FOODTOWNアドバイザー

ふるい装置徹底解説!

ふるい装置とは?

ふるい機(篩機)とは、一定の網目を有するふるいに粒体を入れて振動させることで、粒の大きさに応じて粒体を分別する装置です。
ふるい機を使用することにより、粒径の材料を規定範囲内ごとに選別して複数種類の製品を製造したり、異物除去ができるため、粒状製品の付加価値や品質の向上に役立ちます。 
主に、粒状・粉状・角状原料の分別に使用されますが、調味料やソースといった液状の分別にも使用される場合があります。

  • ふるい機の種類、原理、使用用途について

    ・ふるい機の原理
    ふるい機は、網状のふるいを振動させることによって網目の隙間よりも小さい粒径の材料のみを通過させます。
    ふるい上に滞留した粒体は装置外に排出され、通過した粒体は次のふるいに送られます。ふるいの個数は装置によって異なります。

    ・ふるい機の使用用途
    主に以下の3つの用途に使用されます。
    ・粗粒除去(スカルビング):規定範囲より粒径の大きい材料や異物の除去
    ・分級、整粒(サイジング):規定内の粒子径材料を得るための操作
    ・粉抜き(リファイニング):粒径の小さい微粉の除去
    原料が入荷した際の異物除去、混合・乾燥などの各種工程前後の整粒、梱包前の規格検査などで活用されます。

  • ふるい機価格について

    ふるい機価格については、ふるいの処理能力で大まかに価格が分かれています。
    振動ふるい機の製品投入箇所径
    400~500㎜サイズ 約140~160万円
    1000㎜サイズ  約200~220万円
    ジャイロシフター 約180~200万円
    本体のみの参考価格であり、導入には装置運搬費用、設置工事費用が別途必要です。

  • ふるい機の選定ポイント、導入時の確認ポイントについて

    選定ポイントについて
    ・ふるい機に投入製品の特性
     投入物の大きさや形状によってふるい機の投入ホッパー仕様に影響します。

    ・網目の大きさ、段数
     振動ふるい機の製品を通過させる網目の大きさにより仕様が変わります。
     網目の大きさのことをメッシュサイズと表現する場合もあります。
     メッシュサイズは数字が大きくなればより細かい網目ということになります。

    ・粉体原料の処理能力
     処理能力により、粉体投入部分の径が変わります。

    ・設置場所、設置スペース
     振動ふるい機であるため、1階以外に設置する場合、床面の振動が大きくなる場合があります。
     設置スペースの大きさと合わせて確認しておくことが必要です。

  • ふるい機導入後のトラブル事例と事前対策ポイントについて

    トラブル事例
    品種切替で分解清掃を行った後の組付けで、クランプ取り付け固定がズレており、振動ふるいで鉄粉が発生した。

    原因①
    分解清掃を行った後の組付けに不備があった。
    原因②
    清掃後の組付け完了後、試運転を行い異常がないか確認を行わずに生産を再開した。

    対策①
    分解後の組付けは習熟を持っている担当者で確実に行う。
    対策②
    組付け完了後、生産開始前には設備の組付け不備や試運転での接触確認を行う。

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  • 食品加工・製造
  • ふるい装置

ミクロシフター

▼粉粒体を空気の流れとスクリーンで選別する分級機 【ミクロシフターとは?】高精度分級のヒミツ 粉粒体を必要なサイズだけ選り分ける分級には、一般的に二種類の方法があります。 1.篩(ふるい)によるスクリーン式の選別、 2.風力分級(比重差を利用して風力で分ける)です。 風力分級機では混合率0%の分級を行うには無理があり、 又、振動式のふるいでは、目詰まり等により大量処理には無理があります。 この“ミクロシフター”は、粉粒体を空気の流れに乗せスクリーンを通過させるユニークな分級機です。 新開発のファン無しタイプ(NF型)では、比重選別機構を内蔵し、より高精度の分級を実現しました。 【特長】従来の分級機で困ったものでも! 1.高精度な分級 パス品(微粉)にオン品(粗粉)の混入0%、PPM単位の微粉を除去 2.微粉処理も出来る 振動篩の様に目詰まりは発生しません、風力分級機よりシャープな分級 3.悪性状の粉体処理が出来る 帯電性、凝集性、付着性等のある粉体も分級可能 4.スクリーン交換はワンタッチ スクリーンはドアで押さえる構造で、交換は工具無しでワンタッチ 5.静音、クリーンに稼働 オリジナル設計で振動、騒音、粉塵の発生を抑えました 6.サニタリー構造も用意 内部洗浄が簡単、多品種少量、高純度、菌対策にも対応可能! 【分級構造と仕組みについて】 ミクロシフターは… 1.原料は定量フィーダーにより分散室①に供給 2.スクリーン②の後より吸引、スクリーン目より細い粉のみが通過 3.粗粉は分散室下部の粗粉排出用ロータリーバルブ⑤から排出 ・スクリーン②の後方より回転するエアーブラシ③から吐出するエアーで連続洗浄 ・エアー洗浄によりスクリーンの目詰まりを防止し、連続運転可能 ・高精度を求めるにはスクリーン前でうまく分散させるかが1番のポイント ・槇野産業のミクロシフターでは2次エアー取入れ口④からの風量と エアーブラシの回転数の調整で簡単に最適の条件が設定できる様に工夫致しました ・また、分散室の前面は透明アクリル製(特殊条件を除く)にし、 分散状態を肉眼で確認しながらの条件設定が可能です。 【納入用途例】工業原料から食品など他業種に納入 セラミックス、炭酸カルシウム、トナー、カーボン、ガラスビーズ、フェライト、PVCパウダー粉体塗料、テフロン粉末、フェノール樹脂、 マスタード、コショウ、脱脂大豆、米糠、澱粉粉、フィッシュミール等化学品、鉱産物、窯業原料、コークス粉末、 木粉、おが粉、魚粉、金属粉、医薬品、化粧品、食品、飼料

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  • 食品加工・製造
  • ふるい装置

バスケット式湿式造粒機 RG-C125

本機は水分を含んだ粉末をバスケット内に投入し、バスケットに多数もうけられた穴より強制的に通過させ顆粒を生産します。比較的固い顆粒の生産に適しており、一定形状の製品が得られます。また、RG-C200、RG-C300、RG-C450には製品輸送円板を取付け、製品を自動的に取り出すことができます。 ・GMP対応に伴う完全水洗対策機で清掃ならびに取り扱いが容易です。 ・造粒部と駆動部が完全に分離しているため、水洗時の汚水:顆粒等が内部に進入する心配はありません。 ・水洗による水分接触部は防錆材料使用により発錆を防止しています。製品接触部の材質は、全てステンレスを使用しています。 ・駆動部はシンプルなスパーギア駆動を採用していますので、力強い駆動伝達と耐久性を生み出し、機械振動も抑えることができます。 ・顆粒回収円は回転式になっていますので、生産された製品を自動的に製品シュートへ送り込むことができます。また、自動回収円板部の外周は二重カバー構造になっていますので、外部への製品発散を防止しています。 ・羽根メタル部は原料侵入に対し、特殊なシール設計をしていますので、水洗が可能です。 ・押え羽根、押出羽根は、菊水のオリジナル設計が施されていますので、高能率な製品の生産ができます。 ・バスケットには有孔部を上下に設けていますので、一面が破損しても速やかに上下を交換し使用することができます。 形式:RG-C125 主動モーター出力(kW):0.4 変速方式:無段変速式 羽根回転数(r.p.m):20-60 羽根形状:押え羽根 三枚  押出羽根 四枚 バスケット内径(mm):φ127 バスケット孔径(mm):φ0.5-5.0 機械寸法(WxDxHmm):450x450x900 機械重量(kg):160

解決できる課題

  • 人手不足解決
  • 品質向上
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