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FOODTOWNアドバイザーが徹底解説!
食品工場に特化したFOODTOWN自動化専属アドバイザーが独自の視点で各製造⼯程や商品種別について徹底解説︕
説明だけでなく、導入時の確認すべき事項や選定ポイント。導入後のトラブル事例や事前対策ポイントなど現場で役立つ情報を掲載しています。
パン粉付け装置とは?
パン粉付け装置とは、食品にパン粉を付ける工程で使用される装置のことです。
別名で粉付け機やブレッダー、衣付け機などと表記される場合もあります。大量生産向きのものや少量多品種向きのものがあります。冷凍食品や総菜、コンビニなどの弁当を製造しているラインでフライヤーの前工程として主に使用される装置です。
衣付け作業を手作業で行う場合、作業を担当する人によって衣をつける量がばらつくなどの問題が発生しますが、自動化することで省人化だけでなく生産の安定化にも効果が期待できます。パン粉付け装置の種類、選定ポイント、トラブル事例について解説します。

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パン粉付け装置の種類、原理、使用用途について
・粉付け機
バッター液漬けされた食材にパン粉を付ける機械です。
唐揚げや竜田揚げ等のたっぷり粉を付ける機械や、粉を霧状にして、その内部を通過させることによりうっすら粉付けする機械。
様々な種類の粉を使用できる機械、集塵機が不要な機械等があります。
・衣付け機
バッターリング(バッター液漬け)などのパン粉付けの前工程を行う機械です。
上下ネットで挟み込んでバッターに漬ける方式の機械が一般的です。
速度調節が可能な機械や、挟み込みむ強さを調節出来る機械、粉付けまで行う機械もあります。 -
パン粉付け装置選定ポイント、導入時の確認ポイント
・対象製品へのパン粉の付き具合
パン粉をつけたい対象物とパン粉付け装置の仕様の相性を確認しておくことが必要です。
製品特性によってはパン粉の付き具合が自動化前と変わり、製品の出来栄えに影響することも
あります。事前のテスト段階で確認しておくことが重要です。
・装置の設置可能有効スペースを確認して機器選定を行う
自動化を行う際、自動化前は作業人員のみ入るスペース=小スペースで作業を行っていた場所に
装置を組み込むことになるためスペースの確認は必ず必要です。
装置が入るスペースのみでなく、装置周辺に人の通る通路幅程度余裕があるかを確認しておか
なければ装置導入後の動線が悪くなるなどの不具合に繋がります。
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パン粉付け機導入後のトラブル事例、事前対策ポイント
トラブル事例
生産終了後の清掃作業が不十分で、前回生産で使用しているパン粉残渣が残っている、虫の生息温床になっている。
原因①
生産終了後の清掃手順が明確化されていないため、作業者によって清掃レベルに差がある。
清掃後の確認ポイントも基準が決められていない。
原因②
パン粉付け機の部品脱着に手間がかかる仕様であるため生産終了ごとの清掃を行っていない。
対策①
清掃手順、清掃後のチェックポイントを手順書に定め、チェック表を導入するなど人によるバラツキが出にくい仕組みを整備する。
対策②
装置の部品脱着については機器選定の段階で清掃がしやすいものを選定する。 -
パン粉付け機導入価格について
パン粉付け機の本体参考価格については約500~2000万円程度が多くなります。
全自動、半自動、対応可能なパン粉の目の粗さ、搬送方法などにより仕様が異なり合わせて価格が変わります。
対象製品の出来栄えを基準にテストを重ねて仕様を決定していくことが重要です。
上記価格は本体のみの参考価格で、装置搬送費用や設置工事費用などは別途必要となります。

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