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自動皮剥き装置徹底解説!

自動皮剥き装置とは?

自働剥き機とは、主に根菜(イモ類、ニンジン、大根等)や果物、魚類などの皮を自動で取り除く装置です。
省スペースで使用できる小型のものから、特に根菜類においては大量処理が可能な連続式まで、ラインナップが用意されています。

これまでの自動剥き機では、食材の食感を損ねたり、ピーラーの刃で食材の可食部を大きく削ってしまうなどの問題を抱えていました。その問題を解決するために、現在はピーラーの刃を排除した仕様の自動剥き機も開発されています。
改良された自動剥き機では可食部を削りすぎずに皮を剝くことが可能になることで歩留まり率の向上にも繋がります。

歩留まり率の向上は廃棄物の量も大幅に減少させることができるためたくさんの副次的効果も見込むことができます。自動剥き機の種類、選定ポイント、トラブル事例について解説します。

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  • 自動剥き機の種類、原理、使用用途について

    自動剥き機の種類について
    自動剥き機には、連続式の場合、スチームピーラー方式とドラムピーラー方式の大きく分けて2つのタイプがあります。

    ・スチームピーラー
    高温蒸気により野菜皮を剥離させる方式で、一度に大量に処理を行う場合には威力を発揮する仕様です。
    但し、高温蒸気を使用するため、蒸気の熱で食材が硬化してしまい食感を損なうというデメリットもあります。

    ・ドラムピーラー方式
    ドラム内面にヤ スリ刃を設け、ドラムを回転させながら皮を剥く方式(※)
    水を使用せず(乾式)皮むき作業が可能な製品もあります。
    ※現在では刃をなくしたタイプのドラムピーラーも開発されています。

    また、果物の皮むきに対応した製品もあります。グレープフルーツやレモン等の皮の硬い果物だけでなく、オレンジやキウイ、桃、トマトといった皮の柔らかいものでも使用可能な製品があります。

  • 自動剥き機価格について

    自動剥き機は加工する食材原料の種類や加工処理能力、手動自動によって価格は決まっていきます。
    果物をシングルで自動で剝いていく仕様の場合は約50~100万円となります。
    一度に処理をトリプルで行っていく仕様になると約250~350万円程度になります。
    さらにインライン式で原料を自動投入、皮むきを行うような仕様になると約600~1000万円を超える価格となります。
    省人化や省力化の効果を見ながら仕様検討を進めていくことが重要です。
    上記は本体のみの参考価格で、装置運搬費用、装置設置費用は別途かかります。

  • 自動剥き機の選定ポイント、導入時の確認ポイントについて

    自動剥き機の選定ポイントについて

    ・加工したい原料、食材に対応しているか
    自動剥き機は原料の種類によって専用機となる場合が多いため、加工したい原料に合わせて仕様やサイズを選定する必要があります。加工する原料や食材の特性、加工する目的を明確にして機種選定を進めていくことが重要です。

    ・処理能力はどれくらいあればよいか
    自動剥き機での加工の場合の多くは一次加工である場合が多くなります。皮むきを行った後の二次加工工程でどんな内容でどらくらいのスピードで作業を行っているかによって、自動剥き機での皮むき工程必要能力も算定することができます。必要能力は前後工程の生産能力を考慮して検討を進めていくことが必要になります。

    ・加工対応サイズは適応しているか
    自動剥き機で加工するものは農産物であることがほとんどであり、一つ一つのサイズバラツキがあります。サイズのバラツキに適応できる仕様になっているか機種選定時に確認しておく必要があります。

    ・サニタリー性
    生の状態の食材を加工するため加工作業終了後の掃除が重要な工程となります。作業終了後に適切に清掃ができていなければ、原料残りから菌の腐食源、虫の発生源になることもあります。装置の仕様検討、選定の際には掃除の簡便性も考慮すべき項目のひとつです。

  • 自動剥き機導入後のトラブル事例、事前対策ポイントについて

    トラブル事例
    自動剝き機での作業を行う際に、食材原料のロット番号が変わった。
    ロット番号が変わった後も変わらず作業を続けていたが、生産終了間際になって原料が足らないことに気づき、生産計画より減産となってしまった。

    原因①
    食材のロット番号が変わったことで歩留まり率が下がっていたにも関わらず、作業を継続してしまった。
    原因②
    生産工程の中で原料のバッチ切り替え時やロット番号変更時に歩留まり率などを確認できるチェック機能を入れていなかった。

    対策①
    原料や材料のロット番号やシリアル番号など新旧の番号、切替わり時間などを情報として残しておく仕組みを入れる。
    対策②
    自動剥き機で加工する原料は野菜や果実などの農産物である場合が多く、
    歩留まりがロットによって大きく変わる可能性があることを前提に作業者への連絡体制やチェック機能を工程内に設けるようにする。

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  • 自動皮剥き装置

乾式自動皮むき装置 DRYMATIC DP-mini

コンパクトなサイズで設置スペースを選ばず、キャスター付きで移動も簡単です。 ▼安全:誰にでもシンプルに簡単にすぐ使える  防水仕様で本体の水洗いも可能。  安全リミットスイッチや安全装置を採用 ▼美味しい:皮むき作業に使う水は”ゼロ”  これまで水野仕様によって失われていた素材本来の  野菜の栄養、美味しさを大切にします。 ▼エコロジー:製品の歩留りとごみの削減  スピードコントローラーを内蔵し、シンプルな操作で少しずつ  薄くキレイに剥き上げます。他本種の混載の皮むきも可能です。 DP-miniのメリット手むき作業との違い(じゃがいもの場合) 1.自動供給機付き連続仕様 (動画がご覧頂けます) 安全性:誰にでもシンプルに簡単にすぐ使える 防水仕様で本体の水洗いも可能 乾式ドラムピーラ―方式で皮むき作業に使う水はゼロ 2.処理量 男爵M玉の場合1時間に120kg以上の処理能力を発揮 手むき作業は数量・時間が増えるほど効率が下がりますがDP-miniは変わりません 3.処理時間 120kgのじゃがいもの皮むき作業が1時間で完了(男爵M玉の場合) 手むき作業と比較して3分の1以下の時間で皮むきができます 4.処理コスト 時間計算でコストは手むき作業の約3分の1以下に抑えられます 乾式ドラムピーラーだから皮むき作業に使う水は“ゼロ” 水を使用するタイプとは違い皮むき作業には水を使用しません。 皮むき作業時に大量に発生する汚水・排水をゼロにすることで、 環境にやさしく皮むき作業を行えます。 汚水処理にかかる設備コスト、ランニングコストを大幅に削減できます。 大型機と同じく乾式ドラムピーラー方式を採用。 じゃがいもなどの原料を躍らせて、表面を薄く剥いていきます。 コンパクトタイプのDP-miniでも、従来の大型機から定評のある 『躍らせて剥く』をそのままに力を発揮します。 手むきに近い仕上がり じゃがいもの表面の皮を少しずつ薄く剥くことにより じゃがいも本来のうま味を残したまま皮を剥きあげます。 少しずつ薄く剥くことにより表面にツヤを出し、手剥きに近い仕上がりになります。 また、表面の剥き方を自由に調節できるので、歩留まり良く剥きあげることもできます。 同時にゴミの削減になります。 一台で多品種の根菜の皮剥き作業が可能 じゃがいもに限らず、さつまいも、にんじんなどの根菜類や 従来は難しかった里芋の皮むきもできます。 また、じゃがいもひとつ取っても、品種、産地、サイズ、時期など千差万別です。 DP-miniは剥く対象に合わせて剥き方や歩留まりの調節など細かな設定が可能です。 どんな原料もお客様の希望通りに仕上げることができます。 シンプルな操作性&視認性 プログラムタイマーを内蔵し、剥き時間を簡単に設定できます。 本体上部の原料投入扉は中を目視確認できる強化アクリル投入扉を採用。 剥きあがりの様子を確認できるので手動による剥き方、歩留まり補助も可能となりました。 皮むき作業終了後はヘラを使用し、そのまま本体外部に排出できます。 清掃性の大幅な向上 ゴミ抜きが簡単な「ダストフランジ」採用 本体は防水加工により丸ごと水洗いが出来ます。 ドラムのゴミ抜きを工夫して清掃性も良く、シンプルで耐久性のある構造となっています。 さらに、ドラムは工具を使用せずに簡単に取り外し・交換が可能です。 オプションの器具洗浄機などとあわせてご使用いただくことにより、 簡単且つ衛生的、効率的な清掃も可能となります。 安全性 本体はカドを少なく、ビス・ネジの数を最小限に止め、 ネジの頭などは極力機械外部に出さない仕様です。 強化アクリル投入扉の安全リミットスイッチは、誤作動を防ぐ安全構造を採用。

解決できる課題

  • 人手不足解決
  • 歩留まり改善
  • 省スペース
  • 生産効率改善

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  • 自動皮剥き装置

ブラッシャー

弊社のOBブラッシャーは食品工場における稼働効率の向上を高いコストパフォーマンスで可能としています。 スティームピーラーとの併用で生産ラインの効率化と自動化を更に促進できます。ピーラーによって剥離した皮の除去が難しい製品に対しては、弊社の高速ブラッシャーを推奨します。 使用するブラシの種類や寸法は対象製品に応じて選択が可能で、お客様のニーズに合ったピーリング/皮剥きライン設備の自動化を促進します。 弊社はブラッシャーは従来のドライピール・セパレーターDPSに代わり、歩留率に対して許容範囲が広い製品向けにスムーズなライン自動化を最優先に考えた新機種です。 ブラッシャーは世界のピーリング/皮剥き業界で安全性が高いブラシ素材・技術を使用しており、剥離した皮を効率よく除去することが可能です。又、対象製品の表面に発生したり、付着した不良部の除去にも効果的です。 本機の設計は機械構造や、さまざまな製品に適応できる柔軟性、機械自体の信頼性、低メンテナンス頻度を優先にした従来の設計発想とは異なる新機種です。 ■本機概要 本機導入のメリット 機械耐性が高いブラッシング・システム 独自の小ブラシピッチ設計 大きな歩留低下に歯止めをかけ、製品ごとに異なるピーリング/皮剥きニーズに対応可能な柔スペックチョイス 定量処理を可能とした可変リテンションタイム 2タイプ / ドライ or ウェットの除去方法を選択可能です。 対象製品に応じてブラシ速度を最適化できる可変速ブラシを搭載。 ピールスキャナー / 自動フィードバックシステム

解決できる課題

  • 人手不足解決
  • 品質向上
  • 自動化
  • 生産効率改善
  • 異物対策

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  • 自動皮剥き装置

マンゴーの自動皮むき機 KA-730M 大助

●大きな果物/野菜専用皮むき機 ・マンゴー、メロンの皮むきが可能  マンゴー、ハネデューメロン、マスクメロン、の皮むきが可能です。 ・高い歩留まり性能  ピーラー方式の皮むきで、高い歩留まりを実現。コストダウンに大きく寄与します。 ・様々な形の材料にも対応  特許取得技術により、多少形が変形した材料でも、綺麗にむくことが可能です。むく厚さを調整することで、皮表面だけをむくこともでき、使用用途に合わせた皮むきを実現します。 ・なめらかな表面、少ないドリップ  むいた表面の美しさには、特に自信があります。表面がなめらかなため鮮度を長く保つことができ、変色や果汁のドリップも予防します。 ・お手入れ簡単  本体丸ごと水洗い可能で、日々のお手入れも簡単です。 ・ニーズに合わせて3タイプをご用意 パイナップル、グレープフルーツ、マンゴー、メロンなど様々な果物に対応した“KA-750PM”、パイナップルに特化した“KA-720P”、マンゴー又はグレープフルーツに特化した“KA-730M”の3タイプをご用意。作業内容とご予算に合わせてお選びいただけます。

解決できる課題

  • 利益率改善
  • 経費削減
  • 人手不足解決
  • SDGS対策
  • 品質向上
  • コスト削減

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ECO スチームピーラー

弊社のスティームピーラーはOdenberg社の時代から35年以上、国内外を含めた世界のユーザー様に御愛顧いただいております。その中でもEcoシリーズは欧米や欧州などの食品先進国で使われている最新機種です。 本機には「エコ」表示が認定されており、蒸気使用量の大幅な削減と、収量の増大を実現しています。 Eco技術を採用したスティームピーラーは従来の固定量蒸気供給から進化した制御型蒸気供給システムを搭載しています。 本システムによって、生産ラインの省エネ化を進めることが可能です。 Ecoピーラーには弊社独自の圧力窯(特許取得済み)を使用します。 この圧力窯には革新的な混合機能が搭載され、皮剥き対象製品の表面から驚く速さで熱量を伝達します。 新しい圧力窯には独自の平行開閉式ドアが装備されています。 これらの新設計技術は皮剥き工程の管理を改善し、スティーム時間自体の短縮を可能としました。 本機は上記の新技術採用に合わせ、完全に新規のシーケンスを組み込み、以前からご定評いただいておりました皮剥き工程による歩留率の向上性を更に高めました。 スティームピーリング/スティーム式皮剥きは野菜業界においても、最も効率良く、かつ経済的に皮を剥離させることが手段だと世界のマーケットで認識されています。 弊社のスチームピーラーは、他には無い独自のアイデアによって、より短時間な、より効果的なピーリング/皮剥きプロセスをお届けしています。 時間処理が1,000kg~50,000kgのライン設備において、本機は1%以上の歩留率改善と、省エネ化の促進を世界のお客様へご提供しています。 サツマイモ、レッドビート、セルリアク、スウェーデンカブ、ピーマン、チリペッパー、ベビーキャロットなどの皮剥き対象製品にも対応しています。 ■本機特徴 新しい圧力窯はよりコンパクトですが、投入バッチ·サイズはこれまでと同じです。 新しい平行開閉ドア 新規制御ソフトウェア 蒸気供給用制御ソフトウェア 新設計の圧力トランスミッター 新デザインのリフターサイズ コンパクトかつ、質実剛健な圧力窯設計 診断システム ■本機導入のメリット 省エネ化の促進 収量の増大 低頻度のメンテナンス 診断機能の拡張化

解決できる課題

  • 人手不足解決
  • 品質向上
  • 自動化
  • 生産効率改善
  • 異物対策

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