FOODTOWNアドバイザー

フライヤー徹底解説!

フライヤーとは?

フライヤーとは、食品を高温の油の中で加熱する装置です。
油の対流熱によって熱が伝わります。 食品に油の香味を加える 材料が高温の油の中で熱せられると、水分が減少し代わりに油を吸収します。 高温のため、材料に適当な焦げ味が付き風味を増します。食品工場でフライヤーを用いた製品としてはコロッケ、から揚げ、てんぷらなどの惣菜食品で多く使われています。

一方、ノンフライヤーとは、熱風を上から下へ高速に対流循環させて食材全体を一気に加熱し、油を使わずに本来食品に含有される水分や油分を利用して歯ごたえのよい揚げ物を作ることができる調理装置をいいます。
フライヤーの種類や導入ポイント、トラブル事例を解説します。

  • フライヤーの種類、原理、使用用途について

    フライヤーの動力源には、ガスと電機の2種類に大別できます。
    ※その他に蒸気式やハイブリッド式も開発されています

    ・ガス式
    火力が強く、大容量であることが特徴です。適温まで素早く温度が上昇し熱効率も高いため、揚げ物を短時間で調理できます。注文が殺到する時間帯でもお客様を待たせずに商品を提供できます。一般的に耐久性にも優れています。

    ・電気式
    火を使わないため安全性に優れています。温度管理が簡単で温度が上がりすぎれば自動的に止まるよう加熱防止装置が働くため作業者の熟練度を要求しません。排熱が少なく、厨房内の温度上昇も抑えることができます。油が酸化しにくいという特徴もあり、日常的に使用する油にかかるコスト高騰を抑えることができます。

    また設置タイプには、据え置き型と卓上型があります。
    ・据え置き型
    卓上型に比べて容量が大きいものが多く、揚げ物の調理頻度が多い場合やメニューが多い場合に適しています。卓上型に比べて油交換が楽にできるところもメリットです。

    ・卓上タイプ
    省スペースで作業台の上にも設置できるため、メニュー計画に応じて設置や移動が容易です。メニュー数や注文数が限られている場合では十分な機能を備えています。

    食品工場で大量生産を要する場合には、大型のバッチ式や連続式フライヤーが各種販売されています。
    ・バッチ式
    毎回違う温度や時間の設定が容易で、多品種の処理に適しています。

    ・連続式
    同じ温度で同じ時間に維持されているため、一つの製品を大量に処理する場合に向いています。
    その他油槽内の搬送方式や油の入れ替え方式によっても広いバリエーションの製品が開発されています。

  • フライヤー価格について

    フライヤーの価格は処理能力によって油槽容量、長さが変わります。
    仮定として、製品から揚げ、処理能力投入量100㎏とした場合、約800万円~1000万円程度です。
    但し、フライヤーのみで装置としては使えない為、濾過装置、タンク、投入コンベアなど周辺付帯機器も入れると約1500万円~1600万円程度となります。

  • フライヤーの選定ポイント、導入時の確認ポイントについて

    フライヤーの選定ポイントについて
    ・揚げる商品のサイズと量
    揚げる製品のサイズ、大きさ、重量によって装置のサイズも変わります。製品、食材によって内部まで熱が通る時間も様々であるため、対象製品を決めることから始めます。 

    ・処理能力(供給量)はどれだけあれば十分か
    製品によって揚げ調理が終わるまでの時間が異なるため、処理能力も変わります。上記同様に上げる製品と処理能力で装置の大枠が決まるため、重要な要素となります。

    ・油槽容量
    油槽容量によって一回の投入量が変わることになるため処理能力にも関わってきます。 

    ・揚げカス除去作業の頻度、油の入れ替え時期
    フライヤーとは別で周辺装置としてろ過機があります。油をろ過しながら生産に使うことにより、油の劣化抑制、油かす発生の抑制にもつながるためフライヤーの導入の際には合わせて検討します。

  • フライヤー導入後のトラブル事例、事前対策ポイントについて

    トラブル事例
    フライ工程で夏場の作業で50度を超す作業環境になり、作業従事者で体調不良者が散見された。

    原因①
    フライヤーのある工程で部屋全体が熱されるライン構成、レイアウトになっている。
    原因②
    生産数量や生産時間から休憩時間の取得がばらついていた。

    対策①
    フライヤーやオーブンなどの暑熱工程がある場合は部屋のレイアウトを細かく分けて局所的に抑える。
    対策②
    作業環境の整備は従業員の体調や安全を守るうえで最優先事項とする。

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  • 食品加工・製造
  • フライヤー

ガス卓上式 TF・XFシリーズ

■ガス卓上式 [高効率型] コンパクトサイズで設置場所に自由度がある卓上型 ◯マッチ点火方式 TF-012 ・油槽の深い所と浅い所に区分したシンク形状で浅い場所での揚げの整形、深い場所でのチキンの揚げアメリカンドッグなどができます。 ・温度の復帰の早さが業界No.1 ・ガス切替が容易なユニバーサルバーナーを使用。 ◯圧電着火方式 XF-046J ・油面を広くとり、カゴによる一括揚げ作業に適しています。 ・省スペースで大量調理が可能です。 ・温度の復帰の早さが業界No.1 ・ガス切替が容易なユニバーサルバーナーを使用。 ◯マイコン制御方式 XF-037D、XF-047D ・デジタルサーモにより、1℃単位の温度設定が可能です。 ・特殊小判パイプにより、油の対流がよりスムーズ。 ・加熱面積が多いため高効率。 ・温度の復帰の早さが業界No.1 ・ガス切替が容易なユニバーサルバーナーを使用。 【特長】 サミーのフライヤーは全て遠赤外線を使用、理想的な調理が可能です。 ◯遠赤外線調理の効果 遠赤外線調理、それは「味」と「熱」の最も理想的な関係です ・これだけ違う、遠赤外線使用の調理法 ・調理比較(加熱比較テスト) ・加熱エネルギーの節約と熱処理時間の短縮 ◯遠赤外線を生かしたフライヤー サミー独自の遠赤外線仕切板(サンプレート)を採用。 通常の10~12%低温でカリッとおいしく上がり、油の劣化・酸化を抑えます。 ・オペレーションと安全面も徹底考慮 ・7つの標準装備・オプション

解決できる課題

  • 品質向上
  • 自動化
  • 省スペース
  • 生産効率改善

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遠赤自動フライヤー・ガス式・電気式 AFPシリーズ[豆腐用]

■遠赤自動フライヤー・ガス式・電気式 [豆腐用] 高効率、耐久性、生産力アップでコスト削減! 【特長】 サミーのフライヤーは全て遠赤外線を使用、理想的な調理が可能です。 ◯高効率、耐久性、生産力アップでコスト削減! ー高効率なブラストバーナーの採用で、驚異の熱効率70%を達成!ー 1分間に7℃以上の温度上昇、立ち上がり時間は25〜30分でOK。有効活用される熱エネルギーが従来の約2倍と高いためにすばやく熱供給されます。投入時の温度降下が少なく、復元時間が早いので、いつもカラッと揚がります。温度制御はPID制御により効率よくバーナーを燃焼。 ーガス代替エネで機械が買えるー 熱効率35%のフライヤーを1日8時間仕様している場合、新型フライヤー納入後、1ヶ月のガス代は18万円→9万円(エコモード)実質1ヶ月9万円の省エネとなります。1年間では約108万円お得!(LPGガス@1kg=100円として計算、AFP-040MGの実績) ー張り込み油量、油の劣化を抑えるー 張り込み油量を最小限に抑える構造のため、新油回転率が高く、油の節約にもつながります。燃焼ユニットの局部過熱を抑える工夫で、従来より20〜30%油を長持ちさせます。 ー生産能力アップー [バランスネット式・潜行タイプ] 生産能力(AFP-040MGの場合) ・1時間当たりの処理量 豆腐 1564丁 ・サイズ 90 × 90 × 32mm ・フライ時間 3分30秒 5列×125ピッチ投入した場合の推定値です。 ◯充実した安全装置 【ラインナップ】 ◯手動昇降式(ハネ上げ) ・小型リターン式 AFP-015M バスケットリターン式で狭いスペースでも一人で投入、取り出しができます。 ・中型タイプ AFP-030MG 小型リターン式よりも生産能力が高く、省スペース・省エネルギー。 ◯自動昇降式 ・大型タイプ AFP-040MG 従来よりもランニングコストが半減。温度ドロップが少なく、大量生産向け。 ・大型タイプ AFP-050MG 自動疑固成形機より直接フライヤーに投入される自動投入タイプ。 【オプション】 ◯循環ろ過装置 揚げ品質と油の持ちを向上。揚げる量、生産時間によって各種取り揃えております。 ◯油煙回収装置 フライヤーの上部カバーに特殊フィルターを入れることで油煙を取ることができます。交換作業も簡単。フードをなくすことでダクト内火災や熱気を防ぎ、作業環境を改善します。 ※フィルターは週に一回程度洗浄してください。 (汚れ具合によって洗浄の頻度を調整して下さい)

解決できる課題

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