category introduction
FOODTOWNアドバイザーが徹底解説!
食品工場に特化したFOODTOWN自動化専属アドバイザーが独自の視点で各製造⼯程や商品種別について徹底解説︕
説明だけでなく、導入時の確認すべき事項や選定ポイント。導入後のトラブル事例や事前対策ポイントなど現場で役立つ情報を掲載しています。
商品種別「エクストルーダー」のおすすめのメーカー製品を検索する!
エクストルーダーとは?
エクストルーダーとは、粉体状またはペースト状の原料を混錬し、高温の状態で加熱、装置内のスクリューで加圧し、押し出すことによって成型、加工する多機能の食品加工機器のことをいいます。
押し出して成型するというところから(EXTRUDE:押し出して成形する)という名前が付けられています。
エクストルーダーはもともと、プラスチック製品などの工業製品を生産する為に開発された装置ですが、原料を押し出して成型する仕組みを食品の加工分野でも活かして現在では様々な食品がこの装置で製造されています。
エクストルーダーの種類、選定ポイント、トラブル事例について解説します。

-
エクストルーダーの種類、原理、使用用途について
エクストルーダーには大きく分けて2種類のタイプがあります。
押出工程だけを行う1軸式、同一装置内で材料の混合工程から押し出し工程を連続的に行えるような仕様になっている2軸式があります。
また、装置の設計にもよりますが一時間に1トンから25トンの原材料を処理することができるサイズもあります。
エクストルーダー装置内部では摩擦と圧力(10~20気圧)によって加熱調理が進みます。
このとき、デンプンの糊化(元々結晶構造 をとっているデンプン分子の隙間に水分子が入り込み構造が緩むこと)で起こる現象を利用します。
使用用途:ドライタイプのペットフード、スナック菓子、麺類、シリアル食品等。
-
エクストルーダーの選定ポイント、導入時の確認ポイントについて
エクストルーダーを導入する際の選定ポイントは、一軸式か二軸式か、処理する量(生産量)、価格です。
エクストルーダー装置内で製品を混合、搬送を行うスクリューの構造や形状、圧縮比は機種選定する際に確認すべきポイントです。
各工程ごとに確認するポイントがあるため下記を参考に選定を進めます。
製品原料投入工程:ホッパー形状、スクリュー
溶融工程:混錬シリンダー、シリンダー
駆動動力:モーター、ギヤ、減速機
加熱装置:加熱帯をヒーターで温度調節する
冷却工程:水槽
-
エクストルーダーのトラブル事例と事前対策ポイントについて
トラブル事例
エクストルーダーへの製品原料投入口、ホッパー部へ異物を落下、混入させてしまった。
混入させた異物はエクストルーダー装置内通過、出口で回収しようと考えそのまま稼働させた。
原因①
エクストルーダーの原料投入作業に従事する作業者への教育が不十分。(現場持ち込み物、異物化リスク)
原因②
ホッパー内へ落下混入させてしまった際の対応が悪い。
異物が搬送経路を通過することにより、スクリューや搬送経路に傷が入り、異物の二次発生源に繋がる。
対策①
現場入室方法、現場への持ち込み物の教育を行う。
対策②
ホッパー内へ異物等落下させた場合は、装置は動作させずそのままの状態で異物除去する。 -
エクストルーダー価格について
エクストルーダー本体のみの参考価格について
生産能力 15㎏ 約2000万円 40㎏ 約3000万円 250㎏ 約5000万円
価格変動のオプション要素として、生産物を切断するカッター、混合工程の温調器、製品出口の口金などをオーダーしていくことにより上記+アルファとなってきます。
本体のみの価格であり、設置工事費用などは含んでいない為、導入の際は別途かかります。

ヒアリングシート
3つのメリットと特徴
-
MERIT 1
- 自動化すべき工程が
明確になる! - 相談は3分で登録完了。自動化したい工程と製造条件を選択するだけ!
- 自動化すべき工程が
-
MERIT 2
- 相談するだけで最適な
メーカー紹介に繋がる! - 750社、7,000を超える商品から最適な情報を紹介!
- 相談するだけで最適な
-
MERIT 3
- 補助金や助成金の
情報紹介も可能! - 自動化するために活用できる全国の補助金情報も紹介!
- 補助金や助成金の