開封方式を選定する必要があります。
    密閉性を重視するか、袋内の残留粉を最小限に抑え、飛散を抑えるのか、重視するポイントをしっかり捉える必要があります。

  • 自動開袋装置(粉体原料版)導入後のトラブル事例と事前対策ポイント

    トラブル事例
    粉体原料開梱部分のカット刃の切れが悪くなり、紙片が発生し異物混入している製品が発見された。

    原因①
    カット刃の交換頻度が決められていないため、紙片が発生し異物化するまで問題として顕在化しない仕組みになっている。
    原因②
    開梱装置後にメッシュフィルターなど異物除去装置の設置がないため生産ライン上を流れる製品で発見、目視検品作業者が発見できなければ市場流出しクレームの原因となってしまうライン構成になっている。

    対策①
    カット刃は定期的に研磨を行うなど事前対策とする。(切れ味を数値化などは難しいため)
    対策②
    粉体原料開梱装置の直後、粉体シフターなどにメッシュを設置し異物除去できる仕様とする。

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