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脱水装置徹底解説!

脱水装置とは?

脱水機とは、原体洗浄を行った原料やカットした後に殺菌、冷却を行った原料の水分を飛ばすことに用いられる装置です。
原料に含まれる余分な水分を飛ばすことによって、後工程での混合や最終製品になった際の食感や見栄えなどをよくするために脱水を行います。
主にはレタス、白菜、ほうれん草、人参、大根、キャベツ、ネギ等の水切りに使用されます。

洗濯機の脱水機能と同じ原理を用いて、原料をカゴに投入している状態でカゴを高速回転させることによって生まれる遠心力を用いて脱水していきます。原料の水分をコントロールすることは食品製造において大変重要な要素であるため、脱水機は食品工場だけでなく幅広い食品製造現場で採用されています。
脱水機の種類、原理、選定ポイントについて解説します。

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  • 脱水機の種類、原理、使用用途について

    脱水機の種類と原理について
    一般的によく採用される脱水機は、遠心分離方式を採用しています。
    遠心分離とは、原料を投入している入れ物を高速回転さえることによって発生する遠心力を利用して比重差のある物質を分離することです。比重差があれば自然沈降でも分離しますが、回転させ遠心力を加えて遠心沈降させることで、短時間で分離が可能になります。
    脱水の方法として、原料を圧延して脱水する方法もありますが、原料の形状、弾力、質感が大きく変わってしまうデメリットが大きいため遠心分離方式の方が一般的です。水分をより多く除去したい場合選択肢としてありますが、その場合乾燥機の選択を検討してみることも有効です。

    脱水機の使用用途について
    脱水機の用途によって高速脱水機、低速脱水機、変速脱水機の3種類の脱水機があります。
     高速脱水機:完全脱水を目的とした製品です。餃子あん用のキャベツ、みじん切り野菜に適しています
     低速脱水機:水切り機。カット野菜・解凍後の食材の水切りに適しています
     変則脱水機:食材に合わせて自在に速度調整が可能。最適な脱水状態を選択できます

    洗浄・脱水ラインに適した大量処理が可能なタイプ、バッチ式処理が可能なタイプもあります。

  • 脱水機価格について

    一般的に広く採用されている遠心分離方式の脱水機で処理能力別に3種類記載します。
    処理能力約12~15㎏ 価格約70~90万円、
    処理能力約20~25㎏ 価格約80~100万円
    処理能力約25~35㎏ 価格約90~120万円となります。
    原料投入用カゴのステンレス仕様へ変更、脱水速度の変速仕様などオプションを加えることで価格は変わります。
    本体のみの参考価格であり、装置運搬費用、設置工事費用は別途費用がかかります。

  • 脱水機の選定ポイント、導入時の確認ポイントについて

    脱水機の選定ポイントについて
    ・処理能力
    脱水機の前後工程の能力によって求められる脱水能力は変わります。脱水度合を何パーセントに設定するかによっても処理能力は大きく影響されるため、仕様検討の際に求める処理能力を決めておくことが必要です。 

    ・脱水を行う食材、原料(品目、種類)
    脱水する品目は当然仕様検討時の必要情報となりますが、カット済みの原料の場合、脱水することによって形状の崩れや破損してしまう可能性があります。同じ品目の脱水でも、脱水する状態がどのような状態であるかは重要な項目になりますので確認が必要です。

    ・脱水に用いるザルカゴの材質、サイズは問題ないか
    遠心分離方式の脱水機では脱水する原料をザルカゴに入れて脱水機にセットした状態で回転させます。原料を投入するザルカゴが樹脂製のモノでは破損しやすいため、ステンレス仕様のザルカゴを選定します。ザルカゴのサイズも処理能力に合わせて選定する必要があり、大きいものを選択すると原料を少量投入した場合、カゴ内での遊びが多く原料の破損に繋がります。材質、サイズも適切なものを選定する必要があります。

    ・サニタリー性
    複数の原料を脱水する可能性がある場合には、異品種混入やコンタミネーションのリスクもありますので分解洗浄を行いやすい仕様であることが必要です。1種類の原料しか脱水をしない場合でも装置の洗浄は必要になります。

  • 脱水機導入後のトラブル事例、事前対策ポイントについて

    トラブル事例
    脱水機運転ボタンで駆動モーターは起動するがカゴをセットしているドラムが回転しない、異音がする。

    原因①
    駆動モーターの動力を伝えるベルトがスリップしているか切れていて動力が伝わっていない。
    原因②
    異音がする場合はドラムの回転軸部分のベアリングで油切れを起こし負荷がかかっている。

    対策①
    モーター動力伝達ベルトのテンション(張り具合)が適正か確認する、切れている場合は交換を行う。
    対策②
    ドラム回転軸部分に給油する、既に異音が発生している場合にはベアリング交換を行う。

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  • 食品加工・製造
  • 脱水装置

自動昇降ブロワーシンク TDS-BSA-2

自動昇降ブロワーシンク TDS-BSA-2 [その他取扱製品] 少量多種類の殺菌・すすぎを行うためのブロワーシンクです。 ザルカゴ上下運動時の水流と泡により浸漬水を撹拌し、ザルカゴ内の食材全体に殺菌水・冷水が行きわたるよう工夫されています。 ザルカゴを置きフタを閉めたら運転スイッチを押すだけ。 設定時間終了後上部位置に戻って停止します。 【主な用途】  カット野菜(キャベツ千切り・つま等) コロコン昇降シンク TDS-KL [その他取扱製品] 製品の入った重たいザルカゴがボタン一つで上昇し、すすぎ槽・脱水機等への投入位置に移動。 作業者の負担を大きく軽減し、ザルカゴの移動が楽々に! 【用途】 ■スライサーカット後 → 殺菌・すすぎ槽 ■スライサーカット後 → 脱水機 ■すすぎ槽 → 脱水機 ■脱水機 → 計量 【仕様】 形式 TDS-BSA-2 外形寸法 W1710 × D900 × H1615㎜ 電気 3相 200V 400W(2槽タイプ) 容量 66リットル / 86リットル / 各槽につき ※別途エアーコンプレッサーが必要です。 形式 TDK-KL 外形寸法 W1210 × D950 × H1205㎜(本体のみ) 電気 3相 200V(単相100Vも可能)

解決できる課題

  • 経費削減
  • 人手不足解決
  • 品質向上
  • コスト削減
  • 歩留まり改善
  • 自動化

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ドライdu:

POINT.1 低振動設計 重厚なベースフレーム構造とトータルバランスを計算した防振パットの配置により安定した低振動をアンカーレスで実現しました。振動センサー追従型減速制御の装備追加でさらに安心安全を確保いたします。 POINT.2 高除水率を追求 ザル篭ホルダーを開放型のリング形状にした他、胴部ケーシングをゆとりのあるホッパー形状にすることで、「エル・フォース」開発の原点となった”吸い出し効果”を踏襲し、低振動構造による安定した遠心分離との合わせ技で、除水効果を高めました! POINT.3 作業者の安全を守る【ツーハンドボタン】 篭をガイドレールに挿入した後の自動運転開始スイッチは手指などの挟まれ事故を防止する為にツーハンドボタン式を採用しました。篭の降下中に作業者が手を離せない様に対策しており、途中で手を離すと一時停止後上昇させますので篭が完全に降りきるまで手を離すことができません。そして自動運転中は蓋が完全にエアーロックされた状態となりますので、作動中に誤って蓋を開けることもできません。従来型手動式の蓋を開け閉めする作業も不要となり、作業効率も上がります。 POINT.4 サニタリー性の追求 胴部ケーシングを取り付けた状態でも上側からシャワーリングがしやすいなめらかな曲線のホッパー形状にしています。簡単に2分割、取り外しができるケーシングも運転中はエアーによる自動蓋ロック機能を利用し、止金具(ファスナー)等を必要としない据置き設計にしました。外蓋等についても内面側に折り返しの無い板金構造とし二次汚染対策を徹底しました。 POINT.5 専用投入コロコン台付き 投入時また取出し時にザル篭を一旦預けることができる専用コロコン台も付属しました。フレーム一体型・可動式で、片手でも簡単に動かせますので、清掃時には本体ケーシングも取り外して洗浄することが出来ます。 POINT.6 大型ザル篭対応(T#55対応型・金属探知樹脂製推奨) 大ザル対応型となり投入可能量も増大。(弊社従来型よりも容積比約1.2倍) 洗浄機側のバッチ量によっては、従来機での2篭分を1篭で処理可能になる場合があります。 (GRZワイド型7N/8Nを使用し、排出ホッパーを2口で#30ザルで2ヶ受けしている場合など。)

解決できる課題

  • 人手不足解決
  • 自動化
  • 省スペース
  • 菌対策
  • 腰痛対策

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  • 脱水装置

TS式ドラム型絞り脱水機

上ロール(ゴム被覆)と、当社独自のループ式ウェッジワイヤーをドラム状にした下ロールで構成されています。 加圧はバネ方式を取っています。脱水された水分はウェッジワイヤーのスリットを通過し、被処理物への戻り水もほとんど有りません。ウルトラTNスクリーンと組み合わせ、一次処理後に脱水機に投入することで脱水効率を高めることが可能です。 次工程の乾燥、焼却の燃料費低減に継がります。 【TS式ドラム型絞り脱水機の特徴】 下ロールにウェッジワイヤーを組み込んだことにより、脱水効果は絶大です。 ロール前投入ホッパーの底板にウェッジワイヤーを組み込んでおり、予備脱水することで脱水効果を高めます。加圧力の調整が手軽にでき、加圧力が大きい程安定した脱水効果が得られる構造です。 【主な用途】 ・紙パルプ工場の濃縮・脱水 ・繊維工場の濃縮・脱水 ・農水産物加工工場の濃縮・脱水 テスト機を準備し、貸し出しも行なっております。・排水処理の余剰汚泥の濃縮・脱水 ・畜産、水産業汚泥の濃縮・脱水 ・食品残渣の濃縮・脱水 テスト機を準備し、貸し出しも行なっております。お問い合わせください。

解決できる課題

  • 品質向上
  • 自動化
  • 生産効率改善

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