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FOODTOWNアドバイザーが徹底解説!
食品工場に特化したFOODTOWN自動化専属アドバイザーが独自の視点で各製造⼯程や商品種別について徹底解説︕
説明だけでなく、導入時の確認すべき事項や選定ポイント。導入後のトラブル事例や事前対策ポイントなど現場で役立つ情報を掲載しています。
麺類製造装置とは?
麺類製造装置とは、麺類を製造する際に使用される一連の機器のことを指しています。
麺類の一般的な製造工程として「原料の溶解」→「原料混合、ミキシング」→「複合、熟成」→「圧延、ローリング」→「切り出し」→「茹で」→「水洗、冷却」→「包装」といった流れで製造されます。
スーパーマーケット惣菜、コンビニ惣菜、カップラーメン、冷凍食品などで販売されている麺類の製造で採用されている装置です。

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麺類製造装置の種類、原理、使用用途について
投入された材料を混ぜて、生地を練り、引き延ばし切断する機械です。
麺類製造の特徴的な装置を解説します。
圧延ロール機
前工程の混合機によって混合された生地を板状(麺帯)にしたものを上下2段ロールの間を通していくことで
麵帯を圧延していく装置です。2段ロールを厚みに応じて複数段階通過させてくことにより1本1本麵状に
カットする前工程に位置する装置です。
うどん麵、中華麺、玉子麺など製造する麺の種類、特徴によって圧延するロールの設定も異なります。
切り出し機
前工程の圧延ロール機によって圧延された麺帯生地を1本1本の麺に切り出していく装置です。
製造する面の太さ、長さ、特徴によって切刃の種類が異なります。
切り出した麺線をゴム弁に通してストレート麺からちぢれ麺を製造することもオプション的に可能です。
手動式のものと自動式のものがあり、麺づくり一連の作業を一台の機械でこなす機械などもあります。
また、ワンタン皮・餃子皮・うどん・そば・ラーメン等の製造も可能な機械や、縮み麺の製造が可能な
機械、製造スピードに特化した機械等多種多様な機械があります。
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麺類製造装置選定ポイント、導入時の確認ポイント
生産量や使用頻度、求める仕上がりに合ったものを選定すると良いでしょう。
仕上がりの違いが完成品に表れるので慎重に選ぶ必要があります。
卓上サイズのものから大量生産向けの大型機もあります。設置スペースも配慮して選定しましょう。
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麺類製造装置導入後のトラブル事例、事前対策ポイント
トラブル事例
麺の切り出し機で以前と比較して麺の太さがばらつくようになり、生地のロス率が増加した。
原因①
切り出し機の切れ刃部分が徐々に摩耗して、偏摩耗により麺の太さにばらつきが出るようになった。
原因②
切り出し機切れ刃部ロールの使用許容範囲、交換頻度が設定されていないため不具合が顕在化した。
対策①
麺の重量や太さなど生産管理の一環として日々の生産活動でデータを取る仕組みを作る。
対策②
切れ刃部ロールの交換頻度を設定し、製品出来栄えへの影響ができる前に交換を行う。 -
麺類製造装置の導入価格について
麺を製造する工程ごとに切り分けて、各装置毎に見積を取得することになります。
各機器の処理能力やオプションにもよりますが単体ごとの機器では約500~2000万円程度が多くなります。
既存設備との連結を行う場合は、既存と新規導入設備との境界部分が非常に問題になることが多いため
事前にお互いの情報を取り合うことが最重要課題となります。
上記価格は本体のみの参考価格で、装置搬送費用や設置工事費用は別途必要となります。

ヒアリングシート
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